Part2-2
【各事業部より】
ICT 利活用(担当:志摩)
☆バッテリーのやさしい充電の仕方
iPhoneに使われているようなリチウムイオンバッテリーは、フル充電サイクルを繰り返すことで最大容量が減っていきます。「フル充電サイクル」は、単純な充電回数とは違い、バッテリー容量の100%に相当する電力を使い切ったときに、1回と数えます。iPhoneの場合、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されているそうです。
1回目100%のフル充電から80%使って残量が20%になったとします。2回目残量20%に80%の充電をして2回目の100%のフル充電にしたとします。3回目100%のフル充電から20%使って80%になったとします。ここで初めて1回目の80%と3回目の20%を足した100%で、フル充電の100%1回分をつかったことになります。これが、「フル充電サイクル」1回と数えます。
また、バッテリーの劣化にも注意しましょう。
電源アダプタを繋ぎっぱなしにしていると100%の状態で「満充電保存」という状態になりますので、バッテリーの劣化につながります。電源アダプタを繋げたまま使って負担の高い動作をさせると本体が熱くなりやすくなりバッテリーは熱によっても劣化が進みやすいです。つまり、0%や100%や過充電にならないようにして、満充電にこだわらないで20%から80%の間で充電して電源アダプタをつないだまま使わないようにすることでバッテリーが長持ちするようになります。ですから、iPhoneを長期に使わない時は次の三つについて注意してください。
1. バッテリー残量が0%の状態で保管すると過放電・重放電となり劣化します。
2. 100%の状態での長期保管すると、バッテリーの容量の一部が失われます。
3. 長期保管のベストな状態は、残量50%前後を保つようにすることですので、時々50%程度になるように充電しましょう。
iPhoneのバッテリーの状態は「設定」でわかります。
「設定」 → 「バッテリー」 → 「バッテリーの状態」と進みます。新品と比べての現在のバッテリーの最大容量がわかります。また、バッテリー充電の最適化もオンにしておきましょう。




用具事業(担当:高橋)
☆コロナ禍における健康管理機器の活用
その1 「音声体重計」
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛で運動不足になり、自分の健康について気になる方が増えています。従来から日常生活用具対象の体重計・体温計に加えて、広島市では昨年4月から音声血圧計も給付対象となりました。視覚障害1・2級で、視覚障害のみかそれに準ずる世帯(同居者がいても仕事で日中不在、または高齢であるなど)の場合に給付が受けられます。
9月号ではコロナ太りが気になる方へ、音声体重計について、商品名と特長などをご紹介します。
○音声体重計 タニタ インナースキャンボイス BC-202
体組成9項目(体重、BMI、体脂肪率など)を測定、また体重のみ測定できます。操作や測定結果、電池交換について音声で読み上げます。音量2段階と音声オフの切替。初回設定時に乗って登録すると、自動認識機能で2回目から乗るだけで測定できます。なお体に微弱電流を流しますので、ペースメーカー等の体内機器装着者は使用できません。
価格は16,500円、うち1割1,650円が負担額の目安です。気になる方は、高橋までお気軽に相談ください。
電話082-240-1220


*仕様
付属品:単3電池×4本
最大計量:150kg
最小表示:0~100kgまで100g単位、
100~150kgまで200g単位
大きさ:(幅)352mm×(奥行)300mm×(厚み)37mm
重さ:1,600g(乾電池含む)
保証:1年




歩行訓練事業(担当:馬屋原)
☆「あしらせ」の歩行実証実験に協力しました
皆さん、「あしらせ」という、これまでにないタイプの、靴に取りつける歩行支援機器についてのニュースを耳にされた方も多いのではないでしょうか。8月末に、歩行実証実験を行いました。「あしらせ」とは、靴に差し込んで使う機器で、スマートフォンのアプリと連動し、目的地までの道順を振動で教えてくれます。例えば、右に曲がるときは右足が、直進の場合は両足先が、停止は足全体が振動します。目的地に到着した時は両足の甲が、ブルッブルッブルッと3回振動します。開発者であり、代表取締役の千野歩(ちの わたる)さんに話を伺ったところ、この到着時の振動はサッカーの試合終了の笛の合図を参考にしたということでした。今回は情報センターから竹屋小学校経由てらにし珈琲店コースを体験された方が多かったようです。9月30日には歩行はしませんが、振動体験をしていただけるイベントを情報センターで企画しています。




広島市視覚障害者情報センター(担当:周藤)
☆視障協会員優先!視覚障害者向けナビゲーションシステムAshirase(あしらせ)振動実証体験会開催のお知らせ
メーカーさんのご厚意により視障協会員優先で「Ashirase振動実証体験会」(室内での体験)を開催いたします。
今回は対象者にかなりの制限がありますが、この体験会は、実証実験のデータを収集されるためのものですので、ご理解とご協力をお願いいたします。(今回,対象とならなかった皆さんにも完成品体験の機会を後日、設けさせていただきます)
日時:9月30日(木) 9:30~16:30
   一人40分程度の予約制、先着8名程度
対象者:10代~50代の弱視の方
場所:広島市視覚障害者情報センター
申し込み・問い合わせ:広島市視覚障害者情報センター
           担当 周藤(すどう)
電話 082-240-1220
   平日10:00~17:00 
申し込み〆切:9月29日(水)
協力:株式会社Ashirase




お茶会サロン担当者より(担当:馬屋原・周藤)
☆募集!アンドロイドTalkBack操作のできる人
今年度から毎月第1金曜日の1時半から開催予定だった「お茶会サロン」が新型コロナの影響のため開催できず、担当者としては寂しく思っています。
「お茶会サロン」とは中途障害となり生活に不便さや不安を感じている人と、すでにいろんな不便さや不安を乗り越えた当事者がお茶を飲みながら気軽に話せる場です。
 11月5日(金)に予定しているサロンでは、アンドロイドの勉強会を企画しています。そこでアンドロイドスマホのTalkBackやアンドロイドでも使える視覚障害者向けアプリの操作説明をしてくださる方を募集しています。
ご協力が可能な方は下記までご連絡ください。
広島市視覚障害者情報センター 082-240-1220
担当:馬屋原、周藤




【ちょっと、ひと言】(副会長 赤瀬 修)
副会長の赤瀬です。今期も引き続き副会長の任を務めさせて頂きます。
今月号は私、赤瀬がご挨拶させて頂きます。
この夏はオリンピック、パラリンピックの応援で、連日の感動で "熱く"なって過ごされたと思います。
皆様方の手元にはワクチン接種券が届き、既に多くの方が接種されていると思いますが、もうしばらく新型コロナウイルスが収束するまで感染予防にご留意願います。
去る7月3日(土)、日本視覚障害者団体連合の「ロービジョン対策委員会」の名称が「弱視部」として正式に決まり、今後の活動方針を検討する事になりました。弱視の方々にとっては環境、及び生活が、より良いものになるようにご意見、ご要望を承る事があるかと思いますが、その節は宜しくお願いいたします。
*今月から理事・監事・職員の皆様にその時々の思いを書いて頂く「ちょっと、ひとこと」を掲載します。
どうぞお楽しみに!