視障協だより199号 3/4


【用具耳よりコーナー】
☆読書器の選び方 その1 読書器ってどんなもの?
読書器は、倍率を調整しながら読みやすい大きさで画面に文字を表示したり、音声で読み上げたりして、文書を読む手助けをする機器です。読書器に関するご相談が増えてきましたので、読書器についてシリーズで特集します。今回は、機能や大きさなどでタイプ別にご紹介します。
1.大きさによる分類
(1)据置型……画面が大きく、移動が難しいので一カ所で使う
(2)携帯型……画面が小さく、持ち運んで外出先でも使える
(3)ポータブル型……動かせるサイズ、複数の場所で使う
(4)ウェアラブル型…超小型、メガネのツルに取り付けて使う
2.情報センターで体験できる商品は以下の通りです。
(1)画面拡大タイプ
据置型……メゾフォーカス、アクロバット
携帯型……クローバー10、クローバー6
(2)音声読み上げタイプ
据置型……よむべえスマイル
ポータブル型…クリアリーダープラス・スマートリーダー
ウェアラブル型……オーカム、天使眼(エンジェルアイ)
(3)画面と音声併用タイプ
据置型……よみあげ名人
携帯型……コンパクト10スピーチ、オムニリーダー
次号は読書器の選び方についてです。お楽しみに。
☆緊急連絡! 音声機器等の欠品について
コロナ禍の影響で、半導体部品不足のため、製造業に支障がでています。視覚障害者向け機器も例外ではありません。
現在、プレクストークPTR3とPTN3は生産が停止し、入荷は早くても2月以降から、ご予約順で納品となります。他の機器も在庫不足で入荷遅れが出ています。納品の遅れが発生する場合がありますのでご了承ください。

☆白杖紹介
今月の白杖紹介は、マイケーン。マイケーンのグリップは4種類あります。少し太めのグリップが特徴的な「フィットグリップストレート」の他に、ストレートグリップが少し曲がった「フィットグリップカーブ」、鉛筆持ちがしやすい「ゴムグリップ」、ゴムグリップよりも軽い「カーボングリップ」と、色々選べます。
折りたたみ部分には、つなぎ目の縦割れ防止のため、シャフトキャップがついているものも選べます。価格は、フィットグリップストレート折りたたみ式で、涙型の丸みを帯びた形のマイチップホワイトタイプがついたものが7,200円です。(送料等別途かかります)。
長さは100㎝~130㎝で5㎝ごとに対応しています。
情報センターには4種類のグリップのマイケーンが展示してあります。ぜひ、握り心地を体験しにお越しください。