【視障協だより】
令和5年(2023年)3月20日
第214号


発行責任者 中神 誠
編集責任者 仲前 暢之
公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
〒732-0052 
広島市東区光町二丁目1-5
広島市心身障害者福祉センター4階
TEL 082-264-4966
FAX 082-567-4977
Eメール:jimu@hiroshimashi.shisyokyo.jp

目次
巻頭言・・・・・・3ページ
お知らせ・・・・・・4ページ
女性部より、2023年度女性部定期総会……4ページ
3月のレシピから・・・・・・6ページ
白杖紹介コーナー・・・・・・8ページ
ちょっと、ひとこと・・・・・・9ページ
事務局より・・・・・・11ページ
今月の会員の動き……11ページ
編集後記……12ページ


【巻頭言】


(会長 中神 誠)
2月20日(月)に広島市現代美術館の職員研修に講師として行きました。
視覚障害者の理解、視覚障害者が来館した時の対応の仕方、接し方等を話しました。職員の皆さんは熱心に話を聞いてくださり、「盲導犬と来館されたらどうすればいいか?」、「展示物の説明の仕方はどのようにすれば良いか」など質問されました。広島市現代美術館は、2年3か月にわたる改修工事を終え、3月18日(土)にリニューアルオープンします。視覚障害者の来館に備えたいという意気込みを感じました。最近は視覚障害者も美術館巡りをする人が増えているようです。皆さんも広島市現代美術館にぜひ行ってみてください。
今年度もあと十日余りとなりました。コロナ禍で思うように行事ができませんでしたが、来年度は以前のように行えると思います。いろいろな行事を行い、皆さんにふるってご参加いただき、楽しい一年になればと思います。

【お知らせ】


☆2023年度女性部定期総会


女性部(部長 浦上由美子)
皆様、こんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?
下記の通り女性部定期総会を開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしております。
開催日時:4月9日(日) 10時~12時 終了予定
受付:9時30分より
会場:広島市総合福祉センター5階大会議室1・2
議題:
 (1)2022年度事業報告並びに決算報告
(2)2023年度事業計画(案)
(3)第71回中国ブロック大会女性部会提出議題
(岡山県)
(4)2024年度の事業について 
(5)会員からの提出議題
(6)役員改選
申し込み:以下の内容について、4月4日(火)正午までに視障協事務局へ
(1)出欠連絡及び委任
   委任の通知のない方は、議長に委任されたものとします。
(2)会員からの提出議題
   議題と提案理由を文章にして事務局へ送付してください。
(3)弁当:部員の方にお持ち帰り弁当を準備しております。介助者のお弁当が必要な方は700円で販売します、その旨お知らせ下さい。
 *出席される方はマスク着用をお願いします。

【3月のレシピから】


☆あげない鶏のからあげ (2人分)
材料
鶏むね肉(一口大に切る) 300g
しょうゆ  大1
酒  大1/2
すりおろし生姜  小1
片栗粉  大4
油  大3
レモン(くし形)  1切れ
生野菜(食べやすく切る) 適量

作り方
①  チャック付き袋に一口大に切った鶏むね肉と、しょうゆ、酒、すりおろし生姜を入れてよく揉む。
② 片栗粉を入れてよく混ぜる。
③ フライパンに油を入れ熱し、混ぜた鶏肉を入れてフタをして3分くらい焼き、うら返してフタをして、さらに5分くらい焼く。
④ フタを取り、衣がカリッとなるまで中火で転がしながら焼く。


【白杖紹介コーナー】 


今月は弱視の方におススメのシンボルケーンのラインナップのご紹介。IDケーンとセガワスリムケーンは7段折り。シンボルケーンパートナーは6段折りとなっています。いずれもカバンに収納しやすいサイズです。
(シンボルケーンとは主に周囲の人に自分が視覚障害者であることを知らせるために使う白杖です。)
☆IDケーン…グリップ部分が細いのが特徴です。
☆セガワスリムケーン…セガワケーンのシンボルケーンタイプ。IDケーンよりもグリップが少し太くなっています。
☆シンボルケーンパートナー…軽くて丈夫なジュラルミン製。握りやすい太さのグリップは男性におススメです。
☆クリスメイト…伸び縮みするタイプのシンボルケーン。折りたたまなくていいので、楽に収納できます。

気になる白杖があれば、馬屋原までお気軽にお問い合わせください。

【ちょっと、ひとこと】


(あはき部長 新谷 幸司)
訴訟が多い昨今、あはき師の中には勤務している医療機関や介護施設・事業所から、保険には入っているから大丈夫と言われ安心されている方はまだおられるんじゃないでしょうか。
しかし視障協会員で賠償責任保険に加入されている勤務あはき師は多数おられます。開業あはき師はともかく、なんで勤務しているあはき師がわざわざ保険に加入しなければならないんだと疑問に思われるのではないでしょうか。
これまで、病院内での医療事故に対しては、患者やその家族が損害賠償を求めるのは病院か担当した医師というケースがほとんどでした。ところが最近は、医療にかかわった看護師個人が患者やその家族から訴えられ、損害賠償を求められるケースが増えています。そのため看護協会自体が保険窓口となり看護師個人をバックアップしてます。
無論、あはき師も同様、そのような事態になった場合、自分自身でなんとかしなくてはいけません。視覚障害者の場合、ぶつかって転倒させたりと晴眼者に比べてリスクは高まりますが、いったん裁判が始まると障害者だからといって酌量の余地はありません。
訴訟の怖さを知らないあはき師がまだ沢山いるような気がします。莫大な賠償金の事を考えると保険の掛け金は決して高いものではないと思うのですが。

【事務局より】


☆今月の会員の動き(2月)
現在の会員数244名(正会員237名 賛助会員7名)

☆編集後記(編集長 仲前 暢之)


桃の節句も過ぎて、いよいよ春ですね。皆様いかがお過ごしですか。日差しも温かくなり、イベントや行楽に出かけたい気分になりました。
3月27日(月)より、高速道路・有料道路の障害者割引(50%)が、これまでの事前登録された自家用車限定から知人の車やレンタカー、介護が必要な重度の障害者の方がタクシーを利用する場合など新たに割引の適用となります。
自家用車を所有していない私のような視覚障害者にとっては、とてもうれしいニュースです。
これからは、有料道路を使っての移動がとてもしやすくなりますね。