【報告】


☆街点検の報告


福祉環境部(部長 高松 豊)
 6月18日に、JR西広島駅において、みどりの券売機プラスの体験会を行いました。
 この券売機は、みどりの窓口に代わって、遠隔でオペレーターと対話をしながら切符を購入するというもので、今後窓口が廃止され、みどりの券売機プラスの設置が進んでくると思われます。
 この券売機には、受話器とテンキーがあり、そのどちらかを使って操作を行います。
 受話器での操作の場合、まず受話器を取り、券売機本体にある呼び出しボタンを押してオペレーターを呼び出します。
 ンキーでの操作の場合は、まず左下(0の横にある米印のキー)を押すと音声ガイドがあり、オペレーターを呼び出す場合は数字の9を押すように指示されるので、9を押し、オペレーターを呼び出します。すると画面には現在の待ち時間と人数が表示されるのですが、この部分の音声ガイドはありません。
 待っているとオペレーターからの呼びかけがあるので、それから対話をしながら、オペレーターからの指示に従い身障者手帳を提示したりお金を投入したりして切符を購入します。
 みどりの券売機プラスの導入が始まってまだ間がないこともあり、慣れるまで切符の購入に時間がかかったりと、かなり大変な部分も感じられました。
 今回参加いただいた方からは、
・オペレーターの待ち時間がわからないのが不便。オペレーターが出てきてくれるまでが不安。
 →テンキーを押すと待ち時間などの現状を確認することができると安心できる。
・自分の後ろに列ができると大変だと感じる。
 →案内までに さらに時間がかかるので、不安に感じる。
・目の不自由な方だけでなく、お年寄りの方々などのことも考えて、大きな文字で表示したり、 音声案内をしてもらえるとなお安心して利用できる。
・手帳を置く位置がわかりにくい。
・領収書ボタンを押すなど、できないことを伝えるとオペレーターが行ってくれるのはありがたい。
・みどりの券売機プラスの位置がわからない。
 →駅によって配置も違い、近距離きっぷの券売機の前には点字ブロックがあるが、みどりの券売機プラスの前にはないのでわからない。定期的に「ここはみどりの券売機プラスです。」などお手洗いの案内のようなアナウンスがあるとわかりやすい。
・購入するきっぷの内容を画面と併せて、音声でも確認してもらえると安心できるという感想がありました。
 いずれにしても、こうした券売機に我々視覚障害当事者も使い慣れることも必要だと感じた体験会でした。
 今回、JR西日本の方のご協力を得てこの体験会を実施できたことは大変有意義だったと考えています。
 いつものまち点検とは少し違った内容になりましたが、このようなインフラを体験することも、今後ますます重要になってくると考えています。   
 また、視覚障害者の移動を支援するスマホアプリも次々に開発されているので、そのようなアプリの体験なども行っていけたらと思っています。

【今月のレシピ】


☆きゅうりとじゃがいものラー油白和え


(4人分)

材料
じゃがいも(スライサーで千切り) 200g
きゅうり(薄い輪切り) 100g
塩 少々
青紫蘇(短い千切り) 適量
豆腐(水気を切りつぶす) 100g
食べるラー油 適量
寒麺 適量
醤油 少々

作り方
①  じゃがいもはスライサーで千切りにして、水にさらし、熱湯に入れ、さっとゆで、水に浸けて粗熱を取る。
②  きゅうりは薄い輪切りにして、軽く塩を振り、しばらく置いて水気を絞る。
③  青紫蘇は短い千切りにする。
④  豆腐は水気を切って、潰す。
⑤  ボウルに全部の材料と調味料を入れて、よく混ぜる。