視障協だより 令和元年(2019年)10月20日 第173号
2019.10.23
【視障協だより】
令和元年(2019年)10月20日
第173号
発行責任者 寺中 久美子
公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
〒732-0052
広島市東区光町二丁目1-5
広島市心身障害者福祉センター4階
TEL 082-264-4966
FAX 082-567-4977
Eメール:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp
【目次】
巻頭言 ……3ページ
事務局より……5ページ
(1)事務局のお休み 令和元年11月…5ページ
(2)役員名簿の修正について(お詫び)…5ページ
お知らせ ……6ページ
青年部より、社会見学「神楽門前湯治村見学」のご案内…6ページ
女性部より、第2回研修会について…7ページ
体育部より、
(1)会員親睦ふれあいグラウンドソフトボール大会…8ページ
(2)感覚訓練について…9ページ
広島国際映画祭より、バリアフリー上映ご招待…10ページ
報告事項 ……11ページ
女性部より、第65回全国盲女性研修大会について…11ページ
青年部より、第1回目講演会について…14ページ
*今月の会員異動はありません
【巻頭言】(会長 寺中 久美子)
キンモクセイの香りが漂う頃となりましたが皆さまいかがお過ごしですか。
9月7~8日島根県民会館(松江市殿町)で行われた第68回日本盲人会連合中国ブロック(島根県大会)に会員介助者を含め21名で参加しました。
初日は、五つの分科会に分かれ、それぞれ提出議題を審議し、全体会議で承認しました。その後、日盲連竹下会長の講演では中央情勢の報告がありました。
「全体会議で審議したことへの竹下会長のコメント」
1 国民に三療の免許の有無をわかっていただくための無免許対策の運動をしているが免許保有証(携帯カード)の取得手続きをしている人が少ないこと。
2.養護老人ホームの措置制度の説明
3.青年協の弱体化
4.歩きスマホによる事故と今後の視覚障害者の音声による歩行
「日盲連会長の報告事項」
1.9月5日東京地方裁判所であはき法19条訴訟の東京裁判所の審理(結審)された判決は12月16日に行われる。今後3か月間の運動で盛り上げて行こう。
2.読書バリアフリー法について今後もこの運動を各地でも広げていく
3.教育問題について、今後盲学校がどのように変わっていくか
4.雇用問題
5.障害者差別解消法の問題
6.ホームドアの問題
7.代読代筆の制度
8.2024年に新紙幣が出ることについて
9.日盲連の名称変更について、10月より社会福祉法人日本視覚障害者団体連合と変更になるので、名称変更により一層視覚障害者問題に取り組んでいく必要がある。
並行してオセロ大会が行われ中神誠さん、藤谷順子さんが参加され、中神さんは2位、藤谷さんが3位でした。おめでとうございます
夜は会場をホテル一畑に移動し、懇親会があり、他県の方と交流を深め、美味しい料理をいただきました。
2日目の大会式典、大会議事後には、カラオケ大会があり、寺中博さんと益本順市さんが参加されました。大会に参加された皆さまありがとうございました。
最後に来年度の当番県である鳥取県の市川会長さんが挨拶をされ、大会を終えました。来年は、9月12~13日に行われます。
※視障協のことについてお気づきのことがございましたら理事までお願いします。
【事務局より】
(1)事務局のお休み 令和元年11月
令和元年11月の事務局のお休みは以下のとおりです。
11月 2日(土)、 5日(火)、 6日(水)、9日(土)、13日(水)、
16日(土)、20日(水)、23日(土)、24日(日)、27日(水)、
30日(土)
(2)役員名簿の修正について(お詫び)
前号に同封した役員名簿について、以下の通り修正や掲載漏れがありました。
お詫びして訂正いたします。
① 表紙のメールアドレス
法人の代表アドレスから事務局のメールアドレスへ修正いたします。
修正前 E-mail:hiroshimashi@shisyokyo.jp
修正後 E-mail:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp
② 青年部役員の掲載漏れ
以下の青年部役員の掲載が漏れておりました。
青年部理事 久保亮(くぼ あきら) 青年部理事 立石敬一(たていし けいいち)
【お知らせ】
青年部(臼井利明)
☆社会見学「神楽門前湯治村見学」のご案内
今年の社会見学は、地元広島で親しまれている民間芸能を観覧するため、県北にお出かけしたいと思います。駄菓子や餅菓子といったお土産処や温泉施設もありますので一日楽しみましょう。
日時:11月10日(日)9時出発 17時終了予定
集合時間:8時50分(時間厳守)
集合場所:中区基町の心障センター行バスのりば(神田山荘バス乗り場)
(市民病院の立体駐車場(第2駐車場)出口付近)
行き先:神楽門前湯治村(広島県安芸高田市美土里町本郷4627 電話0826-54-0888)
対象:広島市内在住の視覚障害者・視障協会員・介助者(1名まで)
費用:おひとり3,500円(入館料・昼食代・入浴代を含む、付添も同額)
申込:11月4日(月)正午までに事務局へ。定員28名、先着順。
必要事項:保険加入のため、参加者・介助者ともに、氏名・住所・生年月日・電話番号をお知らせください。
女性部 (副部長 山中真澄)
☆第2回研修会について
皆さん、こんにちは。
寒さで縮こまりがちな身体をゆっくり伸ばしてみませんか?
テーマ:「後ろ姿マイナス5歳」~イスに座ってできるヨガ~
講師:小西知世(こにしともよ)氏
先生は、広島市内の公民館や集会所などで20代から80代の男女問わずヨガ教室を開催されています。 今回は、イスに座ったままできるヨガを教えて頂きます。
対象:視障協会員または市内在住の視覚障害者(介助者1名まで)
定員15名(先着順)
日時:11月26日(火)10時~12時
場所 広島市心身障害者福祉センター 2階 会議室2
参加費:無料
持参物 タオル・飲み物・5本指ソックス
申込:11月22日(金)正午までに、視障協事務局へ。
体育部
(1)会員親睦ふれあいグランドソフトボール大会(部長 土居京子)
例年恒例のふれあいグランドソフトボール大会を実施します。
大会コンセプトは「グランドソフトボール好きは集まれ、腕に覚えのある人は集まれ、興味がある人も集まれ・・・、初めての人大歓迎」です。
基礎から学び、楽しく試合を行います。是非一緒にグランドソフトボールを楽しみましょう。
各賞もご用意しておりますので、ふるってご参加ください。
日時:11月17日(日)9:30~15:00
場所:広島県立広島中央特別支援学校(旧 盲学校)グランド(
東区戸坂千足2-1-4)
日程:
9:30 学校到着 ※着替え等をお願いします。
9:50 グラウンド集合(開会行事・準備体操・チーム分け作戦会議・ルール説明)
10:20~12:00 第1試合
12:00~13:00 昼食・休憩
13:00~14:30 第2試合
14:30~ 閉会行事・表彰・解散
参加費:1,000円(昼食代・昼食のドリンク代・ボランティア謝礼等)
申込締切:10月31日(金)までに視障協事務局に申し込み
申し込み時には以下をお伝えください。
①視力状況
②グランドソフトボール経験の有無
③当日連絡の付く携帯番号
④介助者のプレイ参加、昼食注文の有無(注文の際には同額徴収)
注意事項:当日は運動の出来る服装とスニーカー、ケガをした時は各自の加入保険対応でお願いします。
(2)感覚訓練について(森川秋子)
今年度は、ボルダリングの体験会を開催します。
ボルダリングは、壁にあるホールド(突起物)に手足をかけ、目的のホールドまで昇る競技です。2020年の東京オリンピックの新種目ということもありますが、誰でもできることで、話題で注目されている競技です。
視覚障害者も、指示を出してもらえることで壁を登ることができます。
この機会にぜひ参加してみませんか?
日時:12月1日(日) 8:40~13:00
場所:クライムセンターCERO(安芸郡府中町茂陰1-13-46、
082-236-8401)
8:40 広島駅南口音声時計の前
交通機関を利用しクライムセンターCEROに移動
10:00~12:00 ボルダリングの講演と体験 講師:佐藤 建さん
12:00 クライムセンターCEROを出発
13:00 広島駅着、解散
参加費:2,000円 (くつ代含む)
申込締切:11月25日(月)までに視障協事務局へ。
定員:体験参加者10名まで、先着。
必要事項:氏名、視力の状況、当日連絡がつく携帯電話の番号、介助者の有無
※会場には、更衣室があります。体験参加者は、動きやすい服に着替え、ご参加ください。
見学の方は、会場が冷えるかもしれないので、その日の気候に合わせた服で、ご参加ください。
問い合わせ先:森川秋子
広島国際映画祭より、バリアフリー上映ご招待
日時:11月24日(日)10:30~13:10(予定)
受付 10:00
上映 10:30~12:35
※上映終了後30分、音楽監督の渡邊崇(わたなべたかし)さんのトークショー
場所:NTTクレドホール(広島市中区基町6-78、基町クレドパセーラ11階)
内容:「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年/日本/125分)
監督: 中野量太、主演: 宮沢りえ
音楽監督: 渡邊崇(広島市安佐南区毘沙門台出身)
申込:11月10日(日)までに、視障協事務局へ。
【報告】
女性部(部長 浦上由美子)
☆第65回全国盲女性研修大会について
第65回全国盲女性研修大会北信越・東海ブロック(名古屋大会)が8月27日(火)
~8月29日(木)愛知県産業労働センターウィンクあいち(名古屋市中村区名駅4丁目4-38)で開催されました。
2日目の代表者会議から浦上、山中が参加しました。
■2日目
午前の部(9時30分~12時) 全国代表者会議
代表者会議の議題については全て承認されました。
1. 常任委員の承認について
加賀谷睦子(かがやむつこ)、逢沢紀子(あいざわのりこ)、平間洋子(ひらまようこ)が辞任され次の3名の方が新加入されました。
足立けいこ(あだちけいこ)島根県
小山田恵子(おやまだけいこ)福岡市
宇津木泰代(うつぎやすよ)相模原市
2. 平成30年度事業報告、収支決算並びに監査報告
3. 令和元年運動方針(案)、事業計画(案)並びに予算(案)
4. 代表者会議ブロック提出議題について
各ブロックから1題ずつ提出。中国ブロックからは、「消費者にとって欠かせない情報である食品の賞味期限・消費期限など」が、重度視覚障害にも把握できるような仕組みの開発を進めて頂きたい。
5. 大会名変更と会期について
本年10月より親団体の改名に伴い変更。
会期については今までは3日間行っていたが、2021年の北海道ブロックより1泊2日を予定。内容については今後の検討課題とする。
6. 宣言(案)・決議(案)について
7. 会報「あかね」について
11月に発行110号については、「ガラ携・スマホについて」のテーマで原稿を募集。
午後の部 研修会(13時~16時30分)
第1部 講演会
演題 「私のカレーなる人生」
講師 カレーハウスCoCo壱番屋 創業者 宗次徳二(むねつぐとくじ)氏
波乱万丈の人生(生い立ち、養父との生活など)、夢を追いかけ続け、会社創業したことなどユーモアを交えながら講演頂きました。
第2部 レポート発表・意見交換
テーマ「私の健康法」
助言者 名古屋市立大学看護学部教授 門間晶子(かどまあきこ)氏
愛知県立名古屋盲学校教頭 前田政治(まえだせいじ)氏
日盲連会長 竹下義樹(たけしたよしき)氏
発表者 今大会より6ブロックより代表者6名
北海道・東北、 関東、北信越・東海、 近畿、中国・四国、 九州
中国・四国ブロックの代表の深山千鶴子さんが「私の健康法」と題して、妻70代、夫80代が日々の生活の中で、元気で暮らすため食生活の工夫、体力をつける工夫など発表されました。
■3日目
第1部 式典(10時~11時)
第2部 議事・閉会式(11時10分~12時)
1. 議事
(1)代表者会議報告と承認
(2)研修会報告と承認
(3)宣言(案)の採択
(4)決議(案)の採択
2. 閉会式
(1)次期当番団体代表挨拶(神戸市)
令和2年9月17日(木)~19日(土)
(2)閉会宣言
以上で、無事3日間の大会を終了しました。
※レポート発表・承認・決議事項について詳しいことをお知りになりたい方は、浦上までご連絡ください。
青年部(山中真澄)
☆第1回目講演会について
9月15日10時~、広島市心身障害者福祉センター2階会議室3において、講師に南明志氏をお迎えし、「見えない私だからこそみえてきた壁」というテーマで、講演していただきました。
幼い頃から視力が弱く、15歳の時に失明されました。見えなくなったという事実をなかなか受け入れられず、障害受容に苦しんだ時期のことをお話しされました。
その経験を生かしたいと、盲学校卒業後は、福祉の現場で働くことを考え、鹿児島国際大学の社会福祉学科に進まれました。
大学では、点訳などの様々な支援を受ける一方、自らも積極的にアルバイトやボランティア活動をするなど、充実したキャンパスライフを送っていたそうです。
社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験には合格したものの、視覚障害という理由で就職活動の苦戦を強いられました。また、どこへでも自由に一人で行きたいという気持ちから盲導犬と歩くことを選んだけれど、盲導犬同伴と伝えると断られることがほとんどでした。
平成14年に身体障害者補助犬法が施行され、法の下に民間施設も盲導犬の同伴を拒まないよう定められましたが、現実は入店拒否されることが多く、出かけるのが億劫になった時期もあったそうです。
法や制度が変わるだけでは社会の意識は変わらない。健常者と、障害者が共に歩み寄り、お互いを理解していくことが大切で、共に理解しあい支えあえる世の中に一日も早くなることを望んでいると、講演を締めくくられました。
定員20名のところ、24名の方がご参加くださいました。
皆さん、ありがとうございました。
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