視覚障害者用iPhone操作マニュアル
2021年10月版
公益社団法人広島市視覚障害者福祉協会
目次
10.Webページの中を効率的に移動する「ナビゲーションジャンプ」
1.Be My Eyesを使う前の準備(アプリの入手と登録)
4.Appスイッチャーで、起動中の別のアプリ画面に切り替えて表示する
5.ジェスチャで、起動中の別のアプリ画面に切り替えて表示する
このマニュアルでは、iPhoneに標準装備された「VoiceOver(ボイスオーバー)」という音声読み上げ機能を使ってiPhoneを操作する手順を説明します。
このマニュアルでは、iPhoneに組み込まれている標準アプリを使って8つ、また、特に視覚障害者の日常生活に役立つと思われる外部アプリを使って2つ、以下の合計10の操作ができるようになるための手順を説明しています。
(1) 電話を使う
(2) Siri(シリ)を使う
(3) メモをする
(4) メールをする
(5) インターネットを活用する
(6) メッセージを使う
(7) スケジュールを管理する
(8) 録音する
(9) Be My Eyes(ビー・マイ・アイズ)を使う/外部アプリ
(10) Seeing AI(シーイング・エーアイ)を使う/外部アプリ
利用者の皆さんは、これらの中からご自分が必要とされること、使ってみたいと思われる機能を選び、操作を覚えていくことになります。一つのことができるようになると次のこと、もっと違うことがしたくなるかもしれません。
皆さんのご希望を確かめながら、操作習得のためのプランを作り、このプランに沿って、支援ボランティアの方々に習得のための支援をしていただくことになります。
第2章「アプリの操作手順」で、これらのアプリの操作手順を説明しています。第2章「アプリの操作手順」では、操作手順を流れとして理解していただくため、基本的な手順を中心にまとめています。しかし、これらの手順に沿って操作を行うためには、iPhoneの基礎的な構造を理解し、基本的な操作を身につける必要があります。
このため、第3章「iPhoneの基礎知識」で、iPhoneの画面表示やVoiceOverの読み上げなど、必要な基礎知識をとりまとめ、第4章「iPhoneの基本操作」で、アプリの起動や終了、画面を叩いたり滑らせる画面操作、文字入力や編集など、共通して必要な操作をとりまとめています。
実際の操作習得のための第2章の「アプリの操作手順」の中で、こうした基礎知識や基礎操作が必要となる箇所に、第3章「iPhoneの基礎知識」、第4章「iPhoneの基本操作」の該当する項目、ページを記載しています。それぞれのアプリを操作するうえでは必要な知識であり、操作ですから、その内容を覚え、身につけていく必要があります。
支援ボランティアの支援を受けながら、必要な知識、操作を身につけていってください。
大部分は共通する知識であり操作ですから、一度覚え、身につけるといろいろなアプリの操作で使えます。
第5章「サポート共通設定等」で、このマニュアルに沿ってiPhoneの操作を習得していただくために必要な設定内容を記載しています。初回に支援ボランティアに設定してもらってください。
電話の操作では、@電話を取る、A電話で話をする、B電話を切る、C電話をかける、D連絡先を作成する、の5つを学習します。
【注1】 電話の操作を行う前に覚えておきたいこと
1.ロックの解除について
iPhoneを使用していないときは、バッテリーの消耗を防ぐために画面表示が消えています。これを「スリープ」といいます。スリープすると同時に誰かが勝手に操作しないように「ロック」することができますが、ロック状態ではiPhoneを使えません。この状態を解消する操作を「ロックを解除する」といいます。
ロック解除には、以下のような方法があります。電話以外でも、iPhoneを使うときにはロックを解除する必要がありますので、自分のiPhoneはどの方法でロックを解除するのか確認して、操作を覚えましょう。
(1)ホームボタンがない機種……顔認証とパスコード(暗証番号)
顔認証のことをiPhoneでは「Face ID(フェイス・アイディー)」といいます。
iPhoneの画面を見つめることで認証され、ロックが解除され、ホーム画面が表示されます。
(顔を近づけすぎると認証されにくいので、30cmぐらい離します。マスクを着用していると認証されません)
顔認証がうまくいかないときには、パスコードの入力画面に切り替わります。
(2)ホームボタンがある機種……指紋認証とパスコード(暗証番号)
指紋認証のことをiPhoneでは「Touch ID(タッチ・アイディー)」といいます。
iPhoneのホームボタンの縁にある「Touch IDセンサー」を触ることで認証され、ロックが解除され、ホーム画面が表示されます。
(触る指は最大5本まで登録可能です。ホームボタンを押す時によく使う指を登録します。)
指紋認証がうまくいかないときには、パスコードの入力画面に切り替わります。
(3)パスコードの入力
顔認証や指紋認証でロック解除できない場合は、「パスコード」という6ケタの暗証番号で解除します。ロックが解除され、ホーム画面が表示されます。
パスコードの入力画面の数字のボタンは、電話番号を押すキーパッドと同じ並び方です。
☆パスコードの入力操作については、「第4章-T-2 パスコードのキーパッド」を参照
2.電話がかかってきたときの呼び出し音の設定について
自分の好みの呼び出し音を選びましょう。
電話がかかってきたときの呼び出し音を「着信音」といいます。着信音はいろいろな音から選ぶことができます。自分の好きな着信音を選んでおくと、(他の人と一緒にいるときに)自分の電話が鳴ったのか、他の人の電話が鳴ったのかが分かりやすくなります。
また、着信音とともにiPhoneが振動する「バイブレーション」についても設定できます。
最初はボランティアの方に設定してもらうとよいでしょう。操作に慣れてきたら、自分で好きな音を選んで変えてみましょう。
☆設定画面の基本操作については、「第4章-Y 各種設定」を参照
3.着信音を鳴らさない方法を覚えましょう(マナーモード)
乗り物の中や会議中などで着信音を消したいときには、「消音モード」に切り替えましょう。
iPhone本体の左側面の上端に消音モードのオンオフを切り替える「着信/サイレントスイッチ」があります。
(左側面から見て)「着信/サイレントスイッチ」を、以下のように切り替えます。
◇左側(背面側)に切り替えると、「消音モード」になり、着信音が鳴らなくなります。
◇右側(画面側)に切り替えると、「消音モード」がオフになり、着信音が鳴ります。
☆iPhone本体のボタンやスイッチの詳しい内容は、「第3章-T iPhoneの基本構造と役割」を参照
電話がかかってきた時に、電話に出て話す場合の操作は以下のとおりです。
着信画面が表示され、着信音が鳴り始めて1秒程度待ってから、2本の指で画面の中央を「トントン」と2回たたくと、電話がつながります。
(画面をたたくことを「タップ」するといいます。2回たたくことを「ダブルタップ」するといいます。)
着信画面が表示され、iPhoneが「電話に出る」と読み上げるのを待ってから、ダブルタップすると、電話がつながります。
【注2】 「タップ」はジェスチャという画面の触り方の1つです。他にも様々なジェスチャがあります。
☆ジャスチャーについての基礎知識は、「第3章-W ジェスチャについて」、ジェスチャの種類と操作は「第4章-U ジェスチャ操作」を参照
乗り物に乗っている時や会議中など、着信音が鳴っても電話に出ることができない場合には、以下のような対応をします
会議中や乗り物の中など電話に出られない場合には、スリープボタン(サイドボタン)を1回押すと着信音、バイブレーションを消すことができます。電話は呼び出し中のままなので、「スライドで応答」に移動し、ダブルタップで電話に出ます。
電話に出られないときにスリープボタン(サイドボタン)を2回押すと、電話が切断されます。
留守番電話を設定している場合は、留守番電話に切り替わります。
※留守番電話については電話会社ごとに契約や設定、操作が異なります。詳しくはご契約の電話会社にお問い合わせください。
【注3】 項目を移動するジェスチャについて
項目を移動するには2つの方法があります。それぞれ操作の特徴と適した場面があります。
1.項目を1つずつ移動する「右スワイプ」と「左スワイプ」
項目を上から1つずつ順番に確認しながら移動するには、画面上で1本の指を左から右へすばやく指を滑らせて画面から離します。(画面上で指を滑らせて画面から離すジェスチャを「スワイプ」するといいます。左から右へ指を滑らせて離すことを「右スワイプ」するといいます。)
右スワイプとは逆向きに、右から左へスワイプすると、下から1つずつ移動します。
(右から左へスワイプすることを「左スワイプ」するといいます)
左右のスワイプでは、全ての項目を順番に移動します。時間がかかりますが、項目を漏れなく移動する確実な方法です。履歴や連絡先、メールなど件数が増えると画面に表示しきれなくなるリストを移動する場合に適しています。
2.指で触れる「タッチ」と、指を移動する「スライド」の組み合わせ
画面を指で触れると、指で触れている項目を読み上げます。(画面を触れることを「タッチ」するといいます。)
タッチしたまま指を移動すると、移動しながらタッチした項目を読み上げていきます。(タッチしたまま指を滑らしながら移動することを「スライド」するといいます)
タッチとスライドは「画面に表示中の項目に触れながら自由に」移動します。電話のキーパッドや文字入力キーなど決まった数・配列の項目は早く入力できて便利ですが、直接触った項目しか選べないのでリストを選ぶ場合には不向きですが、画面上のアイコン(項目)の位置関係を知ることができます。
電話中の相手の声の大きさ(通話音量)は、通話中にiPhoneの左側面にある音量ボタンで調整します。
◇上側の、音量を上げるボタンを押すと、声がだんだん大きくなります。
◇下側の、音量を下げるボタンを押すと、声がだんだん小さくなります。
※音量ボタンで操作すると、通話以外の音量も小さくなります。
音量ボタンは、通話中以外は着信音の音量の調整、音楽やボイスオーバーONでサウンドONの場合はメディアボリュームの音量調整になります。
通話中、一時的にこちら側の音声が相手に聞こえないようにするには、以下の操作をします。
@ 通話中の画面で、「消音」に移動して
ダブルタップします。
(図1-1は通話中画面の例、黄枠内が消音ボタン)
電話のキーパッド画面が表示されていたら、
「非表示」に移動してダブルタップしてから「消音」に移動してダブルタップします。
(図1-2は通話中のキーパット画面の例、黄枠内が
非表示ボタン)
消音にすると、無音の保留状態となります。
※消音状態のときには、消音に移動すると「選択中の 消音」と読み上げます。
A 「選択中の 消音」を1本指ダブルタップすると、消音が解除され、通常の通話状態に戻ります。
B 「消音」をダブルタップしたあと押さえたままにすると、「保留」となって、相手側に音楽とメッセージが流れます。(ダブルタップしたあと押さえたままにすることを「ダブルタップホールド」といいます。)
※保留状態のときには、消音に移動すると「選択中の 保留」と読み上げます。
C 「選択中の 保留」を1本指ダブルタップすると保留が解除されます。
※保留は電話会社との契約によって動作が異なります。契約内容によっては、保留中の動作が、無音のものや相手側に音楽とメッセージが流れるものなどがあります。
詳しくはご契約の電話会社にお問い合わせください。
通話中の画面を2本の指でダブルタップすると、電話を切ることができます。
(電話を取るときと同じジェスチャです)
通話中の画面で「通話終了」に移動し、ダブルタップすると、電話を切ることができます。
電話をかける方法としては、直接電話番号を入力して電話をかける、電話の受発信の履歴から電話をかける、連絡先(相手方の氏名、電話番号が入った一覧表)から電話をかける、という3つがあります。
さらに、これらを行う方法として、電話アプリの画面を直接タッチして行う方法と、Siri(シリ)を使ってiPhoneに内容を話しかけて行う方法があります。
ホーム画面は、iPhoneの画面を直接タッチして操作する最初の画面です。
電話アプリを起動するには、ホーム画面のDock(ドック)の「電話」をダブルタップします。
☆ホーム画面とDockについての詳しい内容は、「第3章-U-4 ホーム画面」を参照
電話は、以下の5種類の画面を切り替えて使います。
●よく使う項目の画面:連絡先に登録した中で「よく使う項目」に登録したものを表示します。
●履歴の画面:電話をかけたり取ったりした履歴を100件分表示します。
●連絡先の画面:連絡先の登録内容を表示します。
●キーパッドの画面:番号を押して電話をかけるときに、電話番号を押すキーパッド画面を表示します。
●留守番電話の画面:留守番電話を操作する画面です。
画面を切り替える手順は、以下の通りです。
ア 電話の画面の一番下にある「タブバー」の中に、左から順に、
「よく使う項目」「履歴」「連絡先」「キーパッド」「留守番電話」の
5つの項目が並んでいます。(図2は電話画面、赤枠内がタブバー)
項目を「タブ」、タブが並んでいるエリアを「タブバー」といいます。
表示中の項目は「選択中の(○○)」と読み上げます。
イ 切り替えたい画面の項目を選んで、ダブルタップします。
ウ 切り替えて表示した項目は「選択中の ○○」と読み上げます。
直接電話番号を入力して電話をかける手順は、以下の通りです。
ア 電話のキーパッド画面で電話番号を打ち込みます。
キーパッド画面で、右スワイプまたは左スワイプで打ちたい数字に移動し、ダブルタップすると、電話番号を打つことができます。
※スライドで数字を選びながら指を画面に触れたまま、別の指でタップしても、電話番号を打つことができます。(1本の指を画面に触れたまま、別の指でタップすることを「スプリットタップ」といいます)
イ 全部打ち終わったら、「発信」に移動してダブルタップをすると、電話を発信します。
ウ 入力済の番号は、キーパッド画面の上の方にある「電話番号」のテキストフィールドで確認できます。
iPhoneの上端中央から指をゆっくりと下にスライドさせると、電話番号が入力されたテキストフィールドに辿り着いて、入力した電話番号を読み上げます。
エ 番号を打ち間違えた時には、キーパッドの「削除」をダブルタップすると、1文字ずつ削除できます。
☆電話のキーパッド入力については、「第4章-T-1 電話のキーパッドについて」を参照
【注4】ダブルタップと「スプリットタップ」について
1本指で「ダブルタップ」すると、選択した項目を実行したり画面を開いたりすることができます。また、タッチしながら指をスライドして項目を選び、1本の指を画面に触れたままで、別の指で画面を1回タップしても、項目を選択して実行したり、画面を開いたりすることができます。
(1本の指を画面に触れたままで別の指で画面をタップすることを「スプリットタップ」といいます)
スプリットタップは画面から指を離さずに操作できますので、電話のキーパッドや文字の入力など項目の並び方が分かりやすくて、入力を繰り返す場合に適しています。
両方の親指を使ってスプリットタップをすると、安定して入力をすることができます。
ダブルタップだけでも操作できますが、スプリットタップも使えるようになると便利です。
080 2929 0227 (志摩)
電話の履歴から選んで電話をかける手順は、以下の通りです。
ア 電話の画面の「タブバー」の中にある「履歴」を選んでダブルタップ、履歴の画面を開きます。
イ 履歴の一覧が表示されます、一番上に最後の履歴、下に行くほど古い履歴が100件まで保存されていますので、目的の履歴を選んでダブルタップすると、電話を発信します。
※最後から数件程度の新しい履歴は、左右スワイプでもスライドでも選ぶことができます。
古い履歴は画面からはみ出していますので、左右スワイプでないと選ぶことができません。
連絡先に登録している相手を選んで電話をかける手順は、以下の通りです。
ア 電話の画面の「連絡先」を選んでダブルタップし、連絡先の画面を開きます。
イ 連絡先の一覧が表示されますので、電話をかけたい相手を選んで、ダブルタップします。
ウ 選んだ人の登録内容が表示されますので、「発信」に移動し、ダブルタップすると、電話を発信します。
エ 電話を2つ以上登録している場合は、どの電話にかけるか選んでダブルタップし、電話を発信します。
☆連絡先の作成方法は、「5.連絡先を作成する」で説明します。
「Siri(シリ)」は、iPhoneのなかに組み込まれている「AIアシスタント」の名前です。Siriに話しかけるとAI(人工知能)とインターネットを使って、いろいろなことをお手伝いしてくれます。
Siriで電話をかけるときの手順は以下の通りです。
☆Siriについての詳しい内容は、「第2章-U Siriを使う」を参照
Siriの基本的な使い方
@ ホームボタン(サイトボタン)を長押ししたまま「ピンピン」となるのを待ちます。
A Siriに話しかけます。
B 「ポンポン」と音が鳴ってSiriが答えます。
ア ホームボタン(ホームボタンがない機種はサイドボタン)を長押ししてSiriを呼び出します。
イ 「○○○○(番号)に電話(して)」などと話しかけます。
(言い方は多少変えても通じます)
ウ Siriが「○○○○に電話をかけます」と答え、電話をかけます。
ア ホームボタン(ホームボタンがない機種はサイドボタン)を長押ししてSiriを呼び出します。
イ 「最後にかけた番号に電話(して)」などと話しかけます。
ウ Siriが「○○○○に電話をかけます」と答え、電話をかけます。
ア ホームボタン(ホームボタンがない機種はサイドボタン)を長押ししてSiriを呼び出します。
イ 「○○○○(名前)に電話(して)」などと話しかけます。
ウ Siriが「○○○○に電話をかけます」と答え、電話をかけます。
「連絡先」は本来アプリですので、連絡先アプリを起動しても、連絡先の画面を開くことができます。
連絡先を作成するには、新たに氏名や電話番号を入力して登録する、かかってきた電話番号を登録する、すでにある連絡先に追加登録する方法があります。
@ ホーム画面の「連絡先」アプリを起動します。(または電話で「連絡先」画面に切り替えます。)
A 連絡先の画面が開いたら、右上にある「+(追加)」をダブルタップします。
B 新規連絡先の画面が開きますので、氏名、フリガナ、電話番号などの項目を入力します。
C 登録項目を入力し終わったら、右上にある「完了」をダブルタップして登録します。
☆連絡先には文字入力が必要です。文字入力についての詳しい内容は、「第4章-W 文字入力」を参照
@ 電話を起動し、「履歴」画面に切り替えます。
A 登録したい履歴を選んで、下から上にスワイプすると「詳細情報」と読み上げますので、ダブルタップします。
(下から上にスワイプすることを「上スワイプ」するといいます。)
B 登録したい履歴の詳細情報の画面が開きますので、スライドかスワイプで「新規連絡先を作成」を選んでダブルタップします。
C 新規連絡先の画面が開き、電話番号が入力された状態になりますので、その他の項目を入力し、「完了」をダブルタップして登録します。
@ 電話の「履歴」画面に切り替えます。
A 登録したい履歴を選んで、上スワイプで「詳細情報」と読み上げたらダブルタップします。
B 登録したい履歴の詳細情報の画面が開きますので、スライドかスワイプで「既存の連絡先に追加」を選んでダブルタップします。
C 連絡先の登録内容が表示され、選んだ履歴の電話番号が追加されています。
内容を追加・変更する作業を「編集」といいます。編集の手順は以下の通りです。
@ 「連絡先」アプリを起動、または「電話」アプリで「連絡先」画面に切り替えます。
A 編集したい連絡先を選んでダブルタップします。
B 選んだ連絡先の画面が開きますので、右上にある「編集」をダブルタップします。
C 項目が編集可能になりますので、必要な項目を編集します。
D 編集作業が終わったら、右上にある「完了」をダブルタップして編集を完了します。
※編集しない場合は、左上にある「キャンセル」をダブルタップすると、「変更内容を破棄」と読み上げますので、ダブルタップすれば編集前の状態に戻ります。
「Siri(シリ)」は、iPhoneの中に組み込まれている「AIアシスタント」の名前です。Siriに話しかけるとAI(人工知能)とインターネットを使って、いろいろなことをお手伝いしてくれます。
Siriを使って何かをするときの手順は以下の通りです。
@ ホームボタン(ホームボタンがない機種はサイドボタン)を長押ししてSiriを呼び出し、ピンピンと音が鳴ったら「してほしい内容」を話しかけて、ボタンを離します。
A Siriが「○○○○します」などと質問に答え、その用件を行います。
Siriを使って、電話をかけることができます。
(Siriを使った電話のかけ方は、「01 電話の操作 4.電話をかける」を参照)
080 2929 0227(志摩)
ぽんたちゃん(志摩)
Siriに質問内容を話しかけると、調べて答えてくれます。
@ Siriを呼び出し、「今日は何日?」「今日は何曜日?」「○月○日は何曜日?」などと話しかけます。
A Siriが「今日は○月○日です」「今日は○曜日です」「○月○日は○曜日です」と質問に答えます。
@ Siriを呼び出し、「いま何時?」などと話しかけます。
A Siriが「○時○分です」と質問に答えます。
@ Siriを呼び出し、「明日の天気は?」などと話しかけます。
A Siriが「明日の天気は○○になりそうです」などと質問に答えます。
@ 音楽が流れる方向にiPhoneを向けて、Siriを呼び出し、「この曲名を教えて」などと話しかけます。
A Siriが「この曲の名前は、〈○○(曲名)〉のように聞こえます」などと答えます。
@ Siriを呼び出し、「60+40=」、「350÷70=」など、計算式を話しかけます。
A Siriが「60+40=100です」、「350÷70=5です」など、計算結果を答えます。
※「10,000円を4人で割り勘」なども計算できます。
※電卓は修正機能があるので、1わる3かける3は1と計算します。
計算機は左から順々に計算するので1わる3かけ3は約0.9999のように計算します。
Siriは計算機になります。電卓が必要な場合はアプリの電卓を使いましょう。
シビアな計算でなければSiriの計算機で十分です。
@ Siriを呼び出し、「○○」と調べたい言葉を話しかけます。
A Siriが「○○は……」と答えます。
※調べたい結果が出る場合と、「○○」という場所や店、品物など違う結果が出る場合があります。また「○○」というアプリが見つかりませんでしたという場合もあります。
@ Siriを呼び出し、「英語で『●●●●してください』はどういうの?」などと話しかけます。
A Siriが「『●●●●してください』は英語でこのように言います。『(英語の翻訳)……』」と答えます。
@ Siriを呼び出し、「○○はいつ?」と話しかけます。
A Siriが「○○○○年○月○日に起こりました」と答えます。
@ Siriを呼び出して、「ウェブで○○○○を検索」と話しかけます。
A Siriが「はい、○○○○について、ウェブでこちらが見つかりました。ご確認ください」と答えます。
B 検索結果が画面に表示されます。
※Siriでは検索結果の内容確認はできませんので、画面をタッチして確認、操作します。
☆インターネットの検索の詳しい内容は、「第2章-X インターネットを活用する」を参照
@ Siriを呼び出して、「○○(アプリ名)を起動」と話しかけます。
A 指定したアプリが起動します。
Siriに話しかけるだけで、いろいろなことを代わりにやってくれます。
健常者の方に操作してもらう必要がある時には、VoiceOverをオフにしましょう。
@ Siriを呼び出して、「VoiceOver オフ」と話しかけます。
A Siriが「はい、VoiceOverがオフになりました」と答えます。
健常者の方の操作が終わったら、VoiceOverオンに戻します。
@ Siriを呼び出して、「VoiceOver オン」と話しかけます。
A Siriが「はい、VoiceOverをオンにしました」と答えます。
@ Siriを呼び出して、「タイマー1分」「アラーム ○時○分」と話しかけます。
A Siriが「はい、タイマーを1分にセットしました」「アラームが○時○分に設定されました」と答えます。
※タイマー・アラームが鳴ったら、2本指でダブルタップして止めます。
(Siriでは止められません。)
@ Siriを呼び出して、「〈予定日時〉〈予定内容〉をリマインド」と話しかけます。
A Siriが「今日(○月○日)のリマインダーに追加しました」と答えます。
B リマインダーを設定した時刻になると、Siriが予定内容を通知します。
例えば、「〈15時30分に〉〈おやつを食べる〉をリマインド」と話しかけると、15時30分になると、音とともに「今おやつを食べる」とSiriが予定内容を通知します。
※「〈○○までに〉〈○○をする〉をリマインド」と話しかけるとToDo(やるべきこと)リストになります。
☆リマインダーについての詳しい内容は、「第2章-Z スケジュールを管理する」を参照
@ Siriを呼び出して、「メモを書いて」と話しかけます。
A Siriが「メモの内容はどうしますか」と答えます。
B メモの内容を話します。
メモは「タイトル」「本文」の二部構成で、句読点は「てん」「まる」、改行は「かいぎょう」と話します。話し始めから最初に「かいぎょう」と話すまでがメモのタイトルになります。1回目の改行の後からが、メモの本文となります。
C メモの本文を話し終わり、1秒以上黙っていると、
「はい、『○○○(タイトル)』というメモを作成しました」
「内容は以下の通りです(メモの本文……)」と答えます。
メモの内容は内容に応じて漢字やカタカナに変換され、画面にもメモの内容が表示されます。
☆メモについての詳しい内容は、「第2章-V メモをする」を参照
タイトル「ぽんたちゃん」
本文 「ぽんたちゃん、何をしていますか。」
メールを使う前に、あらかじめiPhoneに「メールアカウント(自分自身のメールに関する情報)」の設定が必要です。メールアカウントの設定は、ボランティアさんにお手伝いしてもらいましょう。
またSiriでメールを送る場合には、「連絡先」に相手の氏名・メールアドレスの登録が必要です。
この章では、メールアカウントの設定と、連絡先の登録が終わっている前提で説明します。
☆メールについての詳しい内容は 「第2章-W メールをする」を参照
☆連絡先の登録については、「第2章-T-5 連絡先を作成する」を参照
@ Siriを呼び出し、「○○○○(送り先の名前)にメール」と話しかけます。
A Siriが「メールの件名は何にしますか」と答えます。
B 「○○(件名)」と話します。
C Siriが「わかりました。本文はどんな内容にしますか」と答えます。
D 「○○(本文の内容)」と話します。
本文の書き方は、メモと同じ要領です。終わったら1秒以上黙っていると内容が確定します。
E Siriが「了解しました。〈○○○○〉さん宛てのメッセージです。」
「内容は、次の通りです。(本文の内容)」「送信してもよろしいですか」と答えます。
F 「はい」と話します。
G Siriが「了解しました。送信します」と答え、メールを送信します。
H 変更やキャンセルの場合は、「送信してもよろしいですか」の後に「いいえ」と話すと、Siriが何をするか質問します。変更の場合は変更の内容を話して修正してから、送信します。
※Siriでメールを送るときに使う差出人メールアドレスは、「デフォルトメールアドレス(初期設定のメールアドレス)」だけです。差出人で複数のアドレスを使い分ける場合は、Siriでは操作出来ません。
タイトルは「かわいいぽんたちゃんへ」
内容は「くろちゃんといっしょにテレビを見ていますか。今度会いましょうね」
※ボランティアの方に資料通り設定してもらっていれば、メールを送信できます。
メッセージは、「ショートメッセージ」と呼ばれる電話番号を使って短い文のやり取りをするアプリです。電話番号を使って、相手に短いメッセージを送る手順は、以下の通りです。
@ Siriを呼び出して、「メッセージを書いて」と話しかけます。
B 「○○○○(メッセージを送る相手)」を話します。
メッセージを送る相手の送り先が連絡先の中に複数ある場合は、Siriが「この中のどれを使いますか。携帯電話またはパソコンEメール」などと質問しますので、「携帯電話」と話します。
連絡先に登録されていない場合は直接電話番号を伝えます。
C Siriが「内容はどうしますか」と質問します。
D 「メッセージの内容」を話します。
E Siriが「○○○○へのメッセージは次のとおりです。」
「(メッセージの内容)」「送信してもよろしいですか」と質問します。
F 「はい」と話します。
G Siriが「はい 送信しました」としゃべります。
H メッセージの内容を変更する場合は、「送信してもよろしいですか?」の質問の後に「いいえ」と話して、変更内容を話して送信します。
☆メッセージについての詳しい内容は、「第2章-Y メッセージを使う」を参照
【注5】Siriではできないこと
Siriでは以下のような操作はできません。
切る、止める、終了する、削除する、本文を読む、録音と停止、再生。
メモアプリでは、タイトルと本文だけでなく表やリストを書き込んだり、写真や画像、手書きのイメージを一緒に保存することができます。
メモの件数が増えたら、メモの入れ物を増やして仕分けることもできます。
ホーム画面で「メモ」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「メモを起動」と話しかけます。
メモの画面には「フォルダの一覧」「メモの一覧」「メモの本文」の3種類があります。
@ メモを起動すると、メモが保存されているフォルダの一覧画面が開きます。
(メモや書類などが入っている入れ物を「フォルダ」といいます)
A フォルダの一覧から選んでダブルタップすると、中に入っているメモの一覧が表示されます。
B メモの一覧から選ぶ、もしくは新規メモを作ると、メモの本文画面が表示されます。
※各画面の下部右端にある「新規メモ」をダブルタップすると、新規メモ画面が開きます。
メモのタイトルと本文を書く手順は以下の通りです。
@ 「新規メモ」をダブルタップします。
A 新規メモが作成され、テキストフィールドが開かれて文字入力状態になります。
(メモアプリなどで、文字を打つことができる場所を「テキストフィールド」といいます。)
B 文字入力キーを使い、漢字かな交じり文を書きましょう。音声入力も使えます。
(注6を参照)
C 画面右上の「完了」をダブルタップすると、テキストフィールドが閉じます。
D 画面左上の「メモ」をダブルタップすると、メモの一覧に戻り、作ったメモが表示されます。
※メモは作成・編集した内容が自動的に保存されます。
(「完了」せずに一覧に戻っても保存されます。)
【注6】 音声入力について
メモアプリなどでテキストフィールドが開いて文字入力状態になると、画面の下部にキーボードが表示されます。キーで文字を打ち込む方法以外に「音声入力」ができます。
音声入力の手順は、以下の通りです。
@ 文字入力キーの左下にある「音声入力」を1本指でダブルタップします。
A 音が鳴ったら、入力したい内容を話します。
文章を書く時の話し方はSiriでメモを書く要領で、改行や句読点を交えて話します。
話した内容が、漢字かな交じり文で入力されていきます。
B 内容を話し終わったら、2本指でダブルタップし、音声入力を終了します。
(話すのを止めても、2本指でダブルタップするまでは、音声入力は終わりません)
C 音が鳴り、「挿入された『○○○○……』」と音声入力した内容を読み上げます。
「地球は青かった」
「私は、今日、学校に行きました。」
「私は、海の見える山のレストランに行きました。
ソーダ水の中を貨物船が走っていました。」
「うどん 400円
そば 400円
ラーメン 500円」
作成したメモの内容を確認、編集する手順は以下の通りです。
@ メモの一覧から、確認、編集したいメモを選んでダブルタップします。
A メモの本文画面が開きます。
B メモの作成日時とメモの本文が表示されますので、内容を確認することができます。
C メモの本文のテキストフィールドでダブルタップすると、編集が可能になります。
末尾に文字の「挿入ポイント」があります。
メモ本文の後ろに追加で書き込んだり、文字を削除したりすることができます。
D テキストフィールドを再度ダブルタップすると、先頭に挿入ポイントが移動します。
メモ本文の前に書き込むことができます。
E 確認、編集が終わったら、メモ一覧に戻ります。
☆キーボードによる文字入力の方法については「第4章-W 文字入力」を参照
☆挿入ポイントや文書編集の方法についての詳しい内容は「第4章-X 文書編集」を参照
答え 「今朝は、とてもいい天気だ。」
答え 「今朝の朝食は和食だった。とてもおいしくて、満足だった。」
※音声の読み上げに関係なく、挿入ポイントの左側に文字は挿入されます。
メモが不要になったら削除します。
一覧画面では1件または複数同時に削除できます。本文画面では開いている1件だけ削除できます。メモを削除すると「最近削除した項目」フォルダに移動しますので、誤って削除しても戻すことができます。(30日後には完全に削除されます。)
メモの一覧画面で1件または複数同時に削除する手順は、以下の通りです。
@ メモの一覧画面右上の「フォルダアクション」をダブルタップします。
(フォルダに対して行う動作を「フォルダアクション」といいます)
A フォルダアクションの項目を選ぶ画面が下から立ち上がって開きますので、「メモを選択」をダブルタップします。
(フォルダアクションなどの項目を選ぶ、下から立ち上がる画面のことを「ポップアップウインドウ」といいます)
B 削除したいメモを選択し、ダブルタップすると、「選択中の○○」と読み上げます。
複数選択できます。
C 画面右下の「削除」をダブルタップします。
メモの本文画面で、開いている1件のメモを削除する手順は、以下の通りです。
@ メモの本文画面右上の「メモアクション」をダブルタップします。
A ポップアップウインドウが開きますので、「削除」をダブルタップします。
メモの件数が増えてきたら、内容や目的別に仕分けると探しやすくなります。
@ フォルダ画面で、画面左下の「新規フォルダ」をダブルタップします。
A 新規フォルダの名前を入力する画面が開きますので、名前を入力し、「保存」をダブルタップします。
B フォルダが作成され、フォルダ画面の一覧に追加されます。
メモを仕分けるフォルダを作ったら、メモを移動します。
メモの一覧画面では1件または複数同時に移動できます。本文画面では1件だけ移動できます。
メモの一覧画面で、1件または複数同時に移動する手順は、以下の通りです。
@ メモの一覧画面右上の「フォルダアクション」をダブルタップします。
A ポップアップウインドウが開きますので、「メモを選択」をダブルタップします。
B 削除したいメモを選択し、ダブルタップすると、「選択中の○○」と読み上げます。
複数選択できます。
C 画面右下の「移動」をダブルタップします。
D フォルダを選択する画面が開きますので、移動先のフォルダを選んでダブルタップします。
D フォルダ画面に戻り、移動できているか確認します。
メモの本文画面で、1件のメモを移動する手順は、以下の通りです。
@ メモの本文画面右上の「メモアクション」をダブルタップします。
A ポップアップウインドウが開きますので、「メモを移動」をダブルタップします。
B フォルダを選択する画面が開きますので、移動先のフォルダを選んでダブルタップします。
C フォルダ画面まで戻り、移動できているか確認します。
予めボランティアの方に、課題メールフォームからメールを送ってもらいましょう。
※利用者宛メール送信フォームには次のアドレスからアクセスしてください。
https://hiroshimashi.shisyokyo.jp/kadaimail/index.shtml
アクセスに必要なユーザー名とパスワードは「ICT Volunteer News」でボランティア向けに配信します。パスワードは定期的に変更しますので、最新のものをお使いください。
上記フォームを使って送る際、本文に「http」で始まるURLが含まれるとスパムメールと認識してメールを送信できません。httpで始まるURLを記載しないようにしてください
メールは、パソコンやスマホとの長文のメールや写真などを一緒に送ることができるアプリです。ここでは、メールの基本的な操作を説明します。
メールアプリの起動は、ホーム画面で「メール」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「メールアプリを起動」と話しかけます。
メールアプリの画面は主に「メールボックスの一覧」「選択したボックスのメッセージ一覧」「メッセージの本文」「新規メッセージ」の4種類があります。メール起動時には、前回開いていたメールやボックスの一覧が開きます。「○○」戻るボタンで本文からメールの一覧、一覧からボックスに戻ります。
各画面の右下端にある「新規作成」をダブルタップすると、「新規メッセージ」画面が開きます。
(メールアプリでは、1件のメールのことを「メッセージ」と呼びます。)
受け取ったメールを読む手順は以下の通りです。
@ メールボックスの一覧画面で、ボックスを選んでダブルタップします。
A メールの一覧でメールを選んでダブルタップします。
(未読メールは「未開封」が付きます)
B メールの本文画面が開きますので、スライドや左右スワイプ操作で移動しながら、または読み上げ操作のジェスチャで本文を読みます。
【注7】 読み上げ操作のジェスチャ
読み上げ操作の主なジェスチャは以下の通りです。
ア.画面を上からすべて読み上げるには、2本指で上スワイプします。
イ.選んだ項目から下を読み上げるには、2本指で上から下にスワイプします。
(上から下にスワイプすることを「下スワイプ」といいます。)
ウ.読み上げを停止、再開するには、2本指でタップします。
メールには、手紙と同じように「差出人」と「宛先」があります。差出人は自分のメールアドレス、宛先は送る相手のメールアドレスが必要です。また、メールには、どのような用件かを示す「件名」と、手紙の中身の「本文」があります。メールのやりとりには、最低限これらの項目が必要です。
メールを書いて送る手順は以下の通りです。
@ 各画面の右下端にある「新規作成」をダブルタップすると、「新規メッセージ」画面が開きます。
A 宛先に送りたい相手のメールアドレスを入力します。
B 件名を入力します。
C 本文を入力します。
D 画面右上にある「送信」をダブルタップして、送信します。
【注8】 宛先のCCとBCCについて
新規メッセージ画面で宛先の下に「CC」「BCC」という項目があります。
CCは「カーボン・コピー」の頭文字で、宛先とは別の人に、複写伝票のように全く同じ内容の控えを送る場合に使用します。
メールを受け取ったとき「CC」が表示されますので、主な宛先の人にもCCの人にも誰に送ったか、アドレスも含めて分かるようになっています。(主な宛先を一般的に「TO」といいます。)
BCCは「ブラインド・カーボン・コピー」の頭文字で、複写伝票のように全く同じ内容の控えを、宛先の人には内緒で別の人に送る場合に使用します。
メールを受け取ったとき「BCC」は表示されませんので、誰に送ったか分からなくなっています。
☆メールのルールやマナーについては、「10. メールを使うときのルール・マナーについて」を参照
視障協ICTサポート利用者専用窓口の宛先
ict-request@support.shisyokyo.jp
受け取ったメールに返事を書くことを「返信」といいます。返信は、受け取ったメールの内容に対する返事を書く時に使います。
受け取ったメールの相手に、受け取ったメールの内容とは別の内容を書いて送るときには、「返信」ではなく「新規」でメールを送りましょう。(前の項を参照)
メールを返信する手順は以下の通りです。
@ 受け取ったメールの本文画面で、画面下の方にある「その他の操作」を選んでダブルタップします。
A その他の操作のポップアップウインドウが開きますので、「返信」を選んでダブルタップします。
B 返信メールの作成画面が開きます。
ア.宛名には、受け取ったメールの差出人が自動で入力されます。
イ.件名には、返信であることを示す「Re:」と元のメールの件名が自動で入力されます。
ウ.本文には、元のメール本文が貼り付けられ、その前に挿入ポイントがあります。
※元のメールの部分には、他の部分と区別するためのマークがついています。
(区別するためのマークを「引用符」といいます)
C 本文を入力し、送信します。
※返信先のメールアドレスは以下の通り
受け取ったメールの内容を第三者に「そのまま送る」ことを「転送」といいます。元のメールの文章部分を編集や削除等をしてはいけません。
メールを転送する手順は以下の通りです。
@ 受け取ったメールの本文画面で、画面下の方にある「その他の操作」を選んでダブルタップします。
A その他の操作のポップアップウインドウが開きますので、「転送」を選んでダブルタップします。
B 返信メールの作成画面が開きます。
ア.宛名には、転送したい相手を入力します。
イ.件名には、転送であることを示す「Fw:」と元のメールの件名が自動で入力されます。
ウ.本文には、元のメール本文が貼り付けられ、その前に挿入ポイントがあります。
C 本文に、転送に関する最低限の説明文を入力し(貼り付け部分には手を加えず)、送信します。
転送先のアドレス
※受信ボックスにメールが4つ以上ない場合は、ボランティアからメールを追加で送ってもらいましょう。
必要ないメールは削除することができます。メールの削除は、いったん「ゴミ箱」に移動、そこから「削除」します。(場面により「削除」と読み上げる場合も、いったん「ゴミ箱」に入ります。)
一覧画面では1件または複数同時に削除することができます。本文画面では開いている1件だけ削除できます。メールを削除するとボックス画面の「ゴミ箱」フォルダに移動します。
誤ってゴミ箱に入れても、元のボックスに戻すことができます。
☆移動の手順は、「8.メールを移動する」を参照
メールの一覧画面で1件のメールを削除する手順は、以下の通りです。
@ メールの一覧画面で削除したいメールを選びます。
A 上スワイプすると「削除」と読み上げます。
B ダブルタップすると、選んだメール1件を削除します。
メールの一覧画面で複数同時に削除する手順は、以下の通りです。
@ メールの一覧画面右上の「編集」をダブルタップします。
A ゴミ箱に入れたいメールを選んでダブルタップすると、「選択中の○○」と読み上げます。同様に複数選択します。
B 画面下部中央の「移動」をダブルタップします。
C 移動先を確認する画面が表示されますので、ゴミ箱を選んでダブルタップします。
D 選択したメールがまとめてゴミ箱に移動します。
メールの本文画面で、開いている1件のメールを削除する手順は、以下の通りです。
@ 受け取ったメールの本文画面で、画面下の方にある「その他の操作」を選んでダブルタップします。
A その他の操作のポップアップウインドウが開きますので、「ゴミ箱に入れる」を選んでダブルタップします。
B 開いていたメールが削除され、ゴミ箱に移動します。
メールは別のボックスに移動することができます。メールが増えてきたら、ボックスを作ってメールを仕分け整理することができます。
一覧画面では1件または複数同時に移動することができます。本文画面では開いている1件だけ移動できます。
※ボランティアの方に「testbox」という新規メールボックスを作成してもらいましょう。
新規メールボックスはメールのトップ画面の中の「編集」の中のツールバーの「新規メールボックス」で作成します。
メールの一覧画面で1件のメールを移動する手順は、以下の通りです。
@ メールの一覧画面で移動したいメールを選びます。
A 上スワイプで「その他」と読み上げますので、ダブルタップします。
B ポップアップウインドウが開きますので、「メッセージを移動」をダブルタップします。
C 左右スワイプで移動先を選んで、ダブルタップします。
※「受信」メールボックスにメールが残っていない場合は、「ゴミ箱」から移動してみましょう。
メールの一覧画面で複数同時に移動する手順は、以下の通りです。
@ メールの一覧画面右上の「編集」をダブルタップします。
A 移動させたいメールを選んでダブルタップすると、「選択中の○○」と読み上げます。同様に複数選択します。
B 画面下部中央の「移動」をダブルタップします。
C 移動先を選ぶ画面が表示されますので、移動先のボックスを選んでダブルタップします。
D 選択したメールがまとめて選んだボックスに移動します。
※「受信」メールボックスにメールが残っていない場合は、「ゴミ箱」から移動してみましょう。
メールの本文画面で、開いている1件のメールを移動する手順は、以下の通りです。
@ 受け取ったメールの本文画面で、画面下の方にある「その他の操作」を選んでダブルタップします。
A その他の操作のポップアップウインドウが開きますので、「メッセージを移動」をダブルタップします。
B 移動先を確認する画面が表示されますので、移動先のボックスを選んで、ダブルタップします。
C 開いていたメールが選んでボックスに移動します。
※「受信」メールボックスにメールが残っていない場合は、「ゴミ箱」から移動してみましょう。
メールを仕分けるボックスの作成、編集、削除の手順は、以下の通りです。
@ メールボックスの一覧画面で、右上の「編集」をダブルタップします。
A 右下の「新規メールボックス」をダブルタップします。
B 新規メールボックス画面が開き、名前のテキストフィールドが開きますので、名前を入力します。
C 「メールボックスの場所」をダブルタップします。
D メールボックスを作る場所を選んでダブルタップします。
E 新規メールボックス画面に戻りますので、右上の「保存」をダブルタップします。
F メールボックスの一覧の編集中の画面に戻りますので、右上の「完了」をダブルタップします。
G メールボックスの一覧画面に戻り、作成したメールボックスが表示されます。
作成したメールボックスの名前と場所を変更する手順は以下の通りです。
@ メールボックスの編集画面で作成したメールボックスをダブルタップします。
A メールボックスの名称のテキストフィールドを編集したり、メールボックスの場所の選択画面で場所を選んでダブルタップします。
メールボックスとその中のメールを削除する手順は以下の通りです。メールボックスの中のメールを削除したくない場合は、削除の前に、メールを移動します。
@ メールボックスの編集画面で削除したいメールボックスをダブルタップします。
A 「メールボックスを削除」をダブルタップします。
B 「メールボックスの中のメッセージも削除される」旨の警告が表示されます。削除してよい場合は「削除」をダブルタップします。削除しない場合は「キャンセル」をダブルタップします。
メールを送るときの宛先を入れるときに、メインで送りたい相手が一人なのか複数なのか、メインの相手以外についでに送りたい人がいるのか、送り先全員のメールアドレスが他の人にわかってもいいのか隠したいのか、などの条件で、以下の通り宛先を使い分ける必要があります。
一人だけに送る場合、または複数の宛名のうち、メインの宛先については「TO」の欄にアドレスを入力します。TOでメールを受け取った人は、読んだら返事をする必要がありますので、返事が欲しい人をTOに指定します。
アドレスを直接入力する時は半角の<>で囲み、複数のアドレスを宛先に書く場合、アドレスとアドレスとの間を半角のコンマ「,」で区切ります。
TOに複数のアドレスを書くと、受け取った全員に見えるので、個人情報漏洩となってしまいます。アドレスをわからないようにしたいときには、一人ずつにTOで同じ内容のメールを送ります。
CCは「カーボン・コピー」の略で、複写伝票で、カーボンを塗った上の紙に書くと下の紙に書いた文字が写るように、同じ内容のコピーを控えとして送るので、カーボン・コピーといいます。
TOにメインの宛先を入力、CCにサブ(副)の人の宛先を入力して控えを送ります。
この場合、TOで受け取った人は返信し、CCで受け取った人は読むだけで返信は必要ありません。
ただし、TOもCCもここに書かれたアドレスは、メールを受け取った人全員に見えるアドレスとなりますので、TOの場合と同じく注意が必要です。
BCCは「ブラインド・カーボン・コピー」の略で、誰に送ったかを隠して複写を送ります。
BCCで送るときにもメインのTOの宛先が必要ですが、誰に送ったかが分からないように、TOには差出人(自分)のメールアドレスを入力します。こうすると、メールは届きますが、メールアドレスは差出人アドレスだけが表示され、BCCで送ったことも、送った人のアドレスも隠されます。
BCCは個人情報漏洩抑止には役に立つのですが、100個以上のメールアドレスに一斉送信すると、迷惑メールを送ったとみなされて、ブラックリストに載ってしまい、送り先の通信会社などからブロックされメールが届かなくなったりします。
BCCは大量のメール一斉送信には使わないようにしましょう。
新しい話題でメールを書いて送る時には「新規作成」します。
メールアドレスの入力が面倒だからと、前にメールをもらった受信メールを開いて、返信で全く違う話題のメールを書いて送るのは、マナー違反です。
iPhoneのメールアプリには、同じ話題の受信と返信メールがひとつながりになって読みやすくなるは「スレッド」という機能があります。スレッド機能をきちんと使えるようにするために、話題が変わったら返信しないようにします。
もらったメールの内容に対して返事を送る時には返信機能を使って「返信」します。
話題が続いているときには返信機能を使って「返信」します。話題が続いているのに新規メールで送ると、やはりスレッド機能が生かせませんので、マナー違反です。
受け取ったメールの内容を、第三者に送る時に転送機能を使って「転送」します。
転送するときには、受け取ったメールの内容を書き直したり、削ったりすると、改ざんになりますので、受け取ったメール部分はそのままで、「なぜ転送するのか」などを簡潔に書き添えてから転送します。
メールの件名は、メールの内容を簡潔にかつ具体的に書きましょう。
メールはインターネットで送る手紙です。
紙の手紙と同様、誤字脱字に気を付けながら、相手の名前や自分の名前、内容などをわかりやすく書きましょう。
Safariは、インターネットのホームページなどを見るアプリです。調べたい言葉を入力して検索した結果から関連するホームページを開いたり、ホームページのアドレスを入力して開いたりして、ホームページを閲覧することができます。(インターネットのホームページなどのことを「Web(ウェブ)ページ」といいます。)
☆インターネットに関する用語については、「第6章 ICT関連用語の豆知識」を参照
Safariアプリの起動は、ホーム画面で「Safari」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「Safariを起動」と話しかけます。
Safariは、主にWebページを画面に表示します。
(この表示画面ひとつひとつを「タブ」といいます。)
Safariが起動すると、前回開いていたWebページが画面表示され、画面上端にはWebページの「アドレス」が表示されています。
(図3はWebページ表示画面のイメージ(iPhoneサポート))
開いていたWebページがなければ、「『検索/Webサイト名入力』と『お気に入り』の一覧の画面が開きます。
語句や名前で検索したり、お気に入りから選んでWebページを開いたりします。
Webページのアドレスを直接入力することもできます。
(図4は、検索とお気に入りの一覧画面(イメージ))
画面上部にある、検索したい語句や名称を入力する項目です。
Webページ閲覧中はページのアドレスが表示され、左端には、表示サイズなどを変える「フォーマットのオプション」、右端には最新の内容に更新する「再読み込み」があります。
アドレスをダブルタップすると、編集状態になり、文字を入力することができます。アドレスの右隅に「テキスト消去」、右端に「キャンセル」があります。
Webページ閲覧中の画面下部に表示される、ツールが並ぶ場所です。
閲覧ページを戻ったり進んだり、ブックマークやお気に入りに追加したり、開いたり、他のタブに切り替えたり新規タブを開いたりするためのツールが並んでいます。
ブックマークの表示画面では、左から、「ブックマーク」「リーディングリスト」「履歴」の3種類のボタンで、表示を切り替えます。
ボタンをダブルタップすると見出しが切り替わり、内容が一覧表示されます。
(図5は、ブックマークの表示画面、赤枠内が見出し、黄枠内がボタン)
Safariで、インターネットで検索する手順は、以下の通りです。
@ アドレスバーの(Webページの表示画面の上端にある)「Webページのアドレス」をダブルタップします。
A アドレスのテキストフィールドが開いて編集中になり、アドレスを選択中なので、右スワイプでテキストを消去するボタンに移動し、ダブルタップします。
B アドレスのテキストフィールドの内容が削除されますので、調べたい語句や名前などを入力します。
C 文字入力キーの中の「開く」をダブルタップします。
D 検索結果が表示されます。
Safariで、インターネットで検索した結果から、Webページを開いて読む手順は、以下の通りです。
@ 「3.インターネットで検索する」の手順で、インターネット検索を行います。
A 検索結果が表示されたら、検索結果の中の「リンク」項目を選んでダブルタップします。
B リンク先のWebページが表示されます。
Webページの内容を読み上げる手順は、以下の通りです。
@項目をタップまたはタッチすると、選択した項目を読み上げます。
A右スワイプで上から順番に項目を移動しながら読み上げることができます。
B画面の一番上からすべて読み上げるには、2本指で上スワイプします。
C選んだ項目から下を読み上げるには、2本指で下スワイプします。
D読み上げを停止、再開するには、2本指でタップします。
E現在の読み上げ位置が全ページ数のうち何ページ目かを確認するには、3本指でタップします。
「ブックマーク」はしおりのことです。本にしおりを挟むように、閲覧中のWebページをブックマークに登録すると、そのWebページをブックマークの一覧から簡単に開くことができるようになります。
閲覧中のWebページをブックマークに登録する手順は、以下の通りです。
@ 登録したいWebページを閲覧中に、ツールバーの中の「共有」をダブルタップします。
A 操作画面が開きますので、その中から「ブックマークを追加」を選んでダブルタップします。
@ ブックマークに追加する名前の編集や、場所を選ぶことができます。
A 画面の右上にある「保存」をダブルタップするとブックマークに保存されて、閲覧中のページの画面に戻ります。
「ブックマーク」を登録する場所の中に「お気に入り」という入れ物があります。
お気に入りに登録すると、ブックマークの一覧の中で探しやすくなり、新規タブを開くときにも表示されるので、お気に入りに登録したページをより簡単に開くことができるようになります。
閲覧中のWebページをお気に入りに登録する手順は、以下の通りです。
@ 登録したいWebページを閲覧中に、ツールバーの中の「共有」をダブルタップします。
A 操作画面が開きますので、その中から「お気に入りに追加」を選んでダブルタップします。
B お気に入りに追加する名前の編集ができます。
C 画面の右上にある「保存」をダブルタップするとお気に入りに保存されて、閲覧中のページの画面に戻ります。
「リーディングリスト」は、気になるけど読んでいない、読み終わっていない記事のWebページを登録する場所です。未読の管理が簡単で、読んでいないWebページだけを表示することもできます。
閲覧中のWebページをリーディングリストに登録する手順は、以下の通りです。
@ 登録したいWebページを閲覧中に、ツールバーの中の「共有」をダブルタップします。
A 操作画面が開きますので、その中から「リーディングリストに追加」を選んでダブルタップします。
ブックマークやお気に入りに登録したWebページを、新しいタブで開く手順は、以下の通りです。
@ 画面下部のツールバーの中の「タブ」をダブルタップします。
A タブを操作する画面が開いたら、ツールバーの中の「新規タブ」をダブルタップします。
B 新規タブ画面が開きますので、以下の要領でWebページを開きます。
検索して開く……「3.インターネットで検索する」を参照してください。
お気に入りから開く……新規タブ画面のお気に入りの一覧から選んで、ダブルタップします。
ブックマークから開く……ツールバーの中の「ブックマークを表示」をダブルタップします。
ブックマーク・お気に入りに登録したWebページに移動する手順は、以下の通りです。
@ ツールバーの中の「ブックマークを表示」をダブルタップします。
A 左右スワイプで「ブックマークボタン」を選択してダブルタップします。
B 左右スワイプで目的のブックマークに移動し、ダブルタップしてページを開きます。
リーディングリストに登録したWebページに移動する手順は、以下の通りです。
@ ツールバーの中の「ブックマークを表示」をダブルタップします。
A 左右スワイプで「リーディングボタン」を選択してダブルタップします。
B 左右スワイプで目的のリーディングリストに移動し、ダブルタップしてページを開きます。
過去に見たWebページは履歴に保存されています。
履歴に登録されたWebページに移動する手順は、以下の通りです。
@ ツールバーの中の「ブックマークを表示」をダブルタップします。
A 左右スワイプで「履歴ボタン」を選択してダブルタップします。
B 左右スワイプで目的の履歴リストに移動し、ダブルタップしてページを開きます。
開いている別のタブ(画面)に切り替える手順は以下の通りです。
@ 画面下部のツールバーの中の「タブ」を選んで、ダブルタップします。
A いま開いている画面と、前に開いた画面が前後に並んだように表示されます。
B 表示したいタブを左右スワイプで選んで、ダブルタップします。
C 選んだタブの画面が表示されます。
Webページの中には、様々な要素の項目が並んでいますが、項目の種類を絞って、Webページ内を効率的に移動することができます。
(項目の種類を絞って移動することを、ナビゲーションジャンプといいます。)
ナビゲーションジャンプをするには、Webページの閲覧中に「ローター」で項目の種類を選び、上下スワイプで選んだ項目間を移動します。
☆ローターについては「第4章-U-3 回転ジェスチャと、ローター操作について」を参照
ナビゲーションジャンプできる主な項目は以下の通りです。
☆用語については「第6章 ICTの関連用語の豆知識」を参照
○コンテナ(Webページの作者が目的を持って作った表示エリア)
○見出し(タイトル、見出し1〜6まであり)
○リスト(箇条書き)
○イメージ(ページ内の画像や写真などのこと)
○静的テキスト(動作しないテキスト)
○リンク(別のWebページへ移動する機能)
○未訪問リンク(訪れたことのないリンク)
○訪問済みリンク(訪れたことのあるリンク)
○フォームコントロール(ラジオボタン、プッシュボタン、コンボボックス、チェックボックス、エディットボックスなど、項目を選択したり、入力したりする項目)
○表(テーブル)
○縦方向のナビゲーション(上下に移動)
○テキストフィールド(文字入力する項目)
○検索フィールド(検索文字列を入力する項目)
回転ジェスチャでジャンプ移動したい項目をローターで選択し、上下スワイプでページ内を移動し、左右スワイプで読みます。
以下の練習ページを使って、ナビゲーションジャンプの練習をしましょう。
https://hiroshimashi.shisyokyo.jp/renshuu/
「メッセージ」はiPhoneで、電話番号で短いメッセージを送る「SMS(ショートメッセージサービス)」とメッセージに写真や音声なども一緒に送ることができる「MMS(マルチメディアメッセージサービス)」、及びiPhoneなどの間だけでやり取りできるiMessageの3種類を自動的に使い分けることができるアプリです。
どのサービスを使うことができるかは、自分と送る相手の条件によっても変わります。3種類の違いなどの詳細は、ここでは割愛します。
※ご利用の携帯電話会社により、3種類の中のどれが使えるのかと、その際の料金も異なります。
詳しくは携帯電話会社にご確認下さい。
メッセージアプリの起動は、ホーム画面で「メッセージ」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「メッセージを起動」と話しかけます。
メッセージには主に「一覧画面」「メッセージの履歴画面」の2つの画面があります。
一覧画面では、メッセージをやり取りした相手の一覧が表示されます。
同じ相手とメッセージをやり取りした履歴が表示されます。
(メッセージのやり取りのことを、英語でおしゃべりを意味する「チャット」といいます。)
チャットの内容を確認したり、返事を送ったりすることができます。
受け取ったメッセージを読む手順は以下の通りです。
@一覧画面で、届いたメッセージがリストの一番上に表示されます。選んでダブルタップします。
A受け取ったメッセージの本文が表示され、読み上げます。
B左スワイプで過去のチャットをさかのぼって読むことができます。
受け取ったメッセージに返信する手順は、以下の通りです。
@メッセージの本文を読んだら、「メッセージ」のテキストフィールドに移動し、ダブルタップします。
Aテキストフィールドが編集中になるので、文字を入力します。
B入力し終わったら、「送信」に移動し、ダブルタップします。
新しくメッセージを送る手順は、以下の通りです。
@メッセージ一覧画面の右上にある「新規作成」をダブルタップします。
A新規メッセージ画面が開きますので、宛先を直接入力します。または右スワイプで「連絡先を追加」をダブルタップすると、連絡先の一覧画面が表示され、送る相手を選んで入力することができます。
B「メッセージ」のテキストフィールドに移動してダブルタップし、メッセージ文字を入力します。
C入力し終わったら、「送信」に移動し、ダブルタップします。
チャットの中の個別のメッセージを削除する手順は、以下の通りです。
@チャット画面で、削除したいメッセージを選んでダブルタップします。
A上下スワイプで「その他」を選んでダブルタップします。
B選んだメッセージが選択中になりますので、画面左下の「削除」をダブルタップします。
Cメッセージを削除するかどうかの確認がありますので、もう一度ダブルタップします。
チャットを削除する手順は、以下の通りです。
@メッセージ一覧画面で「その他」を選んでダブルタップします。
A「メッセージを選択」を選んでダブルタップします。
B削除したいチャットを選んでダブルタップすると、「選択中」になります。
C画面右下の「削除」をダブルタップします。(または、上下スワイプで「削除」を選んでダブルタップします)
Dチャットを削除するかどうかの確認がありますので、もう一度ダブルタップします。
豆知識 +Message(プラスメッセージ)
iPhoneでは、SMSを「メッセージ」アプリでやり取りします。
SMS(ショートメッセージサービス)は電話番号でやり取りします。
SMSの送信は電話回線を使った通信事業者のサービスのため、1通ごとに料金がかかります。受信は無料です。
通信事業者や送信する文字の量によって料金は変わります。
ドコモは全角70文字までが1通3円。ドコモに送信する場合は、最大670文字まで1通30円
ご利用料金 | ショートメッセージサービス(SMS) | サービス・機能 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/service/sms/charge/
MMS(マルチメディア・メッセージング・サービス)は通信会社独自のメールアドレス(キャリアメール)を使います。(auの場合、auユーザー同士なら宛先を電話番号にすることも可能)
文字数は無制限、写真、動画、音声、リッチテキストなどのデータの送受信に対応していますが通信会社ごとの上限があります。
MMSの料金はデータ通信料のみが発生します。
auとソフトバンクがMMSに対応。DOCOMOは非対応。MVNOでの利用はできない。
iMessageは、Apple製の端末同士(iPhone、iPad、Mac、iPod touch)で、メッセージをやり取りします。
iOS同士でしか利用できないサービスのため、Androidスマホへのメッセージは自動的にSMSかMMSで送信されます。
また、文字数は無制限で、写真や動画、音声などの送受信に対応しています。
iMessageの料金はデータ通信料のみが発生します。
iMessageを使うためには既存のメールアドレスや電話番号をiMessage用に設定しておく必要があります。
iPhoneのiMessage設定
[設定] → [メッセージ] → [iMessage] on
[送受信]の設定でApple IDとパスワードを入力。
iMessageとして使用したい電話番号とメールアドレスにチェックを入れる
メッセージの送信順序
1.iMessageで送信
相手がApple端末でなかった場合。
2.宛先がメールアドレスならMMS、電話番号ならSMSで送信される
○DOCOMO、au、SoftBankが開発した「+Message」
+Message同士ならデータ通信料のみでApple端末とAndroid端末間も送受信可能です。
宛先が電話番号でやりとりします。
写真や動画(最大100MBまで)、長文テキスト(最大2,730文字まで)、絵文字、スタンプ(無料)、音声メッセージ、地図情報の送受信可能です。
複数人で同時にメッセージのやりとりができます。
+メッセージ(プラスメッセージ) | サービス・機能 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/service/plus_message/
+メッセージ(プラスメッセージ) | サービス・機能 | au
https://www.au.com/mobile/service/plus-message/
+メッセージ(プラスメッセージ) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
https://www.softbank.jp/mobile/service/plus-message/
「+メッセージ(プラスメッセージ)」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8/id1358576433
リマインダーアプリの起動は、ホーム画面で「リマインダー」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「リマインダーを起動」と話しかけます。
リマインダーには、「リスト画面」「リマインダーの一覧画面」「リマインダーの詳細画面」の3つの画面があります。「リスト」はリマインダーを入れる箱のようなものです。
上半分にリマインダーを「今日」「日時指定あり」「すべて」「フラグ付き」「割り当てられたもの」などの条件で抜き出した「スマートリスト」、下半分にリマインダーを入れるために自分で作成する「マイリスト」があります。
最初に新規リマインダーを登録するときには、1つ以上リストを作る必要があります。
スマートリストでは、登録したリマインダーのうち、「すべて」はリマインダー全部を確認できます。「今日」は今日すべきこと、「日時指定あり」は期限や予定があるもの、などリマインダーを自動で整理して表示します。
リスト別のリマインダーの一覧が表示されています。
リマインダーの細かい内容を追加設定することができます。
リマインダーを登録する前に、リストを作る必要があります。手順は下記の通りです。
@ リスト画面で右下の「リストを追加」をダブルタップします。
A リストのタイトルを入力します。画面の下部にある「カラー選択」の色と、「アイコン選択」の図柄を選ぶことができます。
(「アイコン」はアプリやファイルなどの内容を図柄で示したボタンのようなものです。)
B 右上の完了ボタンを押すと、マイリストに追加されます
C 右上の編集ボタンを押すと、リストの表示・非表示設定や、リストの順序の入れ替えなどもできます。
新しいリマインダーを登録する手順は、以下の通りです。
@ 画面左下の「新規」をダブルタップします。
A 新規リマインダーの画面が開きますので、「タイトル」と「メモ」を入力します。この2項目は必須です。
B 「詳細」については、日付・時刻・フラグなど必要な項目を入力できます。
C 「リスト」は複数のリストを作成している場合に、どのリストに登録するかを選ぶことができます。
D 画面右上の「追加」をダブルタップします。
E リスト画面に戻り、マイリストと「すべて」に件数が追加され、入力内容に応じて「今日」「日時指定あり」「フラグ付き」にも件数が追加されます。
※文字入力は「音声入力」または「キーボード入力」を使いましょう。
登録したリマインダーの内容を確認、編集する手順は、以下の通りです。
@ 確認したいリマインダーの入っているリストを選んでダブルタップします。
A リマインダーの一覧画面が表示されますので、確認したいリマインダーを選んで、上下スワイプで「詳細」または「詳細を入力」を選んでダブルタップします。
B 編集する場合は、必要な項目でダブルタップし、入力します。
C 編集が終わったら、右上の「完了」をダブルタップします。編集しない場合は「キャンセル」をダブルタップします。
D リマインダーの一覧画面に戻り、編集結果に応じて内容が更新されます。
実行したリマインダーを確認する手順は、以下の通りです。
@ 確認したいリマインダーの入っているリストを選んでダブルタップします。
A リマインダーの一覧画面が表示されますので、確認したいリマインダーを選んで、ダブルタップします。
B 選んだリマインダーが「実行済み」になり、一覧画面から消えます。
C 実行済みのものも一覧画面に表示させたい場合は、画面右上の「その他」をダブルタップしてから、「実行済みを表示」をダブルタップします。
D 実行済み表示中に実行済みリマインダーをダブルタップすると、未実行に戻ります。
リマインダーを削除する手順は以下の通りです。
@ 確認したいリマインダーの入っているリストを選んでダブルタップします。
A リマインダーの一覧画面が表示されますので、確認したいリマインダーを選んで、上下スワイプで「削除」を選んでダブルタップします。
B リマインダーを複数同時に削除する場合は、画面右上の「その他」をダブルタップしてから、「リマインダーを選択」でダブルタップし、選んだリマインダーをダブルタップで選択中にしてから、「削除」します。
リストを削除する手順は下記の通りです。
@ リスト画面で右上の「編集」をダブルタップします。
A 編集状態になりますので、削除したいリストをダブルタップします。リストの中のリマインダーすべてが削除される警告が出ます。リマインダーも含めてリストを削除してよい時は削除を実行します。
B 削除が終わったら、画面右上の「完了」をダブルタップします。
ボイスメモアプリを使うと、ICレコーダーのように録音することができます。
ボイスメモアプリの起動は、ホーム画面で「ボイスメモ」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「ボイスメモを起動」と話しかけます。
ボイスメモには、「フォルダ画面」「録音リスト画面」の2つの画面があります。
「すべての録音」と自分で作った「マイフォルダ」の一覧が表示されます。
選択したフォルダの中の録音したボイスメモの一覧が表示されます。
ボイスメモ起動時には、すべての録音の中の録音リスト画面が表示されています。
ボイスメモで録音する手順は、以下の通りです。
@ 録音リスト画面で、画面下中央の「録音」ボタンをダブルタップすると、録音を開始します。
A 録音中に画面下中央の「停止」ボタンをダブルタップすると、録音を停止します。
(停止ボタンをダブルタップする際の「停止 ボタン」という音声ガイドも録音されます)
B ボイスメモ起動中はどの画面でも「2本指でダブルタップ」で録音開始・停止することができます。(停止時のダブルタップの画面をたたく音も録音されます)
録音したボイスメモを再生する手順は、以下の通りです。
@ 録音リスト画面で、再生したいタイトルを選んでダブルタップします。
A 選んだタイトルの「再生」をダブルタップすると、選んだタイトルのボイスメモを再生します。
B 再生中に再生の左にある「早戻し15秒」や再生の右にある「早送り15秒」をダブルタップすると、15秒戻ったり進んだりします。
ボイスメモを削除する手順は以下の通りです。
@ 確認したいボイスメモの入っているフォルダを選んでダブルタップします。
A フォルダの中のボイスメモを選んでダブルタップすると、操作の画面が開きます。
B 操作画面の右端にある削除をダブルタップします。
C 複数まとめて削除する場合は、画面右上の編集をダブルタップし、削除したいボイスメモを選択中にし、最後に画面右下の削除をダブルタップします。
By My Eyesは、ボランティアがあなたの目の代わりになって、色々なものを見て読んでくれたり教えてくれたりするアプリです。このアプリは視覚障害者の人とボランティアの人の両方が利用登録し、視覚障害者がボランティアを呼び出してその場で必要な物を見たり読んだりしてもらいます。
Be My EyesはiPhoneを購入した時には入っていない「外部アプリ」です。iPhoneの中の「App Store(アップストア)」という、アプリを手に入れるためのアプリを使って入手します。また、入手後には、視覚障害者として使う登録を行います。
入手と登録については、ICTのボランティアにお願いしましょう。
「Be My Eyes Helping blind see」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/be-my-eyes-helping-blind-see/id905177575
Be My Eyesの起動は、ホーム画面で「Be My Eyes」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「Be My Eyesを起動」と話しかけます。
Be My Eyesのボランティアを呼び出す手順は以下の通りです。
@ 画面の中にある「応答可能なボランティアに接続」をダブルタップします。
A ボランティアが応答したら、見てほしいもの、読んでほしいものを伝えましょう。
ボランティアの方が必要に応じて画面やカメラの向きなどを誘導してくれます。
B 用件が終わったらお礼を言ってボランティアの方に切ってもらいましょう。
Seeing AIは、AI(エーアイ:人工知能)があなたの代わりに色々なものを見て読んでくれたり教えてくれたりするアプリです。
Seeing AIはiPhoneを購入した時には入っていません。iPhoneの中のApp Storeアプリを使って入手します。入手については、ICTのボランティアにお願いしましょう。
「Seeing AI」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/seeing-ai/id999062298
Seeing AIの起動は、ホーム画面で「Seeing AI」をダブルタップする、もしくはSiriを呼び出し「Seeing AIを起動」と話します。
Seeing AIの画面にはAIが認識する対象物が表示され、その下に機能を切り替える「チャンネル」があります。
チャンネルには、横一列に左から順に8つの項目が並んでいます。
@ 短いテキスト(アルファベットの「T」のマーク)
A ドキュメント(「書類」のマーク)
B 製品(縦線が並んだ「バーコード」のマーク)
C 人物(「人型」のマーク)
D 通貨(「ドル紙幣」のマーク)
E シーン(「家と樹木」のマーク)
F 色(「絵の具のパレット」のマーク)
G ライト(「太陽」のマーク)
(図6は、Seeing AIの画面、シーン選択中、赤枠内がチャンネル)
チャンネルの切り替え手順は以下の通りです。
@ タッチまたは左右スワイプで画面下部のチャンネルエリアを選びます。
A チャンネルは「短いテキスト」「ドキュメント」「製品」
「人物」「通貨」「シーン」「色」「ライト」の8つがあります。
上下スワイプで、チャンネルを切り替えます。
(左右スワイプやタッチ・スライドでは切替できません)
チャンネルごとの操作手順は、以下の通りです。
@ チャンネルを短いテキストに切り替えます。
A 読ませたいものをiPhoneの背面にあるiSightカメラにかざすと、画面に映ったものをそのまま読み上げます。
@ チャンネルをドキュメントに切り替えます。
A 文書を撮影します。アプリが「端が表示されていません」などと撮影範囲に収まっているかどうか教えてくれます。右スワイプで「撮影」を選んでダブルタップします。
B 音楽が流れてから、スキャン結果が画面に表示されます。
C 画面下端の左側にある「再生」「停止」で読み上げを操作できます。弱視の方は右側の「フォントサイズの拡大」で文字を大きくすることができます。共有では、認識結果をメールで送ったりすることができます。
@ チャンネルを製品に切り替えます。
A 製品のバーコードをiPhoneの背面カメラにかざすと、認識結果を英語で読み上げます。認識されない場合もあります。
@ チャンネルを人に切り替えます。
A iPhoneの背面カメラを人に向けて「撮影」をダブルタップすると、髪の色とおおよその年齢、性別を読み上げます。
B 撮影の右側にある「顔認識」をダブルタップすると、顔写真を撮影して名前を登録することができます。登録した人にカメラを向けると名前を読み上げます。
@ チャンネルを通貨に切り替えます。
A 紙幣をiPhoneの背面カメラにかざすと、金種を読み上げます。
(硬貨は認識できません)
@ チャンネルをシーンに切り替えます。
A 知りたい方向へiPhoneのカメラを向けて、画面の中の「撮影」をダブルタップします。
B 音楽が流れてから、写真とそこに写っているものなどの説明が画面に表示されます。
@ チャンネルを色に切り替えます。
A 色を調べたいものをiPhoneの背面カメラにかざすと、その色を読み上げます。
@ チャンネルを明るさに切り替えます。
A 周囲の光の量を検出して、明るさをブザー音の高低で知らせます。明るいほど高い音になります。
iPhoneのガラス面を天井に向けて、充電ケーブルを指す部分を自分の方、手前に向けます。
天井に向いている方を表面(前面)、地面に向いている方を背面とします。
iPhoneの表面(前面)にはディスプレイ画面以外にも、カメラやマイク・スピーカー、センサーやボタンがあります。
ガラス面の上部にあるカメラは、自分の写真を撮ったり、ビデオ電話をする時に使います。
ガラス面の上部にあるスピーカー(イヤースピーカー(ステレオ左チャンネル))は、電話で話すときに使います。横長の形状のマイクは周囲の雑音などを感知するためのものです(ノイズキャンセリング)。塞がないようにしましょう。
iPhoneを操作するための画面です。
ディスプレイ側上部の中央に配置されている小さな丸穴です。
近接センサーは、電話中に画面に顔が近づいたことを感知し、画面に顔が触れて誤操作をしないようにします。顔が近づいたことを感知すると、画面表示が消えて真っ暗になります。
ディスプレイ画面の下にある、ホーム画面に戻るためのボタンです。
※最新の機種にはホームボタンがないものがあります。
ホームボタンの縁にある、指紋を感知するセンサーです。(ホームボタンがある機種のみにあります)
充電のための差込口(ポート)やスピーカー、マイクなどがあります。
充電やパソコンを接続する「ライトニング-USBケーブル」の差込口です。ライトニング端子はApple社独自のもので、上下どちら向きでも挿すことができます。iPhoneにライトニング端子を差込み、USB端子を付属の充電器やパソコンに差込みます。
ケーブルや充電器はできるだけ付属の純正品、または認証品を使用しましょう。
【注9】バッテリーに優しい充電の仕方
(1)「フル充電サイクル」について
iPhoneに使われてリチウムイオンバッテリーは、充電回数が増えると「フル充電サイクル」を繰り返すことで最大容量が減っていきます。この「フル充電サイクル」は充電の回数ではなく、バッテリー容量の100%分の電力を放電した(使った)回数と考えてください。
iPhoneの場合、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されているそうです。
例えば、100%のフル充電状態からバッテリー残量20%になったときに1回目の充電100%、さらにバッテリー残量80%になったときに2回目の充電100%の場合。
1回目の充電までに80%分使用、2回目の充電までに20%分使用、80%と20%で合計100%分使用で「フル充電サイクル」1回と数えますす。
(2)バッテリーの劣化に注意しましょう
100%充電後に電源アダプタをつないだままにしていると「満充電保存」という状態になり、バッテリーの劣化につながります。
また、電源アダプタをつなげたままで使うこともバッテリーの劣化につながります。特にネットで動画を見るなど負荷が大きい動作をさせるとiPhone本体が熱くなりやすく、熱によるバッテリー劣化が進みやすいので注意しましょう。
つまり、0%や100%や過充電にならないようにして、満充電にこだわらないで20%から80%の間で充電したり電源アダプタをつないだまま使わないようにすることでバッテリーが長持ちするようになります。
iPhoneを長期に使わない時は次の三つについて注意しましょう。
1. バッテリー残量が0%の状態で保管すると過放電/重放電となり劣化します。
2. 100%の状態での長期保管すると、バッテリーの容量の一部が失われます。
3. 長期保管のベストな状態は、残量50%前後を保つようにすることですので、時々50%程度になるように充電しましょう。
iPhoneのバッテリーの状態は「設定」でわかります。
「設定」 → 「バッテリー」 → 「バッテリーの状態」と進みます。
新品と比べての現在のバッテリーの最大容量がわかります。
また、バッテリー充電の最適化もオンにしておきましょう。
メインマイクの右外側の穴。
着信音・通知音・音楽を再生するときのスピーカーです。(ステレオ右チャンネル)
ライトニングコネクタの両脇にあるメインマイクです。通話、録音、Siriなどの集音に使います。
スリープのためのボタンやSIMの差込口があります。
右上部にあるボタンで、短く押すとスリープしたり、スリープから復帰したりします。
電源を入れるときにも使用しますが、電源を切る場合は、機種により操作が異なります。
電話番号や固有のIDなどが入った「SIM(シム)」というごく小さなカードがセットされており、普段はそのまま使用します。(SIMを抜くとiPhoneの電話機能は使用できなくなります。)
音に関するスイッチやボタンがあります。
電話の着信音や、メールやメッセージの到着などを知らせる通知音を消すためのスイッチがあります。
☆着信/サイレントスイッチについては、「第2章-T 電話を使う」でも説明しております。
音量ボタンは上下に分かれており、上のボタンを押すと音量が大きくなり、下のボタンを押すと音量が小さくなります。
@ 音量ボタンを押すと、着信音と通知音、その他のサウンド効果の音量調節ができます。
A 通話中に音量ボタンを押すと、通話音量の調節ができます。
B 曲や動画などメディアの再生時に音量ボタンを押すと、メディア音量の調節ができます。
※VoiceOverの読み上げはメディアに区分されますので、メディア音量に影響を受けます。VoiceOverの音量を100%にしていても、メディア音量を0%にすると、VoiceOverの音量は100%×0%=0%になりますので、読み上げが聞こえなくなってしまいます。
画面と反対側の面で、カメラやマイク、フラッシュがあります。
通常の写真やビデオ撮影をはじめ、さまざまなアプリで使うカメラです。
ピンホールのような形状で周囲の雑音などを感知するためのマイクです(前面ノイズキャンセリング補助)。
またビデオを撮影するときの音声用マイクになります。
写真撮影のためのフラッシュです。
※前面カメラで撮影するときには、画面がフラッシュ代わりに明るく光ります。
iPhoneを使用していないときに、バッテリーの消耗を防ぐために画面表示が消えている「スリープ」状態の画面を「スリープ画面」といいます。スリープ画面は真っ暗で、触っても何も操作できません。iPhoneは使用しない時にはサイドボタンを押してスリープにすることで、かばんやポケットの中での誤動作を防ぎます。
サイドボタンやホームボタンを押して、スリープを解除した時に表示される画面です。
画面の上端には「ステータスバー」、画面上部には、時計と日付が表示されています。
(図7-1はロック画面のイメージ)
ロックを解除するパスコードを入力するための画面です。
ロック画面からFace ID(顔認証)やTouch ID(指紋認証)でロック解除された場合には、ロック解除画面は表示されません。
(図7-2は、ロック解除画面のTouch ID(イメージ))
アプリなどを使い始めるときの最初の画面です。
ホームボタンがある機種は、ホームボタンを押すと表示します。
ホームボタンがない機種は、画面の下端から上にスワイプして表示します。(図8は、ホーム画面表示操作のイメージ(ホームボタンのない機種))
ホーム画面には、アプリの用途を示すマークが描かれたボタン状のものが並んでいます。(アプリのマーク入りのボタンを「アイコン」といいます。)
アプリの数が増えて画面に収まらなくなると、ホーム画面のページが右側に増えていきます。3本指で左右スワイプすることで、ページをめくるように移動することができます。
(図9はホーム画面イメージ、赤枠内がアプリアイコン表示エリア)
ホーム画面のページが増えた時に、ページの確認とページを切り替えるスイッチの役割をする部分です。
アプリアイコン表示エリアの下端、画面のDockエリアの上の中央に小さな点の数でページ数、明るい点が何番目にあるかによって表示中のページ数を示します。
「全○ページ中○ページ目」と読み上げますので、上下スワイプでページを移動することができます。(図9はホーム画面イメージ、黄枠内がページ切り替えエリア)
ホーム画面の下部には、よく使うアプリを固定する「Dock(ドック)」というエリアがあります。
(Dockは「船着き場」という意味の英語です。)
ホーム画面のページを移動してもDockの中のアプリは「船着き場のように」固定されて同じ場所にあるので、すぐに起動することができます。
(図9はホーム画面イメージ、青枠内がDockエリア)
画面の上端にある表示エリアの項目です。
モバイル通信の信号強度や通信会社、Wi-Fiの使用状況、時計、バッテリー残量などの項目が、ロック画面・ホーム画面・アプリ起動中など、スリープ時以外は表示されています。
(図10は、ステータスバー項目のイメージ、黄枠内がステータスバー)。
通知センターは不在着信やメール着信などの通知をまとめて確認できる画面です。(図11は、通知センターのイメージ、黄枠内が通知センター表示内容、例はリマインダーと電話不在着信)
(1)ホームボタンがある機種
ステータスバー項目を選んでおいてから、3本指で下スワイプすると、通知センターが表示されます。(ロック画面からでも表示します。)
閉じるときは、ホームボタンを押します。
(2)ホームボタンのない機種
1本指でiPhoneの上部から指をスライドさせるとステータスバーの所で「ポッ」と音がします。
そこから1本指で下にスライドさせると「ポッ ポッ」と2回目に音がした時に指を離すと通知センターが表示されます。
コントロールセンターは、通信やWi-Fiなどの通信を遮断する
「機内モード」のオンオフや、音量・画面の明るさ、画面の向きの
ロックなどの設定、タイマー・フラッシュライトなどの機能を手軽に
使うためのボタンなどがあります。
(図12は、コントロールセンターのイメージ)
ステータスバー項目を選んでおいてから、3本指で上スワイプすると、コントロールセンターが表示されます。
(ロック画面からでも表示します。)
閉じるときは、ホームボタンを押します。
1本指でステータスバーあたりにタッチすると「ポッ」と音がします。そのまま指を離さずに下向きに指をスライドし、1回「ポッ」と音がしたら指を離すと、コントロールセンターが表示されます。
※指をスライドしたときに、1回目の「ポッ」を通り過ぎて、2回目の「ポッ」と音が鳴ったら「通知センター」が表示されてしまいます。1回目の「ポッ」で指を離しましょう。
ホーム画面の左側に、「今日の表示」というページがあります。
カレンダーの今日の予定、Siri検索や、編集により項目を追加することができます。
(図13は、「今日の表示」画面イメージ)
ホーム画面の右側に「Appライブラリ」というページがあります。
アプリを探すための「検索フィールド」とアプリがジャンル分けされて並んでいます。
このAppライブラリからでもアプリを起動することができます。
(図14は、Appライブラリのイメージ)
アプリごとに画面の構造は異なりますが、大きく分けると次の2つです。
電話やSafariは、タブで画面を切り替えて使用します。
Seeing AIは、チャンネルで機能を切り替えて使用します。
(図15はタブの一例、赤枠部分 例は電話の「キーパッド」タブ)
メモやメッセージ、メール、リマインダー、ボイスメモなどは、3階層になっています。
1階層目:フォルダやボックス・リストという入れ物を選びます。
2階層目:一覧から項目を選びます。
3階層目:項目の詳細や本文を開きます。
画面左上にある「○○ 戻る」ボタンで、階層を戻ることができます。
(図16は戻るボタンの一例、 赤枠内はメモアプリの「フォルダ 戻る」ボタン)
画面の一番下の横長の部分をツールバーといいます。
ホーム画面のドックエリアに当たります。
画面を切り替えるための見出し部分。
タブが並んでいる場所をタブバーという。
特定の動作をするための機能を持つもの。
ツールが並んでいる場所をツールバーという。
テキスト(文字列)を入力する領域。
検索用語を入力するための領域。
特定の動作や次の項目に移動するための機能を持つもの。
前(上位)の項目に戻るための機能を持つボタン。
以下のようなものをリストと呼びます。(アプリにより異なる)
○詳細な内容がある項目の一覧表示画面
○メモアプリの中で使う「箇条書き」のレイアウト
○リマインダーアプリの中で使う個々のリマインダーを入れる場所
書類を分類するクリアホルダーのように、項目や個々のメールデータ、メモのデータなどを仕分ける入れ物。
連絡先や項目セレクタで使う索引。英数、五十音、漢字の順で表示される。
画面の中に表示される、文字の入力や、候補から選択するための小さな箱状の領域。
選択項目の一覧が表示されたボックス。ユーザーは項目の中から1項目を選択。
1行のテキストボックスに、リストボックスが追加されている。
値を入力することもできるし、リストから選択することもできる。
いくつかの選択肢から、複数の項目を選択するためのボックス。
選択前は□(白四角)で、選択後は□の中に「✓(チェック)」や「×(バツ)」の印が入る。
複数の選択肢から、1項目だけを選ぶためのボタン。
選択前は○(白丸)で、選択後は⦿(白丸の中心に黒丸)
iPhoneはアプリを同時に複数起動することができます。
操作中のアプリが一番上に画面表示され、その下に起動中のアプリの画面が重なっています。
別のアプリを開くためにホームボタンを押すと、いままで操作していたアプリの画面が消えてホーム画面に戻ります。このとき、ホーム画面が一番上に表示されて、それまで操作していたアプリの画面が下に隠れますが、終了して閉じたわけではありません。
アプリの起動、ホーム画面、別のアプリの起動、ホーム画面、と繰り返していくと、知らない間に起動中のアプリの数がどんどん増えていきます。
iPhoneやアプリの動作がおかしいと思ったら、アプリを終了させて再起動ましょう。
☆アプリの終了方法については、「第4章-V アプリの起動・終了・切り替え」を参照
VoiceOverは、iPhoneに標準装備された、音声読み上げ機能です。画面に表示されている内容以外にもさまざまな内容を読み上げます。このマニュアルでは、個々の操作手順での読み上げ内容の詳細については割愛しています。
VoiceOverの起動中には、以下の箇所を読み上げます。
(1) タッチ・スライドをしている時には、指が触れている項目を読み上げます。
(2) 左右スワイプで移動している時には、選んでいる項目を読み上げます。
(3) 上下スワイプで値を調整している場合は、値を読み上げます。
(4) 読み上げジェスチャをした時には、上から下、左から右に順番に項目移動しながら読み上げます。
項目を選ぶと、項目名などの情報を読み上げます。
項目の種類によっては状態や場所、種類、操作についての情報を読み上げます。
@ ホーム画面にあるアプリのアイコンを選ぶと、アプリ名を読み上げます。
A アプリの画面では、「編集 ボタン」「●● 戻る ボタン」のように、項目名や種類を読み上げます。
B 見出しの場合は名前だけ、もしくは「○○ 見出し」と読み上げます。
C 電話アプリの中で画面を切り替えるタブでは、タブであること、何個中の何個目のタブなのか、現在選択中(表示中)かどうかを読み上げます。
例)「よく使う項目、タブ、5の1」……「よく使う項目」という名前のタブは、5個中1個目
「選択中の、履歴、タブ、5の2」……「履歴」という名前のタブは、5個中2個目で、選択中(画面表示中)
大きく場所を移動したときには、その場所を読み上げます。
ホーム画面が表示されると、「ホーム」と読み上げます。
ホーム画面のDockに入った時に、アプリ名の前に「Dock(ドック)」と読み上げます。
アプリの画面で「タブバー」に入った時に「タブバー」、「ツールバー」に入った時に「ツールバー」と読み上げます。
※同じ場所内の移動中は、場所の情報は読み上げません。
例えば、項目名や種類の後に「開くには、ダブルタップします」や「値を調整するには、上または下にスワイプします」のように、操作できる内容とそれに対応したジェスチャをアドバイスします。
●見出し……その画面が何を表示しているかを示す項目で、ダブルタップしても何も動作しません。(名前だけを読み上げる項目は見出しです。)
●ボタン……次の画面を表示させたり、前の画面に戻ったりするための項目です。
●オフ(オン)……設定オン・オフの切り替えスイッチの項目で、ダブルタップで切り替えます。
●検索フィールド……検索語句を1行入力できる項目で、1文字以上入力すると候補が表示されます。
●テキストフィールド……文字や文章を入力する項目で、ダブルタップすると「編集可能」になります。
●タブ……電話やSafariなど、アプリの中の複数の画面を切り替える項目で、タブを選んでダブルタップするとアプリの中で表示している画面が切り替わります。
●オプションボタン、その他の操作ボタン……ダブルタップすると画面の下側から飛び出してくる「ポップアップウインドウ」が開きます。
●垂直スクロールバー……縦方向のページを10%単位で移動するための項目です。メールの一覧やメッセージ、設定などで縦方向のページ数が多い場合に、上下スワイプすると10%単位で移動できます。
●セクションの索引……連絡先で五十音順・アルファベット順の索引を使って移動するための項目です。上下スワイプで索引の見出し文字単位で移動できます。
●調整可能……明るさや音量など「%」で表示する調整可能な項目、上下スワイプで値を調整します。
●使用可能なアクション……他の操作を選ぶ項目です。上下スワイプで操作を選びます。(選んだ操作を実行するにはダブルタップします。)
ジェスチャはもともとiPhoneをはじめとするスマートフォンの操作方法として、視覚障害者に限らず、一般の方もジェスチャで操作します。
例えば1回タップすると、アプリを起動します。また画面の表示を拡大するときに、画面に触れた2本の指先を広げるようにする「ピンチアウト」などがあります。
VoiceOverでiPhoneを操作する場合は、ジェスチャの種類と組み合わせが増えたり、元のジェスチャとは違う操作が割り当てられています。例えば1回タップでアプリの名前を確認し、2回タップでアプリを起動するなど、見えない方が操作できるようになっています。
ジェスチャの練習する時や課題をこなすときにはヘルプモードを使ってください。
ヘルプモードの開始は4本指のダブルタップです。
ヘルプモードの終了は開始時と同じく4本指のダブルタップです。
画面の触れ方は、「触れる」「叩く」「滑らせる」「はじく・ひっかく」「触れたまま動かさない」の動作があります。
動作の方向に上下左右の4方向があります。
また、動作する指の数には、1本、2本、3本、4本のものがあります。
ジェスチャは「動作」「方向」「指の数」で決まります。
画面の触れ方には、以下のようなものがあります。
指で画面に触れていることを「タッチ」、タッチしたまま指を移動させることを「スライド」といいます。
指で画面を叩くように一瞬触れてから離すことを「タップ」といいます。
指を一定方向に画面に滑らせてから離すことを「スワイプ」といいます。
ほうきではくように、画面上で指を動かします。
指を特定の位置から一定方向にはじいたりひっかいたりするような動作を「フリック」といいます。
※主に文字入力のキーボードの操作で使うジェスチャです。
画面の一点に触れた指を動かさないことを「ホールド」と言います。
例えば、画面を2回叩き(ダブルタップ)、2回目に叩いた指を画面の一点に触れたまま動かさないことを「ダブルタップホールド」と言います。
主に人差指を使い、タッチ・スライド・タップ・スワイプします。
ジェスチャの説明に「○本指」と指定がない時は、1本指で行います。
人差指と中指、薬指、小指の組み合わせで、タップ・スワイプや回転します。
人差指と中指の組み合わせで、どちらかの指でタッチ・スライドしながら、別の指でタップします。
スワイプでは、左から右に動かすことを「右スワイプ」、右から左に動かすことを「左スワイプ」といいます。
スワイプでは、上から下に動かすことを「下スワイプ」、下から上に動かすことを「上スワイプ」といいます。
スクラブはごしごし洗うという意味の言葉です。アルファベットのZ(ゼット)を書く要領で、2本の指を画面に触れたまま、横方向に右、左、右と素早く指を動かします。
画面に触れた2本の指をタッチしたまま、「設定や機能を調節する『つまみ』を回すように」ひねる、もしくは、画面に触れた2本の指を「コンパスで弧を描くように」動かします。
☆回転については「第4章-U-3-(1) 回転のジェスチャについて」を参照
1本指でダブルタップ、3本指で右スワイプなど、触り方と指の本数と方向の組み合わせで、とても多くのジェスチャがあり、それぞれにVoiceOverオンの時のiPhoneの操作が割り当てられています。
☆ジェスチャの種類と操作については、「第4章-U ジェスチャ操作」を参照
電話をかけるときと、パスコードを入力するときには、主に数字を入力しますので、画面全体に数字のキーパッドが表示されます。2つのキーパッドは数字の並び方は同じですが、少しだけ違う点があります。
電話をかけるときに表示されるキーパッドは、左から以下の通り数字などが並んでいます。
(図17は電話のキーパッド)
(上から)
1行目は、左から順に、1・2・3、
2行目は、4・5・6、
3行目は、7・8・9、
4行目は、*・0・#、
5行目は、「発信」があります。
1ケタ以上番号を入力すると、「発信」の右隣りに「削除」が表示されます。
※「*」はアスタリスク(または、こめじるし)、
「#」はシャープと呼ばれる記号です。
自動音声案内の通話で使用する場合があります。
キーパッドによる電話番号の入力は、タッチ・スライドとスプリットタップの組み合わせで操作する方法と、左右スワイプとダブルタップで操作する方法があります。
番号を入力する手順は以下の通りです。
@ 入力したい番号を選んでダブルタップ(またはスプリットタップ)します。
A キーパッド画面の上端にある電話番号のテキストフィールドを選ぶと、入力済の番号を確認できます。
B 間違えて入力したときには、発信の右にある「削除」で1ケタずつ削除します。
ロック解除画面でパスコードを入力するために表示されるキーパッドは、左から以下の通り数字などが並んでいます。
(図18はロック解除画面のパスコードのキーパッド)
(上から)
1行目は1・2・3、
2行目は4・5・6、
3行目は7・8・9、
4行目は0があります。
(並び方は電話のキーパッドと似ていますが、パスコードには「*」と「#」はありません。)
画面左下端に「緊急」、画面右下端に「キャンセル」があり、パスコードを1ケタ以上入力すると、キャンセルが「削除」に切り替わります。
パスコ―ドの入力は、電話のキーパッドの操作とほぼ同じ要領です。タッチ・スライドとスプリットタップの組み合わせで操作する方法と、左右スワイプとダブルタップで操作する方法があります。
@ 入力したい番号のキーをタッチ・スライドで選んで、スプリットタップします。
A 入力したい番号のキーを左右スワイプで選んで、ダブルタップします。
B キーパッド画面の上端にあるパスコードのテキストフィールド()では、何文字入力し終わったかを確認できますが、セキュリティ保護のため「入力した文字」が何かは確認できません。
C 間違えて入力したときには、画面の右下にある「削除」で1ケタずつ削除します。
VoiceOverには、ヘルプモードがあります。
ヘルプモードにしてジェスチャしてみると、iPhoneがジェスチャ名を読み上げますので、ジェスチャがきちんとできているか確認できます。また、行ったジェスチャについての説明も読み上げます。
VoiceOverのヘルプモードの開始と停止は、4本指でダブルタップしますが、開始時と停止時には以下のように読み上げます。
(1) 4本指でダブルタップするとヘルプモードを開始します。
@ 「ヘルプ開始中」と読み上げて、ヘルプモードを開始します。
A 「ヘルプを停止するには、4本指でダブルタップするか、2本指でスクラブするか、キーボードのEscを押してください」と読み上げます。
(2) ジェスチャをすると、ジェスチャ名と、操作について読み上げます。
(3) ヘルプモードを停止、終了するときにも、4本指でダブルタップします。
@ 「4本指でダブルタップ、ヘルプを開始」とジェスチャ名と操作について読み上げます。
A 「ヘルプを停止中」と読み上げて、ヘルプモードを停止します。
画面に指を当てること。
○ホールド(長押し)
タッチした指を画面に当てたままにすること。
○タップ
タッチした指を素早く離すこと。
画面に当てたまま指を動かすこと。
画面に当てた指を「竹箒で画面を掃くように」特定の方向に動かしてから画面から離すこと。
○上スワイプ
画面に当てた指を上方向に動かし、画面から離すこと。
○下スワイプ
画面に当てた指を下方向に動かし、画面から離すこと。
○右スワイプ
画面に当てた指を右方向に動かし、画面から離すこと。
○左スワイプ
画面に当てた指を左方向に動かし、画面から離すこと。
画面に当てた指を「爪の先で弾くように」特定の方向に動かしてから画面から離すこと。
フリックとスワイプは指の動かし方は違うが、iPhoneがジェスチャとして感知し、実行する結果も同じ。
※ヘルプモードでは「スワイプ」と読み上げるので、このマニュアルではフリックではなくスワイプを使っています。
指をトンと1回画面に当てて離すこと。
○ダブルタップ
指をトントンと2回画面に当てて離すこと。
○スプリットタップ
2本の指の内1本の指を画面に当てたまま、もう1本の指をトンと当てること。
○トリプルタップ
指をトントントンと3回画面に当てて離すこと。
○クアドラブルタップ
指をトントントントンと4回画面に当てて離すこと。
指を当てたままにすること。
○ダブルタップホールド
トントンと叩いた2回目の指を離さずに、画面に当てたままにすること。
対象項目を指で引きずって移動し(ドラッグ)、目的の位置で指を離す(ドロップ)操作。
「ドラッグ」は引きずるという意味です。ダブルタップホールドで対象項目を保持してから、指を画面に当てたまま動かすと、その項目が指に引きずられるように移動します。
「ドロップ」は落とすという意味です。対象項目をドラッグで目的の位置まで移動して指を離すと、指を離した位置にその項目が置かれます。
主に画面上でアイコンを移動するときに使う操作ですが、文字入力時に別のキーボードを選択する際にも使います。(別のキーボードを引っ張り出すようなイメージ)
2本指を画面につけたままで、ダイヤルを回すように滑らせること。
○時計回りに回転
○反時計回りに回転
2本指で右左右とアルファベットのZを描くように画面をこすること。
○項目を選択して読み上げ
項目をタップまたはタッチ
○先頭から画面全体を読み上げる
2本指で上にスワイプ
○選択した項目から下の画面を読み上げ
2本指で下にスワイプ
○読み上げを一時停止/再開
2本指でタップ
○項目の概要を読み上げて現在位置を確認
3本指でタップ
○直前に読み上げた内容をクリップボードにコピー
3本指で4回タップ
☆項目の読み上げ内容は、「第3章 V VoiceOverの読み上げについて」を参照。
○項目間を縦横に移動
タッチしたまま縦横にスライド
○次の項目に移動
1本指で右にスワイプ
○前の項目に移動
1本指で左にスワイプ
○トップにスクロール
ステータスバーにタッチ後にダブルタップ
○画面上の最初の項目を選択
画面の上部近くを4本指でタップ
○画面上の最後の項目を選択
画面の下部近くを4本指でタップ
○上のページにスクロール
3本指で下にスワイプ
○下のページにスクロールする
3本指で上にスワイプ
○左のページにスクロールする(前のページに移動する)
3本指で右にスワイプ
○右のページにスクロールする(次のページに移動する)
3本指で左にスワイプ
○次のローター
2本指で時計回りに回転、または2本指で右スワイプ(共通設定で追加)
○前のローター
2本指で反時計回りに回転、または2本指で左スワイプ(共通設定で追加)
○次のローター項目
下スワイプ
○前のローター項目
上スワイプ
☆ローターの詳しい操作は「3.回転ジェスチャと、ローター操作について」を参照。
○項目を読み上げ、選択
タッチ・タップ
○項目を実行
ダブルタップ、またはスプリットタップ
○垂直スクロールバー
(画面右端に表示されるウインドウ内の表示領域の位置を示す縦長のバー)
垂直スクロールバーをタップで選択後、
下スワイプで、ウインドウ全体の10%ずつ下の位置に移動
上スワイプで、ウインドウ全体の10%ずつ上の位置に移動
○現在のアクション(動作)を開始または停止
2本指でダブルタップ
アクション:音楽の再生/一時停止、カメラの写真撮影、録画開始/停止、録音開始/停止、
ストップウォッチ開始/停止 など
※誤って3本指でダブルタップすると、音声読み上げオフになるので注意が必要です。
○通知を消す、前の画面に戻る(エスケープ)
2本指でスクラブ
○項目のラベルを編集する
2本指でダブルタップホールド
○ホーム画面表示
ホームボタンをクリック(ボタンを押す)
ホーム画面のない機種では、
画面の下端を1本指でタッチして「ポッ」と音がしたら、
1本指を上方向へドラッグし、「ポッ」と1回音がしたら指を離す。
(ドラッグ時に2回目の「ポッ」という音で指を離すとAppスイッチャー起動)
○ホーム画面の前のページに移動する
3本指で右にスワイプ
○ホーム画面の次のページに移動する
3本指で左にスワイプ
○ホーム画面内の現在のページ数の確認
Dockタブのすぐ上、中央部をタッチすると「全何ページ中何ページ目」と読み上げ
○ホーム画面のページ数読み上げ中にページ数の調整(ページの移動)
上スワイプでページ数が増える(次のページに移動)
下スワイプでページ数が減る(前のページに移動)
○前のアプリの画面へ切り替える
4本指で左スワイプ
○次のアプリの画面へ切り替える
4本指で右スワイプ
○Appスイッチャーを起動
ホームボタンをダブルクリック(2回続けてボタンを押す)
ホームボタンのない機種では、
画面の下端を1本指でタッチして「ポッ」と音がしたら、
1本指を上方向にドラッグして「ポッ ポッ」と2回音がしたら指を離す。
(ドラッグ時に1回目の「ポッ」という音で指を離すとホーム画面表示)
○Appスイッチャーでアプリ選択、画面切り替え
右または左スワイプで目的のアプリを選択、ダブルタップで選択したアプリの画面表示
○アプリを終了する
Appスイッチャー起動中に、終了したいアプリを選択してから、3本指で上スワイプ
○スポットライト検索画面を開く(iPhone内のデータを一括検索)
ホーム画面表示中に、3本指下スワイプ
○項目セレクタ(項目を名前で選択するための検索と名前順の索引表示)
2本指トリプルタップ
○項目セレクタを選択せずに閉じる
2本指スクラブ
○スクリーンカーテンの切り替え(画面を暗くしてプライバシーを守る)
3本指でトリプルタップ
○読み上げ音声のオンオフ(VoiceOverオンのままで、読み上げ音声のみオンオフ)
3本指でダブルタップ
2本の指で行う「回転」は、VoiceOverの「ローター」の項目を変えるジェスチャです。
「ローター」とは設定や動作を切り替えるダイヤルのような役割をするもの、「回転」ジェスチャでローターを回すと、「オプション」という、上下スワイプで操作する項目が切り替わります。文書編集などの作業ではこのローター操作が欠かせません。
ここでは「回転」のジェスチャと、ローターの使い方とその操作について、重点的に説明します。
「回転」はジェスチャの一種ですが、iPhoneが「回転」と認識する動作は、1つだけではありません。必要な条件は、2本の指が画面に触れたままであることと、2本の指の動きにズレがあることです。
次の4つの動作は、どれも「回転」として認識します。
@ 親指と人差し指を画面に当てながら、手首をひねってダイヤルを回すような動作
A 親指と人差し指を画面に当てたまま、iPhoneを持った手の手首をひねって回すような動作
B 人差し指と中指で、どちらかの指を支点にし、もう1本の指を使ってコンパスで弧を描くような動作
C 左右の親指で、片方の親指を上向きに、反対側の親指を下向きに滑らせる動作
※ICTサポートでは、「2本指で左右スワイプ」をローター操作のジェスチャに追加設定しますので、「回転」のコツがつかみにくいときは、「2本指で左右スワイプ」で操作してください。
☆サポート用の設定については、「第5章 サポート共通設定等」を参照
「ローター」は必要な設定や動作などの「オプション」を切り替える
ことができるダイヤルのようなものです。
(図19はローターオプションの一例「読み上げ速度」オプション選択中)
回転のジェスチャ中は、「ローター」がアプリ画面の上に重なるように現れます。回転をやめると、ローターは画面から消えますが、ローターで切り替えたローターオプション選択した設定や動作は維持されています。
ローターで切り替えできるオプションの種類は、設定で選択することができ、操作場面で使用可能な項目のみ切り替えができる仕組みです。
基本操作は、回転ジェスチャでローターを回すとオプションを読み上げ、続けて回すと次のオプションを読み上げます。指を離すとオプションが選択されます。上下スワイプでオプションで選んだ値を調節したり、移動したり、選択範囲を調節したり、選択肢を選びます。
ローターの操作は、大きく分けて以下の4タイプです。
読み上げ速度・音量の値を、ローターを使って調節する手順は、以下の通りです。
ア 回転ジェスチャで「ローター」を回して、「読み上げ速度」や「音量」のオプションに切り替えます。
イ 上スワイプで値を大きくし、下スワイプで値を小さくします。
編集中の挿入ポイントを移動や、ホームページの読み上げなどで必要なローターです。
ア 「ローター」を、「文字」「単語」「行」のいずれかのオプションに切り替えます。
イ 下スワイプで次の文字・単語・行に移動し、上スワイプで前の文字・単語・行に移動します。
コピーやカットなどの対象範囲を選択する時に必要なローターオプションを使って調整する手順は、以下の通りです。
ア 「ローター」を、「テキスト選択」オプションに切り替えます。
イ 上下スワイプでテキスト選択の単位を「文字選択」「単語選択」「行選択」「ページ選択」「すべてを選択」のいずれかに切り替えます。
ウ 左右スワイプで範囲を拡大縮小します。「文字選択」にすれば1文字ずつ、「単語選択」にすれば1単語ずつ拡大縮小します。
全てを選択・コピー・カット・ペーストなどの編集に関する動作を選択します。
ア 「ローター」を「編集」オプションに切り替えます。
イ 上下スワイプで「コピー」「カット」などの動作を選択します。
ウ ダブルタップで選択した動作を実行します。
○文字単位で読み上げる
ローターで「文字」オプション
上スワイプで1文字左に移動して読み上げ
下スワイプで1文字右に移動して読み上げ
○単語単位で読み上げる
ローターで「単語」オプション
上スワイプで前の単語に移動して読み上げ
下スワイプで次の単語に移動して読み上げ
○行単位で読み上げる
ローターで「行」オプション
上スワイプで上の行に移動して読み上げ
下スワイプで下の行に移動して読み上げ
○文字単位で移動
ローターで「文字」オプション
下スワイプで1文字右に移動
上スワイプで1文字左に移動
○単語単位で移動する
ローターで「単語」オプション
下スワイプで次の単語に移動
上スワイプで前の単語に移動
○行単位で移動
ローターで「行」オプション
下スワイプで下の行に移動
上スワイプで上の行に移動
○見出しを移動
ローターで「見出し」オプション
下スワイプで下方向の見出しに移動
上スワイプで上方向の見出しに移動
アプリの起動には以下の2つの方法があります。
(1)ホーム画面で、アプリを選んでダブルタップします。
(2)Siriを呼び出して「○○○○(アプリ名)を起動」と話しかけます。
アプリを終了する、起動中のアプリの画面を切り替えるときには
「Appスイッチャー」を使います。
Appスイッチャーを開く手順は以下の通りです。
ホームボタンを2回素早く押します。
(素早く押すことを「クリック」するといいます。
2回素早く押すことを「ダブルクリック」、3回素早く押すことを「トリプルクリック」といいます。)
サイドボタンをダブルクリックします。
Appスイッチャーが開くと、現在起動中のアプリが、
少しずつ右にずれながら重なって表示されます。
(図20はAppスイッチャーの操作中の画面の一例)
最後に使用していたアプリが一番右上、それより前に
使用していたアプリが左にずれながら下に重なっています。
アプリの反応がなく、動作がおかしいときには、アプリを終了させてから、もう一度起動しましょう。
アプリを終了する手順は以下の通りです。
@ アプリを終了するには、3本指で上スワイプします。
A すべてのアプリを終了するには、3本指で上スワイプを繰り返します。すべて終了すると、ホーム画面に戻ります。
Appスイッチャーでアプリを切り替えて表示する手順は以下の通りです。
@ Appスイッチャーを開きます。最後に使用していたアプリが一番右上にあります。
A 左右スワイプで移動しながら、目的のアプリを選択します。左スワイプで前に起動したアプリに、右スワイプで後に起動したアプリに移動します。
B ダブルタップすると、選択したアプリの画面に切り替わります。
ジェスチャでアプリ画面を切り替える手順は以下の通りです。
@ 4本指で右スワイプすると、次のアプリ画面に切り替わります。
A 4本指で左スワイプすると、前のアプリ画面に切り替わります。
iPhoneで使用できるキーボードは、主に「日本語−かな入力」キーボードと「英語」キーボードです。テキストフィールドや検索フィールドなどで「編集可能」な項目に移動したときに、画面下部にキーボードが表示されます。
ガラケーのテンキーのように、数字の1〜9と0の配置に五十音の見出しになる文字が並んでいます。
(図21は日本語―かなキーボード)
文字の種類を切り替えることで、かな・英文字・数字・記号が入力できます。
パソコンのキーボードのように、1つのキーに1つの文字が割り当てられています。(図22は英語キーボード)
文字の種類を切り替えることで、英文字と数字・記号が入力できます。
入力キーボードを「日本語ローマ字」キーボードに切り替える場合、「次のキーボード」で1本指ダブルタップホールドすると「ピポポ」っと音がして、選択できるキーボード名が表示されます。
(1)かな入力モードにする
画面左下の「次のキーボード○○」をダブルタップホールドし(ダブルタップしたまま指を離さずにしばらく押さえ)たまま「日本語かな」までドラッグして指を離します。
(2)英語入力モードにする
画面左下の「次のキーボード○○」をダブルタップホールドし、「English(Japan)までドラッグして指を離します。
(上から)
1行目は あ行・か行・さ行、
2行目は た行・な行・は行、
3行目は ま行・や行・ら行、
4行目は 顔文字・わ行・句読点
があります。
(図23は、日本語―かなキーボードの
かな入力のキー配列)
※顔文字キーは、かなを入力し始めると
濁点・半濁点・小文字のキーに切り替わります。
あ行:あ、い、う、え、お、(小さい)ぁ、(小さい)ぃ、(小さい)ぅ、(小さい)ぇ、(小さい)ぉ
か行:か、き、く、け、こ
さ行:さ、し、す、せ、そ
た行:た、ち、つ、て、と、(小さい)っ
な行:な、に、ぬ、ね、の
は行:は、ひ、ふ、へ、ほ
ま行:ま、み、む、め、も
や行:や、ゆ、よ、(小さい)ゃ、(小さい)ゅ、(小さい)ょ
ら行:ら、り、る、れ、ろ
わ行:わ、を、ん、―(長音符)
句読点:てん(読点)、まる(句点)、疑問符、感嘆符
※あ行・た行・や行の小さい文字は「小さい あ」などとは読み上げないので、キーを押した回数で判断します。
(上から)
1行目は 記号@#/&_、ABC、DEF、
2行目は GHI、JKL、MNO、
3行目は PQRS、TUV、WXYZ、
4行目は 小文字/大文字、記号‘“()、
記号.,?!
があります。
(図24は日本語―かな 英文字入力のキー配列)
※小文字・大文字キーは、文字を入力した後にキーを押します。小文字から大文字に、大文字から小文字に、切り替わります。
@ アットマーク、# 番号記号、/ スラッシュ、& アンパサンド、_ アンダーバー
abc ABC(小文字・大文字キーで変換)
def DEF(小文字・大文字キーで変換)
ghi GHI(小文字・大文字キーで変換)
jkl JKL(小文字・大文字キーで変換)
mno MNO(小文字・大文字キーで変換)
pqrs PQRS(小文字・大文字キーで変換)
tuv TUV(小文字・大文字キーで変換)
wxyz WXYZ(小文字・大文字キーで変換)
‘ アポストロフィー、“ 引用符、( 左まるかっこ、) 右まるかっこ
. ピリオド、, カンマ、? 疑問符、! 感嘆符
(上から)
1行目は 1と記号、2と記号、3と記号、
2行目は 4と記号、5と記号、6と記号、
3行目は 7と記号、8と記号、9と記号、
4行目は 記号、0と記号、記号
があります。
(図25は、日本語―かな 数字入力のキー配列)
1、☆ 白い星、♪ 八分音符、→ 右矢印
2,\ エン、$ ドル、€ ユーロ
3,% パーセント、° 度、# 番号記号
4,○ 白いまる、* こめじるし、・ 中黒
5,+ プラス、× かける、÷ わる
6,< 小なり、= イコール、> 大なり
7,「 左カギカッコ、」 右カギカッコ、: コロン
8,〒 郵便記号、々 繰り返し符号、〆 締め
9,^ キャレット、| 縦棒、\ バックスラッシュ
( 左まるかっこ、) 右まるかっこ、[ 左角かっこ、] 右角かっこ
0、〜 波線、… 省略記号
. ピリオド、, カンマ、− ハイフン、/ スラッシュ
連続タップ入力は、ガラケーのボタンを押す要領で入力します。
例えば、「あ」のキーを続けてタップすると、「あ行」の文字が入力できます。
タップした回数に応じて、「あ、い、う、え、お、(小さい)ぁ、(小さい)ぃ、(小さい)ぅ、(小さい)ぇ、(小さい)ぉ」と、「あ」行の文字が切り替わります。
タップしてから少し時間が経つか次の文字を入力すると、文字の入力が完了します。
スプリットタップ入力は、入力したいキーをタッチしたまま、他の指でスプリットタップすると、タップの回数に応じて、そのキーで入力できる次の文字に切り替わります。
例えば、「あ」のキーにタッチしたままスプリットタップすると、「あ行」の文字が入力できます。
タップした回数に応じて、「あ、い、う、え、お、(小さい)ぁ、(小さい)ぃ、(小さい)ぅ、(小さい)ぇ、(小さい)ぉ」と、「あ」行の文字が切り替わります。
タップしてから少し時間が経つか次の文字を入力すると、文字の入力が完了します。
さくら ひまわり もみじ つつじ あやめ かえで いちょう あじさい つばき ゆり
ヒアシンス コスモス マーガレット チューリップ ポプラ アマリリス カトレア
カーネーション ハイビスカス フリージア
キャッツ パラフィン フュージョン クイック バッファロー マッキントッシュ
ウォールストリート ファイナンシャル チョコレート ポンタチャン
GAFA Google Apple Facebook Amazon FANG Netflix Microsoft Alibaba iPhone
0123 1,000 \500 1+2+3-5=1 1/3*3=1
https://hiroshimashi.shisyokyo.jp/
080-2929-0227
ict-request@support.shisyokyo.jp
=sum(a1:a10)
=sum($a$1:$a$10,$b$20)
かな入力後に漢字変換する手順は以下の通りです。例)「広島市」と漢字入力したい場合
@ 「ひろしまし」とかなで入力します
A キーの上に、変換候補が表示されますので、スライドや左右スワイプ操作で候補の中から「広島市」を選択します。
(図26は、漢字変換中の変換候補の表示)
B ダブルタップで変換を確定します。
広島市 福祉 視覚障害者 公演 一生懸命 閑話休題 兎にも角にも 太陽系 銀河 天文台
長い文書を書くときに、1文字ずつ順番に入力して、誤りがあったからと全部削除してから書き直していては、なかなか先に進みません。
順番に文書を書くだけでなく、後から挿入・削除・範囲選択・コピー・貼り付け・切り取りなどの編集操作ができると、効率よく文書が書けるようになります。
iPhoneでは「検索フィールド」や「テキストフィールド」という項目に文字入力することができます。
テキストフィールドが編集状態になったときに、ダブルタップすると「先頭に挿入ポイント」「末尾に挿入ポイント」と読み上げます。この「挿入ポイント」は文字を入力したときに打ち込まれる位置であり、削除や範囲選択などの編集をし始める位置です。
最初に文字を入力するときには、何もない状態なので、「先頭に挿入ポイント」になります。
既に文字や文章を入力済のテキストフィールドを後から編集する場合には、
(1) 先頭に挿入ポイント:入力済の文字や文章の前に、入力した文字が追加されます。
(2) 末尾に挿入ポイント:入力済の文字や文章の後ろに、入力した文字が追加されます。
文書編集時の挿入ポイントの位置を、先頭と末尾以外にも「文字」「単語」「行」単位で移動することができます。挿入ポイントを移動する手順は、以下の通りです。
(1) 移動する単位を設定します。
1文字ずつ移動したいときには、ローター項目を「文字」に切り替えます。
(2) 設定した移動単位で移動します。
@ 下スワイプすると、挿入ポイントが左から右へ(文書の先頭側から末尾側に)移動します。
A 上スワイプすると、挿入ポイントが右から左へ(文書の末尾側から先頭側に)移動します。
(3) 移動時の読み上げ方について
挿入ポイントが移動するときに、通り過ぎた文字や単語や行を読み上げます。
@ 下スワイプした時には、挿入ポイントが左から右へ通り過ぎますので、移動した後の挿入ポイントの左側にある文字や単語や行を読み上げます。(読み上げた文字の右側に挿入ポイントが位置します)
A 上スワイプした時には、挿入ポイントが右から左に通り過ぎますので、移動した後の挿入ポイントの右側にある文字や単語や行を読み上げま。す。(読み上げた文字の左側に挿入ポイントが位置します)
文字の挿入は、挿入ポイントを基点として挿入ポイントの左側に文字は挿入されます。
文字を挿入する手順は、以下の通りです。
@目的の単語の前に文字を挿入したい場合は、上スワイプで単語の先頭文字に移動して文字を挿入します。
A目的の単語の後ろに文字を挿入したい場合は、下スワイプで目的の単語の末尾の文字に移動して文字を挿入します。
文字を削除する時には「削除」キーを使いますが、削除キーは「挿入ポイントの左側」の文字を削除します。
文字の削除は、読み上げた文字を基点とするのではなくて、挿入ポイントを基点として挿入ポイントの左側の文字が削除されます。
文字を削除する手順は、以下の通りです。
@ 削除したい文字の右側に挿入ポイントを移動します。
(2.挿入ポイントの移動について を参照)
A 削除したい文字の「右側」に移動したら、削除キーをダブルタップ(またはスプリットタップ)します。
1文字削除するたびに、削除した文字を読み上げます。
※下スワイプで読み上げた文字を削除します。上スワイプでは読み上げた文字の左側を削除しますので、間違って文字を削除することもありますので、削除は、下スワイプして読み上げたものを削除するように心がけましょう。
入力済の文章全体を範囲選択するときの手順は、以下の通りです。
@ 回転のジェスチャで「ローター」項目を「編集」に切り替えます。
A 上下スワイプで、「すべてを選択」を選び、ダブルタップします。
B 全ての範囲が選択されます。
文章の一部分を範囲選択するときの手順は、以下の通りです。
@ 範囲選択したい内容の先頭の文字の左側に挿入ポイントを移動します。
(2.挿入ポイントの移動について を参照)
A 回転のジェスチャで「ローター」項目を「テキスト選択」に切り替えます。
B 「テキスト選択」切り替え直後は、「文字選択」で1文字単位ずつ選択範囲を拡大・縮小できます。
C 上下スワイプで、テキスト選択の単位を「単語選択」「行選択」「ページ選択」「すべてを選択」に切り替えることができます。
D 上下で選択単位を決めてから、左右スワイプで選択範囲を拡大・縮小します。右スワイプで選択範囲が拡大し、左スワイプで選択範囲が縮小します。
E 「行選択」で範囲選択し過ぎた部分を「文字選択」で縮小して外すなど、選択途中で選択単位を変更することもできます。
範囲選択した部分をコピーするときの手順は、以下の通りです。
@ コピーしたい範囲を選択します。
A 「ローター」項目を「編集」に切り替えます。
B 上下スワイプで「コピー」を選び、ダブルタップします。
C 「●●● コピーしました」とコピーした内容を読み上げます。
※コピーした内容は、次のコピーまたはカットをすると上書きされます。
コピーした内容を別の場所に貼り付けることができます。(貼り付けることを「ペースト」といいます。コピーして貼り付けることを「コピーアンドペースト」、略して「コピペ」ともいいます。)
コピーして貼り付ける手順は、以下の通りです。
@ 貼り付けたい範囲を選択して、コピーします。
A 貼り付けたい位置に挿入ポイントを移動します。
B 「ローター」項目を「編集」に切り替えます。
C 上下スワイプで「ペースト(貼り付け)」を選んで、ダブルタップします。
※コピーした内容は、次のコピー・カットをするまで複数回、複数箇所に貼り付けることができます。
範囲選択した部分を切り取ることができます。また、カット後の操作をしない場合は、カットした部分を削除したことになります。
切り取りの手順は、以下の通りです。
@ 切り取りたい範囲を選択します。
A 「ローター」項目を「編集」に切り替えます。
B 上下スワイプで「カット」を選び、ダブルタップします。
※カットした内容は読み上げません。
※カットした内容はコピーの場合と同じく、次のコピーやカットをすると上書きされます。
カットした内容を別の場所に貼り付ける(移動する)ことができます。
@ 移動したい範囲を選択して、カットします。
A 移動したい位置に挿入ポイントを移動します。
B 「ローター」項目を「編集」に切り替えます。
C 上下スワイプで「ペースト(貼り付け)」を選んで、ダブルタップします。
※カットした内容は、コピーと同じく次のコピー・カットをするまで複数回、複数箇所に貼り付けることができます。
ここでは、設定画面内の概要と操作について説明します。
(個々の設定に関する説明は割愛します。)
ホーム画面で「設定」をダブルタップするか、Siriを呼び出し「設定を開く」と話しかけます。
設定の画面は、設定の中の検索と、iPhone全体に関する項目、標準アプリに関する項目、外部アプリに関する項目の順に並んでいます。
項目の中は階層式になっており、1階層目の項目は以下の通りです。
(●のついている項目は、サポート共通設定を行う項目です。)
Apple ID
機内モード
Wi-Fi
Bluetooth
モバイル通信
インターネット共有
通知
●サウンドと触覚
おやすみモード
スクリーンタイム
●一般
コントロールセンター
●画面表示と明るさ
ホーム画面
●アクセシビリティ
壁紙
●Siriと検索
●Touch ID(Face ID)とパスコ―ド
緊急SOS
接触通知
バッテリー
プライバシー
App Store
WalletとApple Pay
パスワード
●メール
連絡先
カレンダー
メモ
リマインダー
ボイスメモ
●電話
メッセージ
FaceTime
Safari
翻訳
マップ
コンパス
計測
ショートカット
ヘルスケア
ミュージック
写真
カメラ
Game Center
その他外部アプリ
左右スワイプ、または指をスライドして項目を選択したときに、
@ 項目名の後に「ボタン」と読み上げる項目は、ダブルタップすると、下の階層に進みます。
A 項目名の後に「オン(オフ) ダブルタップして設定を切り替えます」と読み上げる項目は、オン・オフの切り替えだけで、下の階層やそれ以外の項目はありません。
B 項目名の後に「オン(オフ) ボタン」と読み上げる項目は、ダブルタップすると、下の階層にオン・オフの切り替えと、それ以外の項目があります。
☆項目の種類・説明・操作については「第3章-V-2 読み上げる内容について」を参照
@ 設定画面を進むときには、項目を選択してダブルタップします。
A 設定画面を戻るときには、設定画面の左上にある、「○○戻る」ボタンを選択してダブルタップすると、1つ上の階層に戻ります。
B 「○○戻る」ボタンを選択してダブルタップホールド(またはトリプルタップ)すると、「ポポポッ」と音がして画面左上にその場面に応じた内容のメニューが開き、移動可能な階層が順番に表示されます。
(場面に応じた内容のメニューを「コンテクストメニュー」といいます)
例えば、《設定→アクセシビリティ→VoiceOver→コマンド→タッチジェスチャ》と移動した場合、「タッチジェスチャ」の画面が開いているときには、1つ上の階層の「コマンド 戻る」ボタンでダブルタップホールド(またはトリプルタップ)すると、コンテクストメニューは以下のように表示されます。
(1つ上の階層) コマンド
(2つ上の階層) VoiceOver
(3つ上の階層) アクセシビリティ
(最上位の階層) 設定
C 項目を左右スワイプで選択してダブルタップすると、その階層に移動します。
D 画面の右側や下側などコンテクストメニュー以外の部分をタッチすると、「コンテクストメニューを閉じる ボタン」と読み上げ、ダブルタップでメニューを閉じます。
サポート共通設定は、以下のような理由で行います。
@ 初心者の人に扱いやすい
A サポートの人がサポートしやすい
B サポートの人が変わっても、サポートがしやすい
C サポートの人がいないときでも、電話でフォローしやすい
サポート共通設定をする項目は以下の通りです。
@ 自動ロックの解除と設定(毎回行います)
A 認証の設定
B 画面の設定(※利用者の目の見え方によって設定を調整)
C キーボードの設定
D 音量の設定
E VoiceOverの設定
F ボイスオーバーのローター設定 詳細
G ローター設定項目
H Siriの設定
※項目についている黒丸●は必須で設定する項目、白丸○は利用者に応じて調整する項目です。
画面の設定以外は、共通設定でお願いします。
サポート中の説明と操作練習をスムーズに行うために、サポート中はロックを解除します。
※ロック「なし」のままではiPhoneのバッテリーが早く減ります。終了時に必ず「5分」に戻します。
●サポート開始時、自動ロックを解除します。
●サポート終了時、自動ロックを5分に設定します。
ホームボタンのある機種の場合、パスワードを入力し、Touch ID(指紋認証)を設定します。
ホームボタンのない機種の場合、パスワードを入力し、Face ID(顔認証)を設定します。
また、視覚障害者の場合は注視ができないので、併せて次の設定をします。
●Face IDを使用するには注視が必要 オフ
●画面注視認識機能 オフ
以下の項目は、利用者の見え方や目の状態に合わせて設定します。
○外観モード ライト・ダーク
「ライト」は白い背景に黒い文字で、「ダーク」黒い背景に白い文字で表示します。
○外観モードの自動切り換え オン・オフ
オンにすると、オプションで時間帯を決めて自動的に外観モードを切り替えることができます。
○明るさ
明るさの値を上下スワイプで調整できます。コントロールセンターでも調整可能です。
明るさを0にすると、画面がほぼ真っ暗になり、内容が見えなくなります。
※暗くするとバッテリーが長持ちしますが、人に見てもらう時は、ある程度明るくしましょう。
○True Tone オン・オフ
True Toneとは、周囲の色に応じて、人間が自然光で感じる色に自動的に調整する機能です。
弱視の方は、オン・オフで見えやすい方に設定しましょう。
電池をたくさん使うので、節電するのであればオフにします。全盲の方は節電対策でオフにします。
○Night Shift オン・オフ
夜になるとブルーライトを軽減する機能で、夜よく眠るのに役に立つ可能性があります。
○手前に傾けてスリープ解除 オン・オフ
iPhoneを手前に傾けると自動的にスリープが解除されてロック画面が表示される機能です。
○テキストサイズを変更
文字の大きさを変更します。
○文字を太くする オン・オフ
○拡大表示 標準・拡大
「拡大」はアイコンのサイズなどが拡大されますが、1画面の表示内容が少なくなります。
文字の大きさや拡大などの見た目に関する詳細設定は、アクセシビリティの中で行います。
●iPhoneがロック解除されている場合の表示 「フルスクリーン」を選択
●画面の向きをロック オン
※画面の向きのロックは「コントロールセンター」内で行います。
「画面の向きをロック」をオンに設定すると、縦向きに固定します。iPhoneを横に傾けても縦向きのままです。画面が横向きになるとジェスチャが正しく認識されないので、画面を縦向きに固定します。
(かな入力)
●フリックのみ オフ
※オンにするとスプリットタップ、連続タップができなくなりますので、オフに設定します。
(英語)
●スペルチェック オフ
●予測 オフ
●なぞり入力 オフ
(着信音と通知音)
○音量 音量を上下スワイプで調整できます。
●ボタンで変更 オン
※ボタンで変更をオンにすると、iPhone本体左側の音量ボタンで調整できるようになります。
○音量 VoiceOverの読み上げの声の音量だけを、上下スワイプで調整できます。
●VoiceOver オン
※VoiceOverのオン・オフは、この設定画面以外に、Siriによる切り替えと、ホームボタン(またはサイドボタン)を素早く3回押す操作(トリプルクリック)による切り替えができます。
○読み上げ速度 利用者の聞き取り易いスピードに調整(上下スワイプで操作)
●句読点および記号→現在有効な句読点グループ 「一部の句読点」を選択
「一部の句読点」を選択することで、ステータスバーの時計表示10:00を10時10分と読むようになります。
●ヒントを読み上げる オン
●大文字 「大文字を読み上げる」を選択
●テキストを削除中 「ピッチ変更」を選択
●埋め込みリンク 「読み上げる」を選択
●アクション 「読み上げる」を選択
●その他のコンテンツ 「何もしない」を選択
●コンテナの説明 「読み上げる」「ピッチ変更」「点字」の3つを選択
(表の出力)
●表のヘッダ オン
●行と列の番号 オン
(ローターアクション)
●読み上げを確認 オン
●絵文字を読み上げる オン
●絵文字接尾語 オン
●メディア説明サービス 「スピーチと点字」を選択
●サウンドと触覚→サウンド オン
●オーディオダッキング オン
●通話でスピーカーを自動選択 オン
※オンにすると音声通話中iPhoneを耳に当てていない時は自動的にスピーカーに切り替えます。
●入力モード 「標準入力モード」を選択
●ダブルタップのタイムアウト 「0.50秒」に調整
(スワイプ:2本指)
●2本指で左にスワイプ→「前のローター」を選択
●2本指で右にスワイプ→「次のローター」を選択
以下をローターで操作する項目として選択し、それ以外の項目は選択から外します。
●文字
●単語
●行
●テキスト選択
●読み上げ速度
●音量
●句読点
●コンテナ
●見出し
●リンク
●訪問済みリンク
●フォームコントロール
●ランドマーク
●ボタン
●テキストフィールド
●検索フィールド
●イメージ
●表
●縦方向のナビゲーション
「Hey Siri」と話しかけてSiriを使う場合は、以下の通り設定します。
○“Hey Siri”を聞き取る オン
※オンの設定は、Siriに指示された言葉を話しかけて完了します。
●ホームボタン(サイドボタン)を押してSiriを使用 オン
Siriで電話をしたり、メールをしたり、メッセージを送ったりするには、相手の連絡先にあらかじめ登録しておく必要があります。もちろん、自分のメールアドレスについての設定も必須です。
Siriを使った操作の練習などで使う連絡先として、以下の通り登録します。
《電話アプリ→連絡先→追加》
練習用連絡先)ぽんたちゃん かわいい
※実際に存在する電話番号とメールアドレスです。
姓 ぽんたちゃん
名 かわいい
姓 フリガナ ポンタチャン
名 フリガナ カワイイ
携帯電話 080 2929 0227(※志摩の電話)
メールアドレス ict-request@support.shisyokyo.jp(※志摩のメール)
メールアプリを使うには、「自分のメールアドレス」情報の設定が必要です。
《設定→メール→アカウント→アカウントを追加》
設定はサポートの方にお願いしましょう。
自分のメールアドレスを複数使い分ける場合は、どのメールアドレスをメインで使うかを決めます。(メインで使うメールアドレスのことを「デフォルトアカウント」といいます。メール以外のアプリからメール送信の操作をするときの差出人は「デフォルトアカウント」が選択されます。)
《設定→メール→デフォルトアカウント》
どのメールアドレスが設定されているかを確認し、必要に応じてデフォルトアカウントを変更します。
緊急SOSを使えば、素早く緊急電話をかけて助けを求め、緊急連絡先に通知することができます。
※緊急通報用電話番号(110、119、118)を緊急連絡先に設定することはできません。
緊急SOSの設定には、多くの情報を登録可能ですが、取り扱いには注意が必要です。
自力で登録できない場合、登録が必要であればサポートの方に登録をお願いしましょう。
緊急SOSの登録と使用方法については、以下より情報を確認してください。
iPhone で緊急 SOS を使う - Apple サポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT208076
ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指します。
ここでは、スマートフォンをはじめとするICT関連の用語について、少しだけ説明しております。
※本マニュアルに登場しない項目についても掲載しております。
さまざまな機能がある「賢い電話」のことをスマートフォン、略して「スマホ」という。
iPhone機器本体やパーツなど、形があるものを指す言葉。「ハード」ともいう。
プログラムなど、形がないものを指す言葉。「ソフト」ともいう。
コンピューターに特定の処理などを実行させるために、専用の言語で書いた命令文。
ネットワーク全体に対して、その末端にある利用者用の機器の総称。スマートフォンやパソコンはインターネットに接続されているのでインターネット端末ともいう。
機器を動かすための基本ソフトを指す「Operating System(オペレーティングシステム)」の略。iPhoneは「iOS(アイオーエス)」という基本ソフトで動いている。
機器を目的別に使うための「Application software(アプリケーション・ソフト)」の略。一般的にパソコン用はソフト、スマートフォン・タブレット端末用はアプリと呼ぶことが多い。
iPhoneの充電やパソコン接続用のコネクタ。上下どちら向きでも差し込むことができる。
ケーブルなどを機器に差し込むための部品。端子。
iPhone本体とイヤホンなど、短い距離で使用する機器同士の無線接続の国際標準規格。
CD・DVD・ハードディスク・USBフラッシュメモリ・SDカードなど、形のない情報・データを入れて保管する、やり取りするための装置や物。媒体ともいう。
「Internet of Things(物のインターネット)」の略。家電製品や車など、いろいろなものがインターネットにつながること。外出先から遠隔操作ができるなどの利点がある。
インターネットの会社や団体などのページ。本来は、「最初に表示される」Webページや、企業などのWebサイトの入り口になるページを指す言葉。
一般的に「インターネット」と呼ばれているもの。ホームページなどの情報を共有・検索・閲覧・利用できるようにしたもの全体を指す言葉。Webの一つ一つのページのことを「Webページ」または「ページ」という。会社のページなど、Webページのかたまりのことを「Webサイト」または「サイト」という。
テキスト、画像、動画、音楽などWebページの内容・中身のこと
Webページの情報がある場所の書き方。アドレスともいう。
メールの宛先や差出人を識別するためのアドレス(住所)にあたるもの。
Webページで、別の場所に移動する機能や、その機能を持った項目のこと。「リンク」ともいう。リンク機能で移動した先の場所を「リンク先」、移動する前の場所を「リンク元」という。
光回線の「光信号」から、パソコンやスマートフォンで使う「デジタル信号」に変換する装置。戸建て住宅や集合住宅の自室まで光ケーブルが引き込まれている場合に設置されている。
戸建てや集合住宅まで光ケーブル、各戸・部屋まではLANケーブルが引いてある状態。壁にあるLANポートにケーブルを指すと、機器を接続できる。
電話ケーブルのアナログ信号をデジタル信号に変換する装置で、集合住宅まで光ケーブル、各戸までは電話用ケーブルが引いてある場合に設置されている。
1つのネット回線を行き来するデータを、複数のネットワーク機器に仕分けるための装置を「ルーター」のうち、無線の電波を飛ばすことのできるもの。「Wi-Fiルーター」ともいう。
Wi-Fiは無線LANの規格を指す言葉。
限られたエリア内のネットワークのことを「LAN」(社内で使う「社内LAN」、家庭で使う「家庭内LAN」など)。LANをつなぐためのLANケーブルの差込口をLANポートという。
無線ルーターなどで、ONUやVDSLモデムなど、LANの外のネットワークにつなぐケーブルの差込口。
外部にあるデータを、サーバーからインターネット経由で、手元に移動すること。
新たなソフトウェアをハードウェアに組み込んで、使用可能な状態にすること。
ハードウェアやソフトウェアを導入・設定して、使用可能状態にすること。
使用中のソフトウェアの内容を最新の状態に書き換えること。更新。
使用中のソフトやハードを、より質の高い物に入れ替えること。
ソフトの開発・更新の段階を表す記号や番号。アップデートやアップグレードをすると、記号や番号が進む。
アップデートやアップグレードして、バージョン番号が上がること。
故障などに備えて、データの複製を作って保存すること。
手元のデータを、インターネット経由で、サーバーなど外部に移動すること。
定額制の販売方式。販売する物の数やサービスの回数などではなく、利用期間に対する課金を行う方式。期間中にモノやサービスを利用する権利を買う。例えば、音楽や動画配信など。
クラウドは「雲」のこと。インターネット上にあるソフトやデータ、サービスを利用するもの。例えば、iPhoneの「iCloud(アイクラウド)」やGoogleのGmailなど。
「5th Generation(第5世代)」の略で、新しい第5世代移動通信システムのこと。現在、4G(第4世代)が主流ですが、5Gは4Gの通信速度の20倍になるといわれています。
なお、これまでの3Gは、携帯電話各社とも今後数年以内にサービス終了予定です。
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