視障協だより197号




歩行訓練事業(担当:馬屋原)


☆歩いている道、点検しませんか?


歩行日和の秋真っ最中、皆様いかがお過ごしですか。もみじ狩りよりぶどう狩り、馬屋原です。


歩行訓練事業と福祉環境部から皆様にご協力のお知らせです。


毎年、秋に実施していました視障協の福祉環境部の行事、街点検。広島駅や繁華街などの環境を視覚障害者の目線で点検、改善箇所があれば、要望を出して、より歩きやすい街にしていこうということで続いています。


今年は開催未定ですが、会員の皆様から、点検箇所の募集をしたいと思います。「歩道の点字ブロックがデコボコしているから、見にきてほしい」「通勤で乗るバスの車内放送が小さい」など、些細なことでも構いません。


頂いた要望に個別で対応するか、まとめて街点検でチェックしていくかについては福祉環境部と相談して決めたいと思います。より歩きやすい環境を皆さんと作っていきましょう。


街点検に関するご意見、ご要望は馬屋原までご連絡ください。


携帯 080―2923―0155




用具事業(担当:高橋)


☆コロナ禍における健康管理機器の活用その2 音声血圧計


前号の音声体重計に続きまして、10月号ではコロナ自粛生活のストレスなどで血圧が気になる方へ、音声血圧計について商品名や特徴などをご紹介します。


「音声血圧計 A&D UA-1030T」


上腕式で、ハードカフ(丸まった形のかための腕帯)を肘よりも上に巻き付けて測ります。操作や測定結果(最高血圧、最低血圧、脈拍)と血圧分類(正常血圧、高血圧など)、測定時のエラーメッセージを読み上げます。音量は6段階調節。測定結果が90回分保存されるメモリ機能があり、過去の測定結果、全体の平均値、朝・夜の平均値を確認できます。測定日時は読み上げません。また、電源オフの操作音や電池交換についての音声は出ません。設定項目については、音声で読み上げる項目と読み上げない項目があります。


単3電池のみで使用できますが、日時設定を保持するための電源アダプタが付いていますので、電池交換時には電源アダプタを接続してから交換してください。


※測定日時は読み上げませんが、朝・夜の平均を計算


するために日時設定が必要です。


(日時設定されていないと、朝・夜の平均値は正しく表示しません)


価格は13,200円、日常生活用具給付ご利用の際は、1割1,320円が負担額の目安です。


気になる方は、高橋までお気軽に相談ください。


電話 082-240-1220 平日9時から17時まで 


*商品の仕様


大きさ


本体 幅140mm×奥行105mm×高さ60mm


ハードカフ(腕帯) 幅150mm×高さ630mm


エアホース:長さ600mm


重さ:300g(乾電池除く)


付属品:専用ACアダプタ、単3アルカリ乾電池×4本、収納ケース、血圧管理手帳(墨字)


乾電池での連続使用:約700回(180mmHg加圧の場合)


加圧値:自動、180mmHg、210mmHg、240mmHgと、295mmHgまで手動設定


保証:3年(本体のみ)


※カフは消耗品です。別売はソフトカフ3,300円(送料込)




広島市視覚障害者情報センター(担当:周藤)


☆11月は拡大読書器フェア・日本テレソフト展


 同封の「広島市視覚障害者情報センターだより第72号」でお知らせをしております「11月は拡大読書器フェア・日本テレソフト展」を11月1日~11月30日まで開催いたします。ぜひお越しください。詳しくは情報センターだよりをご覧ください。視障協だよりをメール配信でご利用の皆様は情報センターだよりを情報センターのHPまたは広島市のHP「声でお伝え」(広島市トップページ → 市政 → 広報 → 音声でお伝え)でお読みいただくことができます。




☆広島市視覚障害者情報センターまつり2022


開催準備中


 昨年度は新型コロナ感染拡大のために中止となりましたが、2年ぶり4回目の開催に向けて準備を進めています。


詳しくは12月号でお知らせいたします。


開催予定日時:令和4年(2022年)1月30日(日)


       10:00~15:00


場所:広島市総合福祉センター(BIGFRONTひろしま5階)




ちょっと、ひとこと(副会長 仲前 暢之)


☆これからの視障協について


私は1本目「交流」、2本目「成長」、3本目「発信」の3本の矢を携えて、視障協を運営していきたいと思っています。健常者中心の社会の中で、私たち視覚障害者はいろいろな困難や生きづらさを抱えています。そんな私たち当事者同士が困りごとなどをお互いに助け合い、制度や社会のしくみを深く理解できる研修会、交流会などを開催し、自己を成長させる場としての視障協であればいいなと願っています。


私たち自身が私たちのことを社会にどんどん発信していかなければ社会は何も変わりません。視覚障害者もすべての人と同等の権利を有しています。私たちの困りごとや不便さを広島市や関係機関に働きかけていくことも視障協の役割だと考えています。会員の皆さん、そして広島市の視覚障害者の皆さん、視障協で一緒に活動して、より住みよい社会に変えていきましょう!