【視障協だより】令和4年(2022年)4月20日第203号 1/3

2022.04.19


【視障協だより】
令和4年(2022年)4月20日
第203号

発行責任者 中神 誠
編集責任者 仲前 暢之
公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
〒732-0052 
広島市東区光町二丁目1-5
広島市心身障害者福祉センター4階
TEL 082-264-4966
FAX 082-567-4977
Eメール:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp

目次


巻頭言・・・・・・5ページ
お知らせ・・・・・・7ページ
 可部料理教室……7ページ
 マラソン部……9ページ
4月のレシピから……10ページ
用具「耳より」コーナー・・・・・12ページ
ちょっと、ひとこと・・・・・・16ページ
事務局より・・・・・・18ページ

巻頭言


 (会長 中神 誠)
3月27日(日)に理事会を開催し、令和4年度の事業計画と予算について審議し、承認されました。昨年度は、コロナでほとんどの行事ができずイライラしましたが、令和4年度はスムーズにいくように願いたいものです。
 3月30日(水)に「障害を理由とする差別の解消に向けた広島市シンポジウム」が、広島市総合福祉センターで行われ、パネリストとして私も参加しました。
佐藤久夫(日本社会事業大学)名誉教授による『障害者差別解消法の改正をふまえた「合理的配慮の提供」…全国の事例を通して考える』という基調講演の後、『合理的配慮の現状と法改正により描く未来』というテーマで、横藤田誠(広島大学)教授をコーディネーターとして、4人(佐藤久夫氏、岡田幹子氏、小川優子氏、私)のパネリストで、パネルディスカッションをしました。
「合理的配慮」が民間事業者にも義務化されました。だからといって、それで良いかというとそうではないと思います。障害がある方は、一人ひとりの障害種別によって、また障害の程度によって、合理的配慮のニーズが違ってくると思います。
当会としては、個々人のニーズ等をまとめて、各方面に要望していきたいと思います。会員の皆さんも気づいたことがあれば、事務局にご連絡ください。
新年度を迎え、社会福祉法人化へ向けて、説明会を開き会員の皆さんのご意見をお聞きして、計画を進めていきたいと思います。

【お知らせ】



可部料理教室


 (担当 辻村登美子)
皆さんこんにちは、女性部の辻村です。
まん延防止対策集中期間の解除と相まって春の陽気と花だよりに誘われて心浮き立たせておいでと思います。
昨年5月から料理教室(可部公民館)が始まりましたが、コロナ禍での外出自粛により、1回目が11月25日となり参加者は5名で開催しました。
旬の季節野菜をふんだんに取り入れた献立を楽しんでいます。和気あいあいで調理をしながら、次は何ができるのかと楽しみになります。
我が家では、学習した料理のうち、旬の野菜の蒸し野菜、餃子、いなり寿司など食卓を何度かにぎわせてくれました。
まだ会食ができませんが、早く出来上がった料理をいただきながら反省や講評しながら料理の腕をあげ、親睦を図りたいところです。
ぜひ、一緒に学んでみませんか。楽しいですよ・・・
(参加は男女を問いません)
開催日:奇数月の第4木曜日10時から13時まで
材料費:1回一人当たり800円以内(レシピ3品分)
問い合わせ・申し込み:事務局へ
*ガイドヘルパーには教室内でレシピの確認や、調理機材の保管場所の案内などサポートをしてもらっています。
 ガイドヘルパーさんもご一緒にお越しください。
4月からは予定通り学ぶことができますように願っています。

マラソン部


  (部長 浦上由美子)
みなさん、こんにちは。
視障協マラソン部(部員6名)は、毎月第4日曜日10時から12時(夏期は9時から11時)迄、宇品の「みなと公園」で広島ランパの皆さんと一緒に練習をしています。
走ることが大好きな皆さんは、伴走者の方と伴走ロープ(きずな)でつながり、「今日は何周しようかな」と自分に合った距離で練習しています。
これからマラソンを「はじめようと思っている方」「健康維持のためジョギングをと思っている方」広島ランパの皆さんと風を感じながら走りませんか。
私は、平和マラソンに出たくってマラソンを始めました。
これからの時期、マラソンには持ってこいの季節です。
共に、汗を流し、走りましょう。 
問い合わせ・申込先:事務局
2022.04.19 14:16 |

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2022.04.19

4月のレシピから


【桜もち関東風(焼き桜)】
材料(8個分)
白玉粉 15g
(生地)
  水 4分の3カップ
小麦粉(薄力粉) 60g 
  砂糖 15g
  食紅 少々
黒こしあん 240g
桜の葉の塩漬け 8枚
サラダ油 少量

作り方
① 生地をつくる。
ボウルに白玉粉を入れて分量の水を少しずつ加えながら混ぜ、さらに小麦粉、砂糖を加えてダマにならない様に混ぜる。
② 生地にラップをかぶせ、冷蔵庫で30~40分ねかせる。他の材料の下処理をする。
③ 桜の葉の塩漬けは薄い塩水につけて塩抜きしておく。
④ 黒こしあんは8等分し、俵形に丸めておく。
⑤ 生地に着色をする。水少量で溶いた食紅を生地に混ぜ、薄いピンク色に着色する。
⑥ 生地を焼く。フライパンにサラダ油を薄く塗り、生地の8分の1量を小判型に流し、焼き色をつけないように注意して焼く。裏も同様にサッと焼く。
⑦ 仕上げる。
先に焼いた方を外側にして、あんを巻き、水けをふきとった桜の葉で包む。

【担当からの一言】
昨年の12月号から掲載をしていますが、参考になっておりますか?
皆様の声に答えた、レシピにしたいのでご意見や感想を事務局までお寄せ願います。

用具「耳より」コーナー


☆シグナルエイド・エコーカードを持って街へ出かけよう!
シグナルエイドとエコーカードは、白い箱の押ボタンがある歩行者用信号機で使用できる「歩行時間延長信号機用小型送信機」です。
送信ボタンが白い箱の押ボタンの代わりになり、送信ボタンを押すと青信号の時間が長くなります。また、建物入口などの音声案内用の送信機としても使用できます。
2機種の基本情報と操作方法、給付制度利用についてご紹介します。

(1)シグナルエイドについて


赤い樹脂製の縦長の本体に黒いボタンとスイッチとダイヤルがひとつずつあります。重さ70g、アルカリ単4電池2本使用。
縦長の本体の上端部にある送信ボタンを押すと、青信号の時間延長や音声案内装置を作動させる電波が送信されます。
本体の右側面にあるスイッチを上に動かすと、事前情報提供エリア受信機能がオンになり、音声案内装置があるエリアに入ると本体から音が鳴ります。エリア内で送信ボタンを押すと、音声案内が流れます。
右側面のスイッチの下には、操作音の音量調節ダイヤルがあります。

(2)エコーカードについて


白い樹脂製の縦長の本体に黄緑色の保護カバーが装着され、グレーのボタンが2つあります。重さ50g、リチウムコイン電池CR2032使用。
縦長の本体表面に丸いボタンが2つあります。2つのボタンはどちらを押しても青信号時間を延長する電波を送信します。
2つのボタンのうち右側のボタンを押すと、「エコーチャイム自動送信」オンになり、エコーチャイムが設置された場所に近づくと自動で音声案内が流れます。左側のボタンを押すと自動送信オフになります。

(3)給付制度の利用について


「歩行時間延長信号機用小型送信機」は日常生活用具給付対象品です。価格は2機種とも12,000円、視覚障害1級・2級の方は、原則1割負担1,200円で給付を受けることができます。お気軽にご相談ください。

お待たせしました!! プレクストークPTR3生産再開です!


プレクストークPTR3が2月下旬に生産再開しました。デイジー図書で聴く読書を楽しみましょう。興味のある方はお問い合わせください。
※次回は、デイジー図書とプレクストークをご紹介します。
お楽しみに。
2022.04.19 14:14 |

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2022.04.19


☆白杖紹介 自分に合った石突きを4種類から選ぼう『アドバンテージ』


英語で「有益な、役立つ」といった意味があるアドバンテージ。単独歩行用で一番使われているといわれているくらい、使っている人が多い白杖です。
ブラックカーボンで折れにくく、軽金属製の杖のように曲がることがないのが特徴です。
重さは116㎝スタンダードタイプで、225g、折りたたみ時のサイズは28.5㎝です。111㎝までは4段折り、116㎝からは5段折りで、価格は7,800円(別途送料等かかります)
 石突きはスタンダード、ローラーチップ、パームチップ、ティアドロップチップと4種類からご自身の歩くルートやスタイルに合わせて選べます。
最近、杖ががたついてきたなぁと感じてきた皆様、ぜひこの機会に「役立つ白杖アドバンテージ」を検討されてはいかがでしょうか。
次回の白杖コーナーは「シンプルイズベスト?」お楽しみに。

ちょっと、ひと言】


 (福祉環境部長 高松 豊)
皆様こんにちは。福祉環境部の高松です。
ずいぶん暖かくなってきましたが、新型コロナウイルス感染の終息が見通せず、なかなか外に出にくい日々が続いています。
このコロナ禍で、いろんなお店でセルフレジや、キャッシュレス決済の導入が急速に進み、日常の買い物において、我々視覚障害者が困ってしまう場面も増えてきたように感じます。
その反面私が視障協に入会させていただいたころに比べて、街中の音響信号機が増えてきて、安全に歩ける場所が少しずつ広がってきているように感じます。
それからいろんな研修会や各種会議などがオンラインで開催されるなど、パソコンやスマホを使う機会が増えました。
2013年に成立した障害者差別解消法が、昨年春に改正され、これまでは努力義務であった民間事業者の合理的配慮提供が義務化されました。 これに伴い、広島市の障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例も、民間事業者の合理的配慮提供を義務化するように変更していただく必要があります。
会員の皆様の日常生活でのあらゆる場面の困りごとなどありましたら教えていただきたいと考えています。 せっかく根拠となる差別解消法や条例があるのですから、それをしっかりと生かし、障害の有無にかかわらずだれもが安心して暮らせる広島市を皆さんとともに目指していきましょう。
そして、視覚障害者にとって様々な便利なアプリやサービスが次々開発されています。今一度スマホやパソコンなどの基本的な使い方を各々が学習し、デジタル化の恩恵が受けられるように頑張っていきましょう。

【事務局より】


☆今月の会員の動き(3月)
【入会者】 なし
【退会者】 なし
現在の会員数239名(正会員231名 賛助会員8名)
*他にスポーツ活動、年に1回、街点検を行い視覚障害者の住み良い環境づくりの活動も行っています。詳しくは事務局まで

☆編集後記


 (編集長:仲前 暢之)
大型連休が待ち遠しいこの頃ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
先日、普通の乾電池と充電式乾電池を混ぜてしまって区別がつかなくなってしまったので、スマホの「Be My Eyes」というアプリをはじめて使ってみました。
このアプリは、ビデオ通話を通して、目の見えるボランティアが視覚的支援を提供してくれるものです。(AppStore、Google Playから無料でダウンロードできます。)
アプリをひらいて初期設定後は、「応答可能なボランティアに接続」のボタンを実行するだけで、サポート可能な人につながり、観てもらいたいものをカメラにかざして教えてもらうことができます。このアプリで、私も乾電池の区別が無事に出来ました。ちょこっと目を借りたいときに便利なアプリだと思います。
皆様、楽しいゴールデンウィークを過ごされますように。
2022.04.19 14:12 |

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