【用具「耳より」コーナー】


☆読書器の選び方 その3 機種別の特徴(1)


情報センターで体験できる商品のうち、画面拡大と音声読み上げ(据置・ポータブル)について、商品名と価格、特徴をご紹介します。


※基準額198,000円、原則1割負担で給付が受けられます。




(1)画面拡大・据置型


●メゾフォーカス(22インチ) 198,000円


22インチ大画面とXYテーブル(原稿台)で、新聞など大きいものが読みやすい。


●アクロバットHD ACDUJ22A 198,000円


 カメラを回して遠くにあるものや手元の書類、自分の顔を映せる。原稿の置き場所に合わせて、カメラを横移動できる。リモコン付き。 


(2)画面拡大・携帯型


●クローバー10 198,000円


10インチ画面で大きく表示。鏡代わりにも使える。静止画拡大で画面からはみ出した部分を、操作レバーでスクロール表示できる。


●クローバー6 198,000円   


ルーペのように持ちやすいハンドル付き。ボタンとタッチで操作。 


(3)音声読み上げ・据置型


●よむべえスマイル 198,000円


活字・点字文書の読み上げや読み取り結果の転送、デイジーCDや音楽CD再生、WordやExcelファイルの読み上げ等、多機能。


(4)音声読み上げ・ポータブル型


●クリアリーダープラス 198,000円


 ボタンとレバーで操作がわかりやすい。外部モニタ画面へ接続すると読み取り画像を表示できるが、拡大率切り替えはできない。


●スマートリーダー 198,000円


ボタンとダイヤルで操作がわかりやすい。外部モニタ画面へ接続すると読み取り画像表示と拡大率切り替えができる。


※上記以外の機種でも取扱可能な機種があります。


情報センターへご相談ください。




※音声読み上げ(ウェアラブル型)と画面


 音声併用タイプ、電子ルーペについては、


次号でご紹介します。お楽しみに。




☆白杖紹介「クリスメイト」


今月ご紹介する白杖は、一風変わったカーボン製のシンボルケーンでアメディアが取り扱っている「クリスメイト」です。


 特徴は何といっても伸び縮みタイプということ。折りたたみタイプの杖は、収納の時に少し力を入れて折りたたまないといけない時もありますが、この杖は、使う時は引っ張って、片づけるときは、杖先を押し込んで縮めればよいだけなので、非常に楽です。


めいっぱい伸ばした時の長さは約115㎝、収納時の長さは約26.3㎝とコンパクト。軽さもIDケーンが約100g(116㎝)に対し、クリスメイトは約60gと軽いです。価格は6,800円(別途送料がかかります)


衝撃に弱くまた、体重をかけると杖が縮んでしまうこともあるため、使用には少し注意が必要ですが、家族やヘルパーの方と出かける時のおともに、また今使っている杖の予備として考えてみてはいかがでしょうか。




☆Windows11付属のスクリーンリーダー


「ナレーター」の紹介


昨年末頃にWindows11がでました。


Windows付属のスクリーンリーダーである「ナレーター」がかなり使えるレベルになったと聞いたので、試してみました。音声も「Ichiro」、「Ayumi」、「Haruka」と入っていて、「Ayumi」がとても聞き取りやすい音声でした。


Windows付属のWordpadやGoogleのChromeブラウザなど少し触ってみました。なかなかよい感じです。


読み上げる操作には「ナレーターキー」と他のキーとの組み合わせで操作します。


初期設定ではナレーターキーは「Insert キー」と「無変換キー」です。私は、「無変換キー」を使います。


いくつかのショートカットキーを紹介します。


ナレーターを起動または停止するには、Windowsキー + Ctrl + Enter


音声の音量を上げるには、Ctrl + ナレーター + プラス記号


音声の音量を下げるには、Ctrl + ナレーター + マイナス記号


音声のスピードを速くするには、ナレーター + プラス記号


音声のスピードを遅くするには、ナレーター + マイナス記号


現在の時刻と日付を読み上げるには、ナレーター + F12


頭からドキュメントを読み上げるには、ナレーター + C


カーソル位置からドキュメントの読み上げを開始するには、ナレーター + 下方向キー


読み上げを停止するには、Ctrl


上下左右カーソルだけでも読み上げて行きます。


これ以上の詳しい内容は、次のサイトを参照してください。


ナレーター マイクロソフトマニュアルへのリンクページ


https://shisyokyo.jp/nrtlink/