☆白杖紹介 自分に合った石突きを4種類から選ぼう『アドバンテージ』


英語で「有益な、役立つ」といった意味があるアドバンテージ。単独歩行用で一番使われているといわれているくらい、使っている人が多い白杖です。
ブラックカーボンで折れにくく、軽金属製の杖のように曲がることがないのが特徴です。
重さは116㎝スタンダードタイプで、225g、折りたたみ時のサイズは28.5㎝です。111㎝までは4段折り、116㎝からは5段折りで、価格は7,800円(別途送料等かかります)
 石突きはスタンダード、ローラーチップ、パームチップ、ティアドロップチップと4種類からご自身の歩くルートやスタイルに合わせて選べます。
最近、杖ががたついてきたなぁと感じてきた皆様、ぜひこの機会に「役立つ白杖アドバンテージ」を検討されてはいかがでしょうか。
次回の白杖コーナーは「シンプルイズベスト?」お楽しみに。

ちょっと、ひと言】


 (福祉環境部長 高松 豊)
皆様こんにちは。福祉環境部の高松です。
ずいぶん暖かくなってきましたが、新型コロナウイルス感染の終息が見通せず、なかなか外に出にくい日々が続いています。
このコロナ禍で、いろんなお店でセルフレジや、キャッシュレス決済の導入が急速に進み、日常の買い物において、我々視覚障害者が困ってしまう場面も増えてきたように感じます。
その反面私が視障協に入会させていただいたころに比べて、街中の音響信号機が増えてきて、安全に歩ける場所が少しずつ広がってきているように感じます。
それからいろんな研修会や各種会議などがオンラインで開催されるなど、パソコンやスマホを使う機会が増えました。
2013年に成立した障害者差別解消法が、昨年春に改正され、これまでは努力義務であった民間事業者の合理的配慮提供が義務化されました。 これに伴い、広島市の障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例も、民間事業者の合理的配慮提供を義務化するように変更していただく必要があります。
会員の皆様の日常生活でのあらゆる場面の困りごとなどありましたら教えていただきたいと考えています。 せっかく根拠となる差別解消法や条例があるのですから、それをしっかりと生かし、障害の有無にかかわらずだれもが安心して暮らせる広島市を皆さんとともに目指していきましょう。
そして、視覚障害者にとって様々な便利なアプリやサービスが次々開発されています。今一度スマホやパソコンなどの基本的な使い方を各々が学習し、デジタル化の恩恵が受けられるように頑張っていきましょう。

【事務局より】


☆今月の会員の動き(3月)
【入会者】 なし
【退会者】 なし
現在の会員数239名(正会員231名 賛助会員8名)
*他にスポーツ活動、年に1回、街点検を行い視覚障害者の住み良い環境づくりの活動も行っています。詳しくは事務局まで

☆編集後記


 (編集長:仲前 暢之)
大型連休が待ち遠しいこの頃ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
先日、普通の乾電池と充電式乾電池を混ぜてしまって区別がつかなくなってしまったので、スマホの「Be My Eyes」というアプリをはじめて使ってみました。
このアプリは、ビデオ通話を通して、目の見えるボランティアが視覚的支援を提供してくれるものです。(AppStore、Google Playから無料でダウンロードできます。)
アプリをひらいて初期設定後は、「応答可能なボランティアに接続」のボタンを実行するだけで、サポート可能な人につながり、観てもらいたいものをカメラにかざして教えてもらうことができます。このアプリで、私も乾電池の区別が無事に出来ました。ちょこっと目を借りたいときに便利なアプリだと思います。
皆様、楽しいゴールデンウィークを過ごされますように。