市内在住の視覚障害者にパソコン等ICTを指導するボランティアを派遣しています。
画面を見ないでパソコンを操作できるの?、そういう素朴な疑問をお持ちの方も多いと思います。
現在、スクリーンリーダーとよばれる、画面の様子を音声で教えてくれるソフトウェアが進歩しており、視覚障害者でもパソコンを使える時代になってきています。
しかし、音声だけを使ってパソコンを操作することは通常のパソコン操作に比べて専門的な知識が必要です。
たとえば、画面がみえない視覚障害者では、マウスを使わない操作テクニックが必要です。
そんな専門性の高い、視覚障害者のパソコン指導の技術をもったボランティアさんを養成して、一人でも多くの視覚障害者がパソコンを使えるようにすることが本事業の目的です。
平成21年夏からボランティアの養成が始まりました。
そして平成22年4月より、ボランティアの派遣が始まりました。
初めてパソコンを買った視覚障害者の方が最初、電源の入れ方、切り方を練習し少しずつ文字を打てるようになり今では多くの方とメールでやりとりできるようになった。楽しいですよ。そういう声をいただいています。
視覚障害者にとっても、そしてボランティアにとってもいままでの努力が報われる最高の瞬間です。
ちょっとパソコンを使ってみたいと思っている視覚障害者のみなさん、そして視覚障害者のボランティアをやってみたいと思う市民のみなさん。
ぜひ本事業に参加してください。お待ちしています。