【視障協だより】令和5年(2023年)2月20日第213号2/2
2023.02.20
【白杖紹介コーナー】
今月はセガワケーンのラインナップのご紹介。
セガワケーンはグリップが細く、小さい手の方に特におススメです。がたつきも少なく、軽いため、疲れにくいのも特徴です。
☆石突きのラインナップ
<スタンダード>…基本の石突き。
路面の状況が一番伝わってきます。その半面、つっかかりが気になりやすいです。
<ローラーチップ>…左右に滑らすと転がり、路面の凹凸や点字ブロックも感じやすいです。点字ブロックを伝いながら歩いている方におススメです。
<パームチップ>…一番つっかかりが少ない石突き。
左右に振るときもローラーチップに比べて軽いため、力があまりない人におススメです。
気になる白杖があれば、馬屋原までぜひお気軽にお問い合わせください。
【ちょっと、ひとこと】
(幹事 清田郁也)
長らく教員で学校に勤めたこともあり、いつも集団の一員でした。
また視障協の理事、野球部やゴルフ部のメンバー、グランドソフトボール連盟の役員など、人に囲まれ、どこかに属していることが、当たり前でした。
賑やかで楽しめますが、それを煩わしく思うことも、よくありました。
現在は学校を退職し、治療院を開業して7年目、一対一の空間ではありますが、常に多くの人と関わり続けています。
来院した途端から、ずっと喋り続ける患者さんも、珍しくありません。様々なお話をしながら老後を考えることも、多くなりました。すでに老後に足は一歩踏み込んでいます。そんな中、ある患者さんが「歳をとってからは『教養と教育』が大事ですよ」と教えてくれました。
勉強しつづけなさいということかな?と、生返事をしたところ、「今日用があって、今日行くところがあることが大切」ということだそうです。確かに公民館や町内会、女性会で忙しく活動している方ほど元気なことが多いようにも感じます。自然に多くに属して、用事がたくさんできて、多くの人と喋る機会があることに感謝しなければいけないんだなと、反省しているところです。
これからも視障協の活動に参加し、運営にも携わり、皆さんと楽しく、活気ある老後を送れるよう頑張りたいと思う今日この頃です。
【事務局より】
☆今月の会員の動き(1月)
現在の会員数245名(正会員238名 賛助会員7名)
☆編集後記
(編集長 仲前 暢之)
暦の上では春とはいえ、まだまだ寒さが厳しいデスネ。
皆様いかがお過ごしですか。
1月29日に開催した、広島市視覚障害者情報センターまつりに多くの会員の皆様にご来場いただきまして、ありがとうございました。
3年ぶりの開催ということで、新しい製品も出品されていて、私もワクワクしながらブースを覗いてきました。
中でも私が一番いいなと思ったものは、筑波技術大学の学生が製作した、点数をしゃべってくれるダーツです。
ダーツは、円形の的に手投げの矢(ダーツ)を投げ、得られた得点を競う射的ゲームです。
この音声のダーツは学生が卒論のために制作したもので、商品化はしないとのこと。
商品化しないのなら、私が商品化しようかなと思ったくらい楽しい製品でした。
私たち視覚障害者が普段不便に感じてることを、どんどん発信していけば、その不便さを解決してくれる商品が開発されるかもしれません。
どんどん発信しましょう。
私は、誰か焼肉自動ひっくり返し器を作ってくれないかなあと思っています。