【視障協だより】令和5年(2023年)8月20日第219号(1/2)
2023.08.21
【視障協だより】
令和5年(2023年)8月20日
第219号
発行責任者 中神 誠
編集責任者 仲前 暢之
公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
〒732-0052
広島市東区光町二丁目1-5
広島市心身障害者福祉センター4階
TEL 082-264-4966
FAX 082-567-4977
Eメール:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp
目次
巻頭言……3ページ
お知らせ……4ページ
女性部より、第2回研修会……4ページ
女性部より、第3回研修会……5ページ
青年部より、講演会のお知らせ…6ページ
治療奉仕について……7ページ
JR西日本より、広島駅南北自由通路夜間通行止めのお知らせ……8ページ
報告……9ページ
女性部より、第1回研修会の報告……9ページ
今月のレシピ……11ページ
日常生活用具紹介コーナー……13ページ
ちょっと、ひとこと……15ページ
事務局より……16ページ
今月の会員の動き……16ページ
編集後記……16ページ
巻頭言
(会長 中神 誠)
今年も8月6日が過ぎました。78年目を迎えた平和祈念式典では、松井市長の平和宣言、岸田総理・湯崎県知事・グテーレス国連事務総長などの挨拶がありました。被爆者手帳を交付されている人は、113,000人余り、平均年齢は85歳だそうです。(NHKニュースから)5月のG7サミットをはじめ、広島と平和がクローズアップされた年でした。
それなのに、かたやロシアとウクライナの問題などのように、世界各地で戦争や紛争が行われています。
私の好きな言葉の中に「平和なくして、福祉なし」があります。家庭や職場でも話し合い、お互いを理解することが大事だと思います。ゆとりがないと、きめ細かい福祉サービスは受けられないと思います。会員の皆さんと共に視覚障害者の福祉サービスの充実と向上に努めたいと思います。
9月2日には、第64回政令指定都市身体障害者連絡協議会が15の政令都市を広島市に迎え、各障害別の問題を討議します。また、9月9日(土)・10日(日)には、岡山県で第71回日本視覚障害者連合中国ブロック福祉大会が行われます。
本会からは18名が参加します。
【お知らせ】
☆第2回研修会
女性部(部長 浦上 由美子)
秋のひとときお抹茶をいただきながら、お茶席の作法を学んでみませんか?多数のご参加をお待ちしております。
テーマ:「お抹茶のいただきかた」
対象:本会員及び市内在住の視覚障害者(付添一名まで)
日時:9月23日(土)13時30分~15時30分(終了予定)
場所:広島市心身障害者福祉センター3階講習室
講師:裏千家 山田聿恵(宗聿)氏
参加費:500円(付き添い者も同額)
申し込み:9月11日(月)13時まで視障協事務局へ
先着20名(付添も含む)
※研修会会場内ではマスク着用をお願いします。当日体調不良や、37.5度以上の熱がある場合は、参加をご遠慮ください。また当日キャンセルの場合の連絡先は浦上由美子まで。
☆第3回研修会
みなさんこんにちは。
近頃、海外からの旅行者が増えると共に、英語を耳にする機会が多くなりました。
そこで英語をもっと身近に感じてみませんか?
日時:10月8日(日)10時~12時
場所:広島市総合福祉センター 5階会議室2
(南区松原町5-1)
詳細は次号でお知らせします。
☆講演会のお知らせ
青年部(部長 臼井 利明)
囲碁の基本的なルールの勉強会を行います。
囲碁は決まり事が少なく、初心者でもすぐに始められるボードゲームです。
今回も視覚障害者にも使いやすい「アイゴツー」を用いて、基本的なルールを中心に勉強してみましょう。
日時:9月24日(日) 10時~15時(12時~13時は昼食休憩時間)
場所:広島市総合福祉センター(南区松原町) 5階 会議室2
講師:小松 清志(こまつ きよし)氏
テーマ:『囲碁の基本ルールについて』
対象:会員もしくは市内在住の視覚障害者
定員:10名(先着順)付添者の同席も可能です。
参加費:無料
申込:9月21日(木) 正午までに視障協事務局(082-264-4966)へ
治療奉仕について
5年ぶりに治療奉仕を行います。ぜひご参加いただきますようご案内いたします。
開催日:9月12日(火)
場所:神田山長生園(東区牛田新町一丁目18-1)
治療奉仕にご協力くださる方は9月5日(火)までに視障協事務局へご連絡ください。
集合時間、集合場所等は追って連絡します。
JR西日本より広島駅南北自由通路 夜間通行止めのお知らせ
9月9日、12日~14日 AM0:30~AM5:00
夜間工事のため通行止めとなります。通り抜けできません。迂回のご協力をお願いいたします。
また、迂回の際はガードマンが誘導いたします。
ご不便をおかけしますが、ご協力よろしくお願いいたします。
【報告】
☆第1回研修会
女性部(部長 浦上 由美子)
皆さん、こんにちは。
7月2日(日)9時50分から、広島市心身障害者福祉センター2階会議室2、3において、 講師に昨年同様、小西知世氏をお迎えし「イスに座ってできるヨガ」をテーマに介助者を含む24名の参加者で開催しました。
ヨガにはたくさんの型(ポーズ)がありますが、その中から基本の呼吸法とねじりのポーズ・鳩のポーズ・ラクダのポーズを教えていただきました。
今回は、ラクダのポーズを紹介します。
1.椅子半分ぐらいに座る
2.椅子の両側を持つ
3.腸骨を少し前に出す
4.腰を伸ばす
5.みぞおちを伸ばす
6.胸を空に突き出す
7.首を後ろにそらすか、正面にする
8.脇を閉める
無理はしないで、1日2回ぐらいすると効果があるそうです。
研修会が終わり、一週間が過ぎたころ、ある参加された会員さんに感想を聞きました。
家庭や仕事場でイライラした時、元気が出ない時、基本的な腹式呼吸をやっています。全身の血の巡りがよくなり、気持ちも楽になるとの返事でした。毎日続けているそうです。
参加してくださった皆様ありがとうございました。
【視障協だより】令和5年(2023年)8月20日第219号(2/2)
2023.08.21
【今月のレシピ】
☆タコライス(4人分)
材料
ご飯 4人分
キャベツまたはレタス(千切り) 2~3枚
トマト(小さめの角切り) 1個
★合挽ミンチ 300g
★にんにく・生姜(すりおろし) 小1
★たまねぎ(小) 1/2個
★ケチャップ 大3
★カレー粉 大1/2
★醤油 小1
★塩・こしょう 適量
作り方
① ★印の材料を炒めて、タコミートを作る。
② キャベツまたはレタスを千切り、トマトは小さめの角切りにする。
③ ご飯を器に盛り、キャベツ(レタス)を敷いて、タコミートを載せ、トマトを載せる。
*好みで、粉チーズ、マヨネーズを載せる。
【日常生活用具紹介コーナー】
今月は読上げ読書器の中から、「エンジェルビジョン」の2機種をご紹介します。以前は「エンジェルアイスマートリーダー」という名称でしたが、それが「エンジェルビジョン」に変わり、眼鏡型とポッド型の2タイプが販売されています。
眼鏡型は持ち運びに適しており、出先での利用も簡単です。原稿の読み取り時に「原稿を右へ移動」といった音声での指示があるため、スムーズに読み取りできます。普段利用している眼鏡にも取り付け可能です。
ポッド型は、跳ね上げ式のカメラアームを起こし、カメラの下に読ませたい原稿を置いて読み取りボタンを押すと、文字情報を読み上げることができます。読み取り範囲はA3サイズまで対応しています。価格は2機種とも198,000円です。
眼鏡型は情報センターに展示されています。お気軽にご体験いただけます。見えなくなって、家に届く郵便物は誰かに読んでもらうしかなかったという方、ぜひこれを利用して少しでも生活しやすくしてみませんか?
※今月の白杖紹介コーナーはお休みします。次回は秋の行楽におススメの白杖を紹介予定です。お楽しみに。
【ちょっと、ひとこと】
体育部長 藤谷 順子
今年度より体育部担当になりました藤谷順子です。宜しくお願いします。
現在、視障協では、グランドソフトボール、ゴルフ、ボウリング、マラソンなどのグループが活動しています。
また、全国的には、クライミングをやっている視覚障害者が増えているようです。
広島では、部外ではありますが、ブラインドサッカーや、ブラインドテニスが活発に活動されているようです。体育部では例年体験会も行っています。
私はテニスやボウリングなどしっかり汗をかくスポーツが好きですが、毎日行うことはまず無理なので、体力維持や気分転換に仕事帰りにウォーキングを取り入れています。
ウォーキングは6年前から続けています。毎日、1万歩を目標に歩いています。
ウォーキングを行うとストレス解消になったり、疲れにくくなったり、風邪をひきにくくなったように思います。
歩いているとささやかな季節の変化を感じることができ、春は桃や桜の香りを感じたり、夏は橋の上を歩いて風が涼しく感じたり、秋は月が綺麗に見えたり、冬は雪の冷たさを感じながら歩いています。
私にとってウォーキングは生活の中で大切なルーティンになりました。
皆さんも生活の中に体を動かすことやスポーツを取り入れてみてはいかがでしょうか。心と体の健康につながると思います。頑張りましょう。
【事務局より】
☆今月の会員の動き(7月)
現在の会員数243名(正会員237名 賛助会員6名)
☆編集後記(編集長 仲前 暢之)
今年は例年にない猛暑が続いておりますが、夏バテなどしていませんか。
障害者手帳アプリ「ミライロID」というアプリが、広島市の施設で使用できます。
障害のある方の移動及び施設利用上の利便性を向上するため、「ミライロID」の提示により障害者割引を受けられるようにしたそうです。
「ミライロID」は、障害のある人に向けたスマホ用アプリで、障害者手帳の情報を取り込むことでカバンや財布から取り出していた障害者手帳を、スマホでパッと提示できます。
スマホって、道順をナビしてくれたり、手紙の文字を読み上げてくれたり、ほんと私たちの生活に欠かせないツールになりましたね!
「あんなもの、よう使いこなせんわ!」と思っておられる方も多いと思いますが、案ずるより産むが易し、広島市視覚障害者情報センターでもスマホの基礎講習を行っていて、初歩から使い方を教えてくれます。
私は、携帯電話会社の回し者ではありませんが、私たちにとって便利なスマホを、一人でも多くの視覚障害者の皆さんに使って欲しいなと思っています。
8月も残りわずかとなりました。残暑を乗り越え、実り多き秋を迎えられますようお祈りいたします。
ミライロID URL https://mirairo-id.jp/