【視障協だより】
令和7年(2025年)3月20日
第238号
発行責任者 中神 誠
編集責任者 仲前 暢之
公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
〒732-0052 
広島市東区光町二丁目1―5
広島市心身障害者福祉センター4階
TEL 082-264-4966
FAX 082-567-4977
Eメール:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp
目次
【巻頭言】……3ページ       
【お知らせ】……3ページ
青年部、2025年度青年部定期総会の開催……3ページ
【報 告】……5ページ
青年部、ブラインドフェンシング体験と意見交換会開催報告
……5ページ
青年部、ICT機器の活用に関するオンライン講演会開催報告 
……6ページ
青年部、パソコン講習会の開催結果……7ページ
体育部、会員ふれあいボウリング大会開催報告……9ページ
【日常生活用具紹介コーナー】……9ページ
【事務局より】……10ページ
今月の会員の動き(2月)……10ページ
事務局のお休み(4月)……10ページ
編集後記……11ページ
【巻頭言】(会長 中神 誠)
今年度もあとわずかになりました。3月23日(日)に行われる理事会で、令和7年度の事業計画と予算案が決まれば、来年度がスタートされます。今年度計画した行事が全てうまくいったとは言えません。残された課題は来年度に繰り越し、引き続きやり遂げたいと思います。
さて、いよいよ来年度からは社会福祉法人の設立に向け、法人設立準備委員会を立ち上げ、具体的な制度設計を進めます。社会福祉法人になったら日視連の下部組織として、青年部・女性部・職業部・スポーツ部などの会員組織は、理事・評議員とは別に活動することとなります。
会員の皆さんの困りごとや要望は、各方面へお願いしていきたいと思います。皆様と一緒に住みよい広島市にしていきましょう。
【お知らせ】
青年部 (部長 臼井 利明) 
☆2025年度青年部定期総会の開催
青年部定期総会を下記の日程で開催します。部員の皆様におかれましては、ご出席いただきますようよろしくお願いします。
日時 4月27日(日) 10時~12時終了予定
会場 広島市総合福祉センター 5階 会議室2
   〒732-0822
   広島市南区松原町5番1号 ビッグフロントひろしま
電話 082-264-6420
議題
・2024年度行事報告並びに決算の承認
・2025年度活動案並びに予算案の承認
・正副部長・監査役・会計役改選
・提出議題の審議
各種感染症を防止するため、発熱等体調に不安のある方は部長の方へご連絡ください。(電話 090-9730-1246)
出欠席の連絡を4月14日(月)の正午までに視障協事務局までお知らせください。付添者の出席も可能ですので、併せてご連絡ください。
やむを得ず欠席される方は、総会における欠席と委任者について連絡をお願いします。出欠席の連絡のない場合、総会における議決権を、部長に委任されたものとして対応させていただきます。
本総会において議題提出を行われる方は、4月7日(月)の正午までに、議題名とその主旨をご連絡ください。
連絡先 視障協事務局082-264-4966
総会終了後、懇親の時間を設けますので併せてご参加下さい。昼食として総会出席者に弁当を準備します。
付添者分について弁当が必要な方は、申込者自己負担で申し受けます。こちらも出席申し込み時に合わせてご連絡ください。
【報 告】
青年部(臼井利明) 
☆ブラインドフェンシング体験と
意見交換会開催報告
11月17日に広島市心身障害者福祉センター体育室を会場にブラインドフェンシングの体験会を行いました。当日は視覚障害者と付添者を併せた15名と「フェンシングクラブ ひろしま三銃士」からもたくさんの参加協力もいただき、大変活気のある体験会となりました。
最初に一般的なフェンシングに関する説明と使用する剣や防具の紹介を行い、金属性の公式剣を用いたデモンストレーションを見学しました。その後初心者用のプラスティック製の模擬剣を用いて、試合形式も交えながら、フェンシングの体験を繰り返し行いました。
今回、視覚障害者用誘導マットでおなじみの錦城護謨様から、「ココテープ」のご提供をいただき、視覚障害者の競技者が安全                   に試合に望めるよう、フェンシング協会の皆さんに床面にココテープを貼っていただきました。靴を履いていても、足裏にはっきりとした触覚が伝わるので、瞬間的な動作を必要とする場面でも
要求に叶う支援用具に感じました。
まだ創始されて時間の浅い視覚障害者スポーツですので、課題も多いように感じましたが、発展の可能性も未知数なので、これまで視覚障害者が触れる事のできなかった感覚が体験できる新ジャンルの競技スポーツとして発展してほしいと感じました。
体験会開催後、早速数名の有志間で同好会に関する立ち上げが進められているようですので、体験をしてみたいかたは、青年部の担当の臼井まで連絡をしてください。同好会関係者の方にお話しをお繋ぎできます。
今回体験会開催に協力いただきました講師役の田辺文昭先生を始め、フェンシングエペクラブひろしま三銃士スタッフの皆様並びに、ココテープ提供をいただいた錦城護謨様に深く御礼を申し上げ、簡単ではありますが行事報告とさせていただきます。
青年部(臼井利明) 
☆ICT機器の活用に関するオンライン講演会開催報告 
11月24日の10時から、広島市総合福祉センターを会場に、オンライン形式を用いた講演会を開催しました。
午前中は山賀先生ご自身の自己紹介を始め、今に至るまでの活動の主立った経緯を中心にお話しいただきました。印象深い言葉に、視覚障害者の方に「もういいや」と言って欲しくない。というものがありました。見えなかったり、見えにくくても、諦めてしまうような日常を無くしたいと言うお気持ちが伝わってくる講演でした。
午後からは、時間や場所の制約をうけず、視覚障害者にとっても情報入手に役立っているオンライン会議システムなどを中心に使用時の注意点など、実演を交えながら講演をいただきました。
本会青年部としては初めてのオンラインイベントの開催でしたが、開催前から丁寧なアドバイスもいただけた事もあり、大きなトラブルも無く、無事開催する事ができました。
青年部では今後も積極的にオンライン形式のイベントを導入し、様々な情報が得られる講演を企画していきたいと考えています。
青年部(担当 高松 豊)
☆パソコン講習会の開催結果
青年部では、今年度もパソコン講習会を開催しました。
最近の傾向として、iPhone関連の受講が増えています。視覚障害者用アプリに加え、LINEや宿泊予約アプリなど、一般アプリの活用ニーズが高まっているようです。
参加者からは、
• iPhoneの設定は初心者にとって分かりにくいが、一緒に確認してもらえて助かった。
• LINEの閲覧方法は読まない部分もあり分かりにくいが、練 習する場があって助かっている。
• 毎年似たような講習内容でも、個別に対応してもらえてうれ しい。    
• 撮影した写真を「Be My AI」で画像解析し、整理する方法を学べ、写真コンテンツを楽しめるようになった。
といった感想が寄せられました。
日程については、
・仕事の関係で土日参加が難しいので、平日開催を継続してほしい。
•1日で2枠の受講ができ助かっている。受講時間が長くても苦痛ではない。
といった声がありました。
スマホを使い始める人が増え、初期設定や文字入力など、初心者向けのニーズも高まっています。一方で、パソコンの設定や操作に関するニーズも根強く、今後も多様なニーズに応えられる講習会が必要だと考えます。
体育部(藤谷 順子) 
☆会員ふれあいボウリング大会開催報告
いつもに比べて気温が暖かくなってきた3月2日(日)14時から15時30分、広電ボウルにて、会員ふれあいボウリング大会を開催しました。
参加者は、ガイドヘルパー・講師を含め5名でした。
今回は全盲の初参加の方がおられ、ガイドレールを使用され3ゲームプレイされましたが、投げるにつれ、慣れてこられたのかスコアも伸びどんどん上達されたようで、とても楽しんでおられる様子でした。帰り際には『久しぶりにボウリングをして、めちゃくちゃ楽しかった、今後も時々はやってみたいなぁ』とおっしゃっておられました。
【日常生活用具紹介コーナー】
今月は、デイジー図書を聞くのにかかせない「プレクストークPTR3」をご紹介します。視覚障害1,2級の方でしたら、給付の対象になります。
録音再生機能のついたPTR3は、CDを入れて聞くだけでなく、ネットワークに繋ぐことで、サピエ図書館から直接ダウンロードしてデイジー図書を楽しむことができます。
それぞれのボタンも大きく、触って探しやすいのも特徴です。
うっかり眠ってしまっても安心なお休みタイマー機能も好評です。「本が読めなくなって時間を持て余している」という方。これを機に音声読書の世界へ足を踏み入れてみませんか。
価格85,000円(基準額も同額)耐用年数6年。
情報センターにも展示されています。
【事務局より】
☆今月の会員の動き(2月)
  令和7年度2月末
総数238名(正会員235名 賛助会員3名)
☆事務局のお休み 令和7年4月
令和7年4月の事務局のお休みは以下のとおりです。
4月2日(水)、6日(日)、9日(水)、13日(日)、16日(水)、20日(日)、23日(水)、27日(日)、29日(火/祝)、30日(水)
☆編集後記(編集長 仲前 暢之)
日ごとに春の訪れを感じる今日この頃。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
去る2月27日、私は広島市中央図書館で開かれた講演会に招かれ、「視覚障害者の情報アクセス」というテーマでお話をさせていただきました。中央図書館では、目の不自由なかたのために、ボランティアが本を直接読み上げるサービスを行っています。予約制で、1回2時間程度です。朗読の録音も可能です。活字を読むのが難しいかたはぜひご利用ください。
広島市立中央図書館
広島市中区基町3番1号   
電話 082-222-5542